遠くの声を捜して (新潮文庫 や 28-9)

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  • 新潮社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101018195

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な作品です。ついに主人公ともいえる女性は姿を現しませんでした(ネタばれですね)。
    解説を読むと「愛の形」といった言葉が出てきます。でも私には判りませんでした。いったいこの作品で何が言いたかったのだろう。
    声の女性は何か不幸を抱えているようです。しかし、だからといって恒夫を引きずりまわすのが許される事でもなく、まして愛の形とも思えません。ただの我が儘。そう考えてしまえば、この作品は。。。。どうも、納得できませんでした。
    ただ、どこか不思議な魅力を抱えていることも確かなのですが。

  • 山田太一さんが本も出していたと知らなかった。この本も、あげます、のとこからうちに来たと思うけど、いいものに出会えた。是非他の作品も読んでみたい。本作品はSFチックな恋愛?っぽい感情が描かれてる。何かわからないから人は心惹かれる。平成四年の作品だが、あまり古さを感じなかった。

  • 河合隼雄さんの書評で薦めていたので読んでみた。

  • 「異人たちとの夏」に続いて読んでみた本です。
    悪くもなく良くもなく、という無難な仕上がりでした。

    とっつきやすく、脚本家「山田ワールド」を知るには、この本がオススメです。

著者プロフィール

1934年、東京生まれ。大学卒業後、松竹入社、助監督を務める。独立後、数々のTVドラマ脚本を執筆。作品に「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」他。88年、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。

「2019年 『絶望書店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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