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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
男のずるさにいらつきながらも何一つ捨てられない気持ちに共感し、おかよの強い自我にあざとさを感じながらも一途さにあこがれ、おはんの怨まぬ姿に哀しさを感じながらも美しく目に映る。傍にいることをあきらめて男の永遠の女性になるなど、私にはできそうにもないけど。
”(元)妻のおはん”と”愛人のおかよ”との間で揺れる、優柔不断なバカ男の話。 昔言葉なので多少読みにくさはあるが、男の語り言葉の柔らかさと美しさは秀逸。 こういうダメな男って、捨てられないんだよなぁ~と思いながら読む。おはんの気持ちはわからなくもないが、哀れでちょっと怖い。 子供のためと思ったことが、結局は死なせることになり、自らも男の前から姿を消してしまうことに。うそつき男を信じたばっかり... 続きを読む »
のらりくらりとした花屋の店の主人、前妻と今の妻への気持ちが、風のようにコロコロと変わっていく様の描き方・・・
すごいよぉ~。
男が誰かに告白しているような形式なんだけど、その文章はまるで散文で、川の流れのように、片流れの日本画の様。
もって回った京言葉も、なんだか雅やかです。
一人の優柔不断な男として、自分の気持ちに素直なんだけど、はたしてそれは世間や他人様に対してどうなのか・・・
まぁそこは置いといて、、
ハッと突然様変わりし、自分で自分の気持ちがわからない、そんな男の、、人間の不思議さ、心もとないいい加減さ、その気持ちに裏打ちされた無責任な行動が・・・なんだか悔しいけど愛しい、そんなお話でもあります。
読んでて途中イラってするんですが、人間だもの、っていう気分にもなる不思議な作品。10年の歳月が流れていると思えない破たんのない作品です。
加納屋が“おはん”と“おかよ”へ揺れ動いた心情を語っている。
加納屋がおかよさんへ夢中になっている時、おはんは妊娠して子供を産んだ。
失ってから自分の気持ちに気づく。
わかったときにはもう遅い。
「人にもの問われても、ろくに返答もでけんような穏当な女」である主人公“おはん”は、夫の心がほかの女、芸妓“おかよ”に移ったとき、 子供を身ごもったまま自分から実家に退いた。 おはんとおかよ、二人の女に魅かれる優柔不断な浅ましくも悲しい男の懺悔。 頽廃的な恋愛真理を柔軟な感覚と得意な語り口で描き尽くし、昭和文学の古典的名作とうたわれた著者の代表作。 著者が10年をかけて書き上げた作品。 ... 続きを読む »
文句なしに、大好きな本です。
10年もかけて書かれているのに、最初から最後までブレていないのがすごい!!
関西弁に似た独特の語り言葉も、とても美しいと思います。
男性の声で、朗読してもらいたいです。
いいなああ!!
文章がうますぎる!!
ひきこまれます。
しかし、おはん。
貞淑すぎ!貞淑すぎでしょ〜!?
愛人に夫をとられた妻おはん。7年ぶりに再会した夫に恨み言一つ言わないで抱かれる。何ー?!
男が再びヨリをもどそうと言い始めると愛人に遠慮してみたり、どうにも押しが弱い・・・こんなダメ男になぜっ!
控えめなんて言葉が生ぬるいような女が主人公。愛人に心変わりした旦那を見て、妊娠中に実家に退いた。二人の女を揺れ動く優柔不断な男と女の物語。






