憑神 (新潮文庫)

  • 2497人登録
  • 3.54評価
    • (198)
    • (366)
    • (608)
    • (63)
    • (13)
  • 381レビュー
著者 : 浅田次郎
  • 新潮社 (2007年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101019246

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

憑神 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今回の憑神という作品ですが、映画化もされた作品です。

    主人公の武士にさまざまな神様が憑くという物語。

    それも普通の神様ではありません。

    貧乏神に始まり、疫病神、終いには死神まで・・・

    ちょっと可哀想と思っていまいましたが、
    主人公はめげず、時に神様に立ち向かい、時に人に擦り付けw、またある時は運命を受け入れる。

    ラストでは少しジーンと来てしまいました。
    個人的には好きな作品です。ぜひ読んでみてください!

  • 貧乏神・疫病神・死神と、ひょんなことで取り憑かれるはめになった一人の武士の話。

    コメディタッチの始まりだが、ラストの結末に向かう疾走感は圧巻。

    読後、清々しい気持ちになった。

  • 読むのは3回目。時代小説だから、普段は聞かないような言葉が多いけど、そこも好き。異文化に触れているというか。
    彦四郎がおつやを受け入れるシーンは何度読んでも好きだなぁ。

  • 現在の泣ける映画・小説ブームの先駆けは浅田次郎の「鉄道員」じゃないかと思っている。
    私はそういう一連の「泣ける」モノにあまり興味がなく、どちらかと言えば冷ややかな目で見ている。この本を買ったのは妻だ。私ではない。でも、話題となってる以上読んでしまう自分が悲しい。
    途中まで読んでいてこのストーリー展開は星新一だなと思った。拝んではいけない祠を拝み、貧乏神・疫病神・死神に次々憑かれる不幸な男。
    しかし、星新一ならその不幸を幸運に変えていくスノッブな展開で終わるだろうが、浅田次郎は違った。幕末を舞台に武士道を軸として泣ける話に仕上げている。
    ただし、この展開で泣くには主人公の考える武士道の何たるかを理解せねばならない。その部分が説明的で泣くためにはその部分をしっかり読まねばならぬ。泣くことに興味がない私には苦痛だった。
    貧乏神・疫病神・死神に次々憑かれる不幸な男の話を筒井康隆で読んでみたい。そう思った。

  • エンディングはまさに葉隠の「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」で、爽やかな涙を誘う。
    物語を見事に終わらす力を持つ作家だなぁと感じた。

  • 「限りある命が虚しいのではない。限りある命ゆえに輝かしいのだ」

    腐敗と、慢性的な疲弊に沈む現代日本では
    バカ正直に真面目に暮らしているようでは、良い暮らしにはありつけない……。

    本作の舞台・幕末の江戸でも同じ。
    真面目過ぎてお人好しですらある主人公が
    ツイてない人生に翻弄されながらも
    「自分らしくどう生きるか」を成長しながら見出す物語。
    憑神に取り憑かれる主人公や
    粋な江戸のユーモアをたっぷり織り交ぜたドタバタ劇かと思いきや
    読み手に「あなたの『人間を人間たらしめる真理』は何か?」と問いかける。
    心温まるストーリ。名作。

  • 貧乏神、疫病神、死神の三巡稲荷に憑かれた御家人が将軍の影武者として死に場所を見つける

  • 読むのが面倒になった。断念します。

  •  幕末時代小説、嫁ぎ先の策力で出戻った貧乏御家人別所四郎がひゅんなことから貧乏神、厄病神、死神の3人に憑りつかれるというお話し。

  • ちょっと雑いほうの浅田次郎

  • 期待していたほどにはのめり込めなかった。主人公が最初から最後まで立派なままだからかなあ。
    でも浅田さんだし、やっぱり終盤にはちょっと胸が熱くなりました。言葉遊びもおもしろいし。
    表紙の3人の神様の姿にほっこり。

  • 6月-12。3.0点。
    貧乏侍が、あるきっかけで貧乏神に取り憑かれることに。
    貧乏神だけでは無く、他の神にも取り憑かれ。
    まあまあ面白いが、紹介にあったように感涙とまでは
    行かなかった。

  • いいです!とってもいいです!さすが浅田次郎さん!

  • 時は幕末の江戸
    貧乏御家人の彦四郎。
    酔っぱらってたまたま拝んだ小さなボロボロの祠

    これがとんでもない神様がおわす祠だった・・・

    裕福な商人のなりの貧乏神
    立派な体躯の横綱力士風の疫病神
    いたいけな童女の死神

    おたおたしながらも、「武士としての自分」を貫き通そうとする主人公が、間抜けながら格好良く見えてしまう

    軽快な文章で読みやすい

  • 不覚にも後半のほうでうるっときてしまった。たぶんうるってきてしまったのは、散々幕末ものを読んだからかもしれない。方向性としては、司馬氏の翔ぶが如くのようなことを訴えたかったのかもしれない。そう、武士の世の終わりである。

  • 江戸末期、憑神により不幸になるけれど権現様になり替わり最後に一花咲かせる話。
    面白いけどただそれだけのはなし

  • どんなにひどい輩に対してでも
    「宿替え」をして災悪を肩代わりさせる、、、
    のは
    どうなんでしょう?

    話しは面白かったが
    そこだけはずっと心にひっかかっていた

    最後がそれならまぁ良い?
    イヤ、やっぱりなぁ〜

  • 2015年12月18日読了。

  • 読んで良かった。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。

    【キーワード】
    文庫・神様・妖怪・ファンタジー・映画化

    【映像化情報】
    2007年6月23日映画化
    出演:妻夫木聡・夏木マリ 他


    ++2+1

  • やっぱり浅田次郎はうまい!文章の職人。鉄道員(ぽっぽや)で見せた燻し銀の文章から一転、落語調の歯切れ良い語り口が楽しい。

    正直者で要領の悪い主人公が、ひょんな事から憑依された貧乏神、疫病神、死神たちの災厄を逆手にとって出世してゆくプロットはユニークで痛快。
    また随所に散りばめた落語的なくすぐりで笑いを誘う一方で、お得意の泣かせ所も忘れない。大作ではないが落語好きには間違いなく楽しめる佳作。

    ほんと誰か落語でやってくれないかな?そのまんま使えそう。でも「真景累ヶ淵」どころじゃない2時間超える長尺落語になるかも。

  • 2007年7月11日読了。

    「抱腹絶倒にして、感涙必至。」
    映画化が決まったと知ってから探しまくったんだけど、やっと見つけたのが劇場公開してからってどうよ。話題に上らないと誰も読まないとでも言うのか。

    幕末江戸。出世の道をしくじって実家に出戻った別所彦四郎。ふとしたことで見つけた「三巡稲荷」の祠に神頼みをしてみると、続々と出てくるは、貧乏神、疫病神、死神。ただでさえ不幸なところに度重なる災難。

    不幸の元となったところに貧乏神と疫病神を「宿替え」とはなかなかうまい手だとは思ったが、そのせいでやはり自分の周囲に及ぶ不幸。最後の死神を宿替えしない、逃げも隠れもせぬと決めた彦さんは、本当の漢だね。息子への言葉が涙を誘う。



    「限りある命が虚しいのではない。限りある命ゆえに輝かしいのだ。……」

  • 2015/04/20
    貧乏神、疫病神、死神に憑かれる武士の話。
    誰もが憑いて欲しくない神様達を味方につけてのし上がっていくサクセスストーリーなのかと思ったが、その実は武士の生き方や精神の美しさ、格好良さを描いた物語。
    ラストの彦四朗が格好良すぎる!

    資格試験勉強明けにマンガ感覚でリラックスして読めた。いい本でした。

  • タイトルからして、陰陽師的憑物落とし的な内容かと思っていましたが、全くちがいました(笑)
    彦さんの武士ぶりには頭が下がります。

  • 久方ぶりに楽しい本に出会ったカンジ。「限りあるからこそ輝かしい命」には泣けた。まさに抱腹絶倒にして、やがては感涙、男彦四朗!浪曲がごとき

全381件中 1 - 25件を表示

憑神 (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

憑神 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

憑神 (新潮文庫)の作品紹介

時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。

憑神 (新潮文庫)の単行本

憑神 (新潮文庫)のKindle版

ツイートする