読書と人生 (新潮文庫 み 5-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101019031

感想・レビュー・書評

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  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18383

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN06123020

  • 哲学者の三木清によるエッセイ集。メインはやはり「如何に読書すべきか」だろう。第二次世界大戦前に学生に向けて書かれたものだが、内容は決して古びていないどころか、いまの時代だからこそ傾聴に値するように思う。

    青空文庫文庫版「如何に読書すべきか」
    https://www.aozora.gr.jp/cards/000218/files/50535_37478.html

  • 著者とその周囲の人々の、ひたむきな勉強ぶりに圧倒されました。
    「如何に読書すべきか」の項目が、ためになりました。

  • 自分にとつて現實的に問題になつてゐないことを、それが流行であるからといつて、或ひはそれについてひとが論じてゐるからといふので、問題にしたのでは、わからないものになるのは當然であらう。

  • 2014/09/29 読了

  • 三木清と読書。

  • 中学の課題図書で読んだ、読まされた「人生論ノート」
    なんだかむずかしいイメージが定着して、なかなか手の伸びない作者だったけれど、カバーにある「-日本ファシズムに抗し、無法な拘禁の下に獄死したー」に興味をそそられて。単純だね。

    相変わらずむずかしく、知らない専門用語があちこちに出てきたけれど内容ある1冊。
    「原典を原書で」
    この言葉はアメリカに来てから身にしみたもの。
    翻訳小説は退屈で嫌いだったのだけれど、英語で読んでみるとおもしろい。文章にかかれていないビートを感じることができる。

    あと、西田幾太郎の横顔を描いた『西田先生のことども』も好きだ。

    ありがとう。

  • 古典の重要性の実感。
    また、哲学への面白さを実感。
    生き方自体に、羨望と劣等感を抱く。
    さまざまな書物から学んでいこう。
    もちろん、人からも同じように。

  • 1984.11.21

  • 近代日本の歴史哲学の草分け・三木清。日本ファシズムに抗し、無法な拘禁の下に獄死した。

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著者プロフィール

明治三十(一八九七)年兵庫県生まれ。京都帝国大学で西田幾多郎、波多野精一、ハイデルベルク大学でリッケルト、マールブルク大学でハイデガーの教えを受ける。大正十五(一九二六)年三高講師を経て、昭和二(一九二七)年法政大学教授。翌年、羽仁五郎と「新興科学の旗のもとに」を発刊、同年の「唯物史観と現代の意識」は社会主義と哲学の結合について知識人に大きな影響を与えた。昭和五(一九三〇)年共産党に資金を提供した容疑で治安維持法違反で検挙、入獄中に教職を失い著作活動に入る。以後マルクス主義から一定の距離を保ち、実在主義と西田哲学への関心を示す。昭和十三(一九三八)年には近衛文麿のブレーンとして結成された昭和研究会に参加、体制内抵抗の道を摸索したが挫折。昭和二〇(一九四五)年三月、再度、治安維持法違反容疑で投獄、九月獄死。未完の遺稿に「親鸞」がある。主著に「パスカルに於ける人間の研究」「歴史哲学」「構想力の論理」(全二巻)「人生論ノート」のほか、「三木清全集」(全二〇巻、岩波書店)がある

「2022年 『三木清 戦間期時事論集 希望と相克』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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