マチョ・イネのアフリカ日記 (新潮文庫)

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著者 : 西江雅之
  • 新潮社 (1987年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101028118

マチョ・イネのアフリカ日記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 母親の恩師の本。数度に及ぶアフリカ滞在の中の幾つかのエピソードを抜き出した本。都会化の波が及ぶアフリカに住む様々な人たちが描き出されていて、行ってみたい、と憧れる。

  • (2003.11.09読了)(1987.06.28購入)
    西江雅之さんと、川田順造さんをいつも混同しています。アフリカの言語を研究しているというところが共通している所為かなと思います。川田さんの本は何冊か読んでいるのに西江さんの本はまだ読んでいませんでした。
    マチョ・イネとは、スワヒリ語(のナイロビ裏町言葉)で、「四つ目」の意味だそうです。眼鏡をかけた西江さんにつけたあだ名ということです。
    アフリカ・ケニアにおける著者と現地の人々との交流の様が文章と写真でつづられています。本の半分ぐらいのページがカラー写真で、多くの場面に息子さんのアレン君と現地の人々が写っています。この方が人々にカメラを向けやすいのだろうと思います。
    海岸線の町、マリンディでの話。10数年前には、おわんを逆さに伏せたような家に住み半裸で暮らしていた人たちを再度訪ねてみた。小さな男の子は大きくなりシャツとズボンを身につけサングラスをつけ、新聞を読み、海岸のキャンプ場でみやげ物を売っていた。砂浜では北欧からの人びとが全裸に近い姿で太陽を楽しんでいる。土地の新聞ではヨーロッパの人たちの浜辺での全裸の姿をめぐって野蛮・文明論争が行われていたという。
    裸は野蛮だといわれて、服を着るようになったアフリカの人たちの前で全裸で遊ぶヨーロッパ人たちはいったいどういうことなんだと思われても不思議はないかもしれない。
    ナイロビの中華料理店での話。最近日本人のお客が増えたので、日本語のメニューを用意したというのだが、中国語のメニューはまだないという。店の主人は中国人なのであるがアフリカ生まれなので中国語を知らないのだそうです。店の客は、ニューヨーク以上に人種の坩堝状態だということです。その店の客である娼婦のはやり言葉は「サイコウ」だったそうです。
    外国の観光地ではよく「安いよ、安いよ」「三ヶ月月賦」「バザールでごザール」などいろいろ聞きますが、ナイロビでは、サイコウとは!
    民族舞踏公演の話。ナイトクラブで、民族舞踏公演が行われるというので見に行ったのですが、6時間待っても始まる様子がないので、一旦帰って翌日聞いてみたら、確か真夜中ぐらいにやりましたよという返事だったとか。アフリカポレポレ(ゆっくり)の事例だそうです。
    どんどん変貌を遂げてゆくアフリカの生活が述べられています。ちょっと寂しい気もします。

    著者 西江 雅之
    1937年 東京生まれ
    早稲田大学政経学部経済学科、文学部英文科卒業
    言語学者、文化人類学者

    (「BOOK」データベースより)amazon
    著者はナイロビ裏街の人々から、マチョ・イネ(四つの目)と呼びかけられる。石器からハイテク機器の時代まで、疾風のように変化をとげたアフリカを見守ってきた、眼鏡をかけた著者への親しみのニックネームである。東アフリカでの人々との交流を、ペンとカメラと瑞々しい感性で綴った叙事詩的フィールド・ノート。

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