- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101020037
感想・レビュー・書評
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生活の中で切り離せず、誰しもがその萌芽を少し思いながら読めるのではないかと。
どこか意固地になるような思いは少しながら共感しつつ、この時代でもよく聞くような自信の持ち方と軽蔑的な視線など面白い。
日本に直接的な表現はないのが、ドイツでの大胆さなど見比べるのも考えさせられるのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「僕は先天的失恋者で、」という文句、さすが鷗外。
きんとんのエピソードがかわいらしい。
ずっとIt's a sexualismだと思っていたけれど、ラテン語でした。 -
そんなに性的なことは深く描かれていなかった。
思ってたのとはだいぶ違った。 -
これで発禁かあ…
やっぱり男子校の描写がまずいのかなあ? -
金井くんが小さい頃に近所の母子が嫁入り前に、と眺めていたエロ本?が見えた経験に始まり、性にまつわる体験?とかを書いたもの。別に、際どいことも書いてないし、正直、現代からするとたわいないことなんだけど、どうやらこれが載った雑誌は発禁?になったらしい。昔も今もあんま変わらないんだな〜なんて。
ただ、金井くんは鴎外をモデルにしてるっぽいけど、どんだけ神童やねん‼って突っ込みたい(笑) -
物語的でなく話がつまらない上に注釈責めにされて、読むのがしんどくなってしまった。
なんとなく、古文の模試を思い出した。冊子をぴらぴらさせて読む面倒臭さ!
しかし装丁がとても素敵で、勢いで買った後悔も抑えられます。 -
課題図書。自然主義との対比としての課題だったので、アンチ自然派小説としていえばそう訴えたいのはわかるけれど、そこまで捻くれて回りくどくせずにもっと正面切って主張していいんじゃないかと思う。
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私小説でしかもテーマが性欲的生活=オナニー小説以外の何物でもないと思いました。そりゃあエロくなくても発禁くらうよ。昴で書こうと思った鴎外の変態思考についていけない。住み分け出来ない人が昔から居たんだな、と感慨深い気持ちになりました(笑)
あと注釈大杉。何でドイツ語とか英語とか使ってくるの?日本語で書くならある程度の一貫性を持たすべき。鼻につく。