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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101006000
感想・レビュー・書評
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書店に行って、あまりに欲しい本がないので買ってしまった本。
太宰治は二十歳前後に筑摩書房の全集で読み、「書簡集」や太宰治の知人・評論家の関連本まで読んだ。
しかし、ページをめくると太宰の「毒素」がカビ・ホコリのように部屋に「散乱・充満」し、この本はダンボール箱の中に‥‥
「美しいものには、毒がある」
太宰治は、自己責任で読むべし。
数十年後、どう思うかが問題。
この書店に行ったとき、山崎ナオコーラさんの「人のセックスを笑うな」をペラペラめくったが。
だめですね、年代的に‥‥
絲山秋子さんが、限界かも‥‥
しかし小説は、これでいい。
大体、俺は「未来に希望」を持たないので「回顧趣味」が高すぎる。
太宰治は、思い出すのも怖くなった。
俺は太宰治を読むと、ナイフが自分(読者)のクビに当たってしまうのを再認識した。