| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
ちょいと其処の旦那。アンタが手にしている本は危ねぇ。その本は変幻極まりない人口の妖精圏への入口だ。さ迷い入らぬよう気をつけるこった。それと案内者・谷崎潤一郎にくれぐれも用心しなせぇ。
儂はもう手遅れさ。刺青女の下に転がる屍骸になっちまったよ。
谷崎文学に触れて、日本文学の美しさ、みたいなものの色が増えた。
淑やかで繊細な、ほの暗い人間の色。
『秘密』は題から好い。題が好い。秘密。
『少年』『刺青』は血潮溢れる欲を描きながら、ひっそりと物静かな感じが好いなあとおもった。素敵だ。
『刺青』は、そこまでドぎつい感じは無いけど、完成されてるなあと思う。
谷崎とは女の趣味が合わないせいか、マゾマゾしい作品よりも、『秘密』のような違うベクトルに倒錯した作品が好き。
『母を恋うる記』は凄く幻想的で、夢だというのは分かるんだけど、その夢らしさが存分に活かされているというか。好きだなあ。どうしようもなく哀切な雰囲気、とても好き。
かなり昔に読んだので、実はあんまり覚えてない。
でも、刺青の籠から出ていた足は、今でも色っぽかったと覚えている。
さすがはドM。エロスをよく知っていらっしゃる。
また読んだら続き書こっと!
冒頭、「刺青」という話。
マッドでサディストで腕利きの刺青師が、
筆舌に尽くしがたいほど美しい若き女の背中に、
「完全な」刺青を施し、「完全な」女へと変貌するというごく短い話である。
筆舌に尽くしがたい美貌と、その妖艶さを、文章で記述していく。
それだけでもはや文学であるのだと痛感させられる。
それだけ、と言ったが、それは並々ならぬことであるし、
またそれこそが文学のひとつの醍醐味であるともいえるだろう。
谷崎の選び出す言葉は美しい。
一語一語を味わうようにして読むために、自分の読書のスピードが非常に緩やかになる。
このような読書体験は中々ない。
処女作の「刺青」から,およそ10年後の「母を恋いうる記」まで7編の短編.どれも型にはまっていなくて,強い印象を与えるものばかり.小説の世界にぐいと引きずり込まれる感じ.痛いのが苦手な私には「少年」はかなり怖い.それ故に忘れられない作品になりそう.「秘密」は多分,江戸川乱歩に影響を与えた作品の一つだろう.一番好きなのは「二人の稚児」.同じ境遇に育った二人の対照的な人生がとても印象的.
むか~し読んで手放したのを買い直し。
ほとんど記憶がなくなってたことに愕然_| ̄|○ il||li
でも面白かったす。
それにしてもマゾ文学よねぇぇぇ。
マゾフェチ短編集です。イヤー本当に歪みないですね谷崎潤一郎。
「少年」が恐ろしかった…無邪気なところが怖すぎる。いじめられっこだった友人の姉が覚醒して女王様に変貌し、調教されてMに目覚める少年の話。
谷崎作品をそんなにたくさんは読んでないけど、上品な色気が漂うものが多いイメージだったのですが、これはえげつない…!
夜な夜な女装して出かける男が主人公の「秘密」が面白かった。
匂い立つような妖しく美しい世界にくらくら、最後のほうは少し食傷気味になってしまいました。
全編漂うエロティシズム。「フェチ」があますことなく表現された作品が詰まっています。文学的なエロが読みたい人におすすめ?
「秘密」が好きです。夢の国の女でありたい、幻の国の街角と思っていてほしい、というのは大変良い。「二人の稚児」の最後のシーンもいたく美しかったです。
この本を手に取るのは、勇気がいりました。
けど、読んでみてよかったです。
「秘密」はとくにミステリアスでおもしろかった。
『少年』こわああああああこわすぎてこわかったこわすぎてこわくてこわすぎた芥川龍之介の地獄変を思い出しましたなんとなく 犬が入ってきたまであたりはよかった。光子がキレてから恐怖すぎた やりすぎはよくないですね 『刺青』は処女作でこれってどういうことなの天才ですねやっぱり話は刺青が一番好きでした
人形の曲線美みたいなものに惹かれてしまう人を描く本(森博嗣、コッペリアなど)がありますけど、そのような趣向の黎明期が谷崎潤一郎なのでしょう。
この本を読まずして耽美を語ることなかれ。 初期の短編集。秘密や子供、自伝ともいわれる異端児の悲しみなど、どれも素晴らしいが、やはり刺青は恐ろしい程美しい。 あまりにも短い話しだが、一文、一文全てに無駄がなく、美しく妖艶。 針に悶え苦しむ人を冷ややかに見下し、愉しむ、加虐性愛を持つ刺青師と、美しく脚を持つ女。 彼はその色香を放つ脚を見ただけで彼女の性分を見抜き、望んでいた理想の女だと、ず... 続きを読む »
「刺青」「少年」「幇間」「秘密」の前半4編は理解に苦しんだ。肉体上の痛みや恐怖が耽美への世界へ変わっていくのを自分でも認めようとはするのだが、それには変態的で官能的すぎる。はっきり言ってしまえばSMの世界なのである。解説ではそれを、能に見る「殺しの場」と同様、芸術的感激を与えるものだと言っている。 自伝的作品といわれる「異端者の悲しみ」は一転、作者自身の魅力を知るのに重要である。作品を読む限り... 続きを読む »

『刺青・秘密』は、谷崎潤一郎の短編集である。
『刺青』は、刺青に伴う苦痛の表情に愉悦を感じる、刺青師の尋常でない性癖と、彼の願望である、美しい女に刺青を彫る事が達成された時の艶めかしい情況が見事に描...





