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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
昔読んだことのある本。
青空文庫にあったので読み返してみましたが、文章力には脱帽。
主人公は、どこにでもいるような青年に見えるし、誰もが彼と紙一重であるように描かれている(と私は思っていますが)けれど、この主人公は現代人が越えられない壁を簡単に乗り越えているところが恐ろしいと思う。しかもその描写が酷くあっさりとかかれている。確かに主人公が苦悩していることは思春期であれば大抵の人が似た感覚を覚えると思いますが、彼が疑問にも思うことなく行なっている行動が、大抵の人にはドラマだけの出来事であると思う。
手記という形にしたのは、面白いですね。前回レビューした銀河鉄道の夜もラストの描写が良かったですし、やはり最後の締めが練られている作品は、それだけで評価されて良いと思います。
この話は一種予言めいたものに感じた。
人間誰でもギリギリで生きていてふとした瞬間、堕落に転ずる。
誰もが次の瞬間には人間失格かもしれず、びくびくしてるのだ。
太宰はこの作品で自分自身を告白したかっただけなのだろうか。
自分には読者への忠告も感じられた。
物語の中にまさに自分がいた。
太宰治の苦悩っていうのは、人間誰にでも共通する普遍的な痛みであって弱さであり強さなんだろうなあと思う。
ここから堕落していくのも、現状を維持するのも自分の心持ち次第なのだなあと。
解説にあったような、上昇指向によっては真の反逆は不可能であり、自己の欠如感を深めることで、ごまかすことなく生涯痛みに耐え続ける生き方に、とてつもない魅力を感じた。
いつか読みたい読みたい、と思って読んでなかった。
読んでみると、思ったより読みやすかった。
飛ばし読みだったのもあったかもしれない。
人間、失格。ってところには心に突き刺さるものがあった。
人間とは・・・
一回読んだだけではもったいない作品だと思う。また読みたい。
ついに読んでしまった。太宰の衝撃作。
コメントするのが難しいくらい、哀しく、辛い物語。作者の心情吐露がすさまじく、もう途中で読みたくないのに、でもどんどん引き込まれ最後まで読みきってしまった。
きっと、生涯忘れることのできない作品。
再読。はしがき、あとがきそしてその間にある三つの手記により物語が構成されている。作品の中に自分を見た。初読の感想は未だ廃れる気配もなく胸の中を掻き毟り心を掴んで離そうとはしない。最期の言葉。それだけが救い。
太宰ほど、評価の分かれる作家はいないと言われているので拝読してみた。痛いほど気持ちが分かる内容であり、残念なほど考えが似ている。この本を読みながら、努力していけば、良い悪いは別として、違う結果が待ち受けていることに気付かされた。
己の、読書の傾向(好み)が判断できるものでもある。
間違いなくハッピーエンドより、バッドエンドか曖昧なものを好む傾向がある。
自分と考え方が似てる!って思ったところが数か所あって喜んでいたら解説に「この作品は読んでいる全ての人に自分のことを小説にしているのではないかと思わせる力がある」なんてことが書いてあってがっかり。でもそこまで共感はしなかったけどね。わざとオドけて見せたりわざと失敗したときにそれを読まれて「わーざ!わーざ!」って言われるのは確かに穴を掘って入りたくなるほど恥ずかしいよね。そういう暗黙知を掘り起こすのが太宰は本当に上手いのです。
「人間失格」太宰治
文学。灰色。
@電子書籍 54 冊目。
読みました、人間失格。
こんなふうに苦悩するハンサムになりたかったなあ、と、少しだけ思います。少しだけね。
「恥の多い生涯を送って来ました。」
自分の生涯を流麗に語る才能って、なんなんだろうね。
例えば飲み屋で横に座ったお兄さんが、滔滔と私ごとを喋り始めて、酔いが回るにつれ引き込まれて行って、、
太宰治を読むと、勝手に、低音で抑揚の無い、耳障りの良い声で再生されます。
絶筆『グッド・バイ』も併せて読了。(4)
見つけてしまった。ハマってしまった。この人の魅力に。
魅力的な小説の特徴に「この考えは俺(と作者)にしかわからない」と思わせるという点があげられるが、まさしくこの感覚をずばっと持ってしまった。
僕はここから、この巨大すぎる作者を追いかけるのだろう、そんな気がする。

太宰治があまり好きではないからこの評価。名作ではあるけど、太宰の良さは太宰という人間を理解、あるいは共感できる人間にこそ分かるものだとわたしは思う。
太宰治は、とても人間らしいとは思う。弱く、楽な方...





