色彩の息子 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036137

感想・レビュー・書評

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  • 山田詠美を読みだしたきっかけ

  • 色がモチーフになっている、というだけでも嬉しい短編集なのに、頁の合間に色紙が挿入されている装丁もまた心憎いのです。時々取り出してはついつい読み返してしまいます。

  • 12色の色を奏でる12の物語。山田詠美さんは人の心の中を色んな視点から見れる人だと思う。

  • やっぱり暴かれて痛い、けど
    隠している部分を
    緻密に観察して描写することで,
    醜くて腐臭のするようなそれを
    彼女は丸ごと愛おしんでくれている。
    気がする!
    最初のが一番印象的だったかな?
    色としては銀が一番残ったけど。
    鈍く発光するうつくしいしろがね。


    読み終わって、
    改めて人間のいやな部分ばかり見せられたのに
    今までより綺麗で愛おしく映るのはなんでかな?

  • 色のついた紙がはさまっててちょっと嬉しくなる。表現力は相変わらず素敵。でもセックス場面が必ずといっていいほどある(他の作品も含めて)のがだんだんだるくなる。

  • 短編集。「黒子の刻印」が過去問をやっていたら出てきて気になったので読みました。それぞれの話に色がついています。さりげない残酷さ。

  • 色にちなんだ短編集。色紙が挟まってる。

  • こころに刺さるような部分がいくつかあった。
    自分にも思い当たる節があったりした。

    山田詠美は
    ときどき人間の醜さをものすごくリアルに描く。

  • 色紙が綴じてあるの、新しい。
    それしか覚えてないから、要再読。

  • こわい。
    でも結構リアルなのかも知れないと思うと人間不信になるね。

    読むタイミング間違えるとやばそう

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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