眠れなくなる 夢十夜 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010519

感想・レビュー・書評

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  • 小路さんのが一番気にいった。

  • 最末の小路幸也 輝子の恋 が素晴らしかった。
    星4はこの作品に対しての評価です。

    それ以外は星2かなぁ。
    自分には合わなかったという意味ですが。

  • 2009年6月に新潮文庫から発行された版を加筆修正した版らしい。
    「こんな夢を見た」から始まる10の短編。
     解説の類いが一切なく、短編が収録されているのみ。
     解説や、せめてこの企画が立ち上がった意図などの事項がほしい。
     私は解説などの周辺知識を読むのが好きなのだ。
     折角本で購入しているのだからそういう特典がある方が読者サービスになると思うんだがなあ。
     解説が欲しいというのは、一部よく分からない作品があったからでもある。
     まあ人の趣味嗜好は色々だから、特に私は選り好みが激しいから、作品に相性があるのは仕方ない。
     
    荻原浩    長い長い石段の先
     
     子供の頃に体験した田舎の山の不思議な経験。
     30数年後に息子が同じような経験をし、血は継承される。
    (私自身は精神を病んだために系譜を繋ぐことはできなかった。自分を省みると哀しくなる)
      
    北村薫    指
     
     学問や人生の成り難さを象徴するかのような夢。
     中国の故事成語のよう。
     
    小路幸也   輝子の恋
     
     何と言っても巻末のこの作品が圧巻。
    『夢十夜』と『こころ』をアウフヘーベン!
       https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/05/08/201725

  • 7月12日読了。
    「こんな夢を見た。」で始まる、現代小説家10名による、漱石の夢十夜インスパイア短編集。

    どれも「眠れなくなる」インパクトのある短編ばかり。だが、ラストの小路幸也さんの話に全部持っていかれた。ほんのり漱石風味でもある気がする。

  • 茄子のやつ好きだったなあ。

  • 漱石の「夢十夜」にならって、10人の作家それぞれの9「こんな夢を見た」で始まる小説集。タイトル通り、眠れなくなりそうなおはなし。

  • 「こんな夢を見た」で始まる10編の夢物語。
    眠れなくなるというほど怖くもない。小池真理子、道尾秀介は好きな作家さんだからか、好みのタイプの話だった。
    アンソロジーはカタログ的でまとまりがなくて、本としての評価はなかなか厳しくなる。
    初読みの小路さんが良かったことが唯一の収穫でした。

  • 作品のテイストに強制的な統一感はなかったようで。
    作者の好みが前面に出ていた。

  • 2017年、47冊目は、隙間読書用にしていたもの。「こんな夢を見た。」で始まる、夏目漱石の『夢十夜』(文学音痴の自分は原典読んでません。)にインスパイアされた十作家によるアンソロジー。

    「眠れなくなる」とお冠があるので、ホラー系の作品達を期待したが、ホラー度は低め。抽象的作品、ダークファンタジー的作品が多め。

    ラストの小路幸也『輝子の恋』が★★★★☆。後は★★☆☆☆~★★★☆☆の作品ばかり。全体としては、オマケの★★★☆☆。

    小路幸也は『七つの死者の囁き』収録の『最後から二番目の恋』も良かったので、『リライブ』は来年読む候補としよう。

  • 請求記号 913.68/A 94

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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