- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101010182
感想・レビュー・書評
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漱石の内側を覗き見られる作品
思い出すことなど、はすごい引き込まれる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大昔に読了。内容が薄れてるのでまた読みたい
夢十夜は大前提として夢の中の話なので、少々ぶっ飛んでいる話も多数あって飽きない。
もう死にますのお姉さんの話が好きだった -
阿吽像で知られる仏師、運慶が彫刻する描写にしびれた。
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『文鳥』が好きです。文鳥の可憐な姿や愛らしい様子、昔の綺麗な女性に例えているところも秀逸。時間と共に鳴き声が変化する様や面倒と思いながらも文鳥の存在を意識する主人公(著者?)も可愛らしい。世話を怠ってしまい最後は死んでしまうのが何とも物悲しく、物語全体として美しいという印象。
『思い出す事など』は、著者が修善寺での療養の間に危篤状態となり一度は『死んだ』事から生に対する思いなど感じるままに綴られている。世話をしてくれる人々や心配する身内などに対し優しい気持ちになったり、著名な外国の作家と自分を比べたり。病床にあってじっくり思いを巡らす様子が漱石独特の表現で味わう事が出来て、漱石の文学に触れる上で、その楽しさにより深みが増すように思われた。
『永日小品』も日々の出来事が徒然に語られている感じが良かった。
いずれにしても他の短編も含め、漱石が生きた時代にタイムスリップしてみたいような余韻が残る一冊。 -
漱石は読みやすくて好き ユーモラスだけど切なかったり不穏だったり 夢十夜は幻想的で良かった
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第一夜、素敵
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やはり文章がよい。目に映る光景の移動、音。
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久しぶりに漱石の本を手に取った。
まだ読んだことのなかった、短編集。
良かった!