文豪ナビ 芥川龍之介 (新潮文庫)

制作 : 新潮文庫 
  • 新潮社
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本棚登録 : 375
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101025001

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり芥川は魅力的な人。ゾクゾクするほどの色気があるもの。彼にも、そして作品にもしばらく抜けられそうにないほど恋してる。

  •  文豪ナビは他に「三島由紀夫」を買っているが、そちらは読み通していない。未読の長編が多いので、先に読んでからという気分が働いてしまう。その点、短編メインの芥川は有難い。

  • 芥川龍之介入門本
    色々作品読みたくなる

    ブックオフにて取り寄せ

  • 芥川を取り急ぎ知るのにちょうど良い感じ。読みたくなる本もできた。そして飛び火で鴎外さんも読みたくなった。

  • 最後近くあるコラムで紹介されている、後に結婚した文(ふみ)に当てた、鋭利で知性鋭い芥川が書いたとは思われない、まるで小学生が好きな子に宛てたような素朴な手紙が胸を打つ。

  • <目次>
    超早わかり!芥川作品ナビ  木原武一
    10分で読む「要約」芥川龍之介
     名作短編集 『鼻』『芋粥』『藪の中』
     『地獄変』『杜子春』『戯作三昧』
     『玄鶴山房』『河童』『歯車』
    声に出して読みたい芥川龍之介  齋藤孝
    芥川を熟読する作家による熱烈エッセイ
     阿刀田高 ここから入ろう 短編小説の典型
     梨木香歩 命がけの実験
    評伝 芥川龍之介 島内景二
    コラム1 基地の街・横須賀を歩く
    コラム2 芥川龍之介の恋文
    コラム3 芥川龍之介の遺書
    コラム4 鎌倉から江ノ島・鵠沼



    2015.09.27 借りる
    2015.10.15 読書開始
    2015.10.17 読了

  • 高校生の頃に「羅生門」と「蜘蛛の糸」を読んだ。
    主人公の悪へと堕ちる直前の心の迷い、足元に常にヒタヒタと広がっていて、今にも足をすくわれそうに感じられる物語全体に漂う真っ黒い闇。
    そんなものにゾッとして、また妙に身をつまされる思いもして、芥川は恐ろしかった。

    昨年偶然に「侏儒の言葉」を読むことになり、なんだか芥川を深く知りたくなってナビを読むことに。

    …これはすべての作品を読まねば。理由はよくわからない。なぜか惹かれる。「地獄変」、「薮の中」は今すぐにでも読みたい。
    そんな自分がちょっと恐ろしい。

  • この本を読むと、代表作が伝えたかったメッセージをざっくりと理解できます。それに、芥川龍之介の本を1冊も持ってなくても、この中に代表作の短い抜出が少しあったので、これだけでも楽しめます。
    阿刀田高さんが書いた、芥川龍之介の良さを解説するところも面白くて、読みたくなるものでした。
    また、斎藤孝さんの執筆した、「声に出して読みたい」名作の部分も面白くて、今日抜粋されたところを音読していました。確かに、芥川龍之介の文章は次の言葉に自然と流れる。美しいかも。
    他に評伝やコラムもあって、芥川龍之介という人物像に迫ることができました。

    もしかすると、現代文学と違って、こういう文豪たちの作品っていうのは著者自身のことをある程度知らないと、味わいがないのかな・・・?
    分からん・・・

    ★★★★☆

  • 梨木香歩のエッセイから自殺の理由を垣間見た気がする。磨き上げる丹念さ。「言葉なんてどうせ舌先三寸のもの、であるならその言葉を使って」

  • ナビ本なので引用なし。

    『六の宮の姫君』(北村薫)を読んで以来、俄然芥川が身近に感じられるようになった。
    一言でいうと、凄く興味を持ったのだ。
    なので、そんな時に目の前にあった文豪ナビは一生懸命読んでしまった。

    『六の宮の姫君』と同じような箇所に触れていたり、当然菊池寛にも触れてたりする辺り、あの物語を思い起こしたりして、凄く良かった。
    とにかく芥川を身近に感じることができたのだ。
    その意味で、非常に良い1冊なのでした♪

    【8/11読了・初読・先生蔵書】

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