ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7298
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006031

感想・レビュー・書評

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  • 改めて、読んだ。泣いた。

  • わたしには難しい感じ方ばかりだった
    もう一回読み直す

  • おもろかった

  • 久しぶりの太宰。「おさん」よかった。無残な夫に心底がっかりするおさんを描いた、その夫になぐさめられてしまっている。

  • 6/19が太宰治の桜桃忌だったので、桜桃を読んだ。

    子供より親が大事、と思いたい。
    桜桃では、親が子供より弱いと主張されている。
    確かに、色々と気苦労を背負い込み精神的な負担を持つため、親の方が弱ってしまうことはあると思った。
    私は子供を持ったことはないが、性格のために子供を持つと参ってしまうことが目に見える。

    この作品の登場人物の“父”は妻や子供を大切に思っているからこそ、彼女たちのことで気に病んでしまうのだろう。
    私が病むのも誰かを大切に思っているからなのだ。

  • 男は好き勝手生きている。しかし、彼からしたら生死は好き勝手選べずに、苦しんでいた。女も男は生きてさえいれば何しても受け入れるような忍耐強さに驚く。これも愛なのか、昔の風潮なのか、現代を生きる私には少しも理解できなかった。共感できるところは少なかったが、また一つの生き方としてみると面白かった。

  • ただ生きてさえいてくれればいい。全てを許す人。そんな人は私の周りにいるんだろうか。どうしようもない、という人たちがたくさん出てきて、それを読み進めるどうしようもない私。まだマシかもしれないというかまだマシやろうけどなんか、全て許し受け入れてくれる人がいる大谷より私の方が不幸な気がしてきた。あれなんか病んでんな。ははは。どうしようもなさを改善するとか救うって話じゃなくて嬉しいし悲しい話だった。

  • 面白い!!!!
    妙興寺ブックオフにて購入

  • もしかしたら平凡なほど幸福かもしれない…
    何十年ぶりに読んだけど、子供には勧められないことを改めて確認できた。

  • 長編しか読んでなかったけど、短編も面白い。
    どの作品も本人の様で本人じゃないような、それぞれ似て非なる登場人物を描くのも面白い。

    女性が主人公の方が好みかな。
    心なしか罪悪感強めな印象。クズはクズを自覚した時にクズを超越したクズになる!!

    そして、女は強し。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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