あらくれ (新潮文庫)

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著者 : 徳田秋声
  • 新潮社 (1949年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101012025

あらくれ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • この小説は、同氏の長編作品です。また、映画化・単発ドラマにもなっています。
    お島は、東京近郊の農家の養女として育てられ、長じて、養家の勧めるままの結婚を拒絶して家を飛び出す。缶詰屋と結婚・離婚、地方の旅館でその経営者と関係を持ったりという日々を経て、洋服屋と結婚する。お島は共働きの生活に生きがいを得たが、夫の凡庸さに愛想を尽かし、独立を決意する小説です。

  • 表紙裏
    盲目的な好悪と利欲のままにさまざまな男と関係し流転を重ねてゆく、勝気で向かう意気の強いお島を主人公に、純粋客観の立場で女性描写の妙を最高度に発揮した本格小説。無理想、無解決という日本自然主義文学の標語にふさわしく、半生でポツンと切れてあとは底知れぬ茫洋たる人生を暗示する。「新世帯」「足迹」「黴」「爛」と続く著者の円熟期の頂点に位置する作品である。

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