放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

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著者 : 山田詠美
  • 新潮社 (1995年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036151

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有効な左矢印 無効な左矢印
山田 詠美
綿矢 りさ
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放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 忘れもしません。
    高校3年生の夏休み、大学進学を選ばなかったわたしは、猛勉強する友人の中でひとり、やることもなく、読書に没頭していました。
    そのとき出会ったのが、この本。
    初めての山田詠美先生の作品でした。
    オムニバス形式で読みやすく、主人公の周りの恋愛模様が、繊細に描かれ、映像が頭の中に鮮明に思い浮かべられた、そして、何より、わたしも恋がしたいと胸がきゅんきゅん、ときめいて、読み終わった後の充実感が素晴らしかったことを、随分経った今でも忘れることが出来ません。
    読み返したいのだけれども、実家でどこにしまったのか分からず、行方不明、図書館で借りてでも、また何度でも読みたい作品、何年経っても色あせない、そんな1冊です。

  • 芥川賞を受賞した綿矢りさ、金原ひとみが
    ともに影響を受けたという。

    非常に詩的かつ感傷的な作品。

    恋愛に憧れつつも
    傍観者にしか過ぎなかった私が
    最後には当事者に変わる。

    恋は人を変え、想いを変える。
    焦りや高揚、平穏や安心、悲しみ
    そういった
    多感な女子高生が
    追い求める
    何か形にならないものが
    この本のなかには
    書き記されているのだと思う。

  • 高校生の時に出逢いたかったな、と思った作品です。
    放課後の女子高生たちの、周りにはちょっと秘密な恋のお話。
    女の子たちは、いつでもどっかに秘密を持ってるんだね。
    『女の子は誰かに見せるためではなく、自分のための小道具を持っている』
    ってあったけど、私には何かあるのかな…?
    名前の出ない、純一くんのお話の女の子が好き。
    私からも、恋の香りが漂うような素敵な恋愛したいな。

  • 読み終わって、思わずため息が出ました。このときの私の胸中を表す言葉はとても綺麗で良い言葉ばかりだったと思います。また、それによって心が満たされたという表現がぴったりに思いましたし、そういう言葉に似合う感情の湧き上がりが止まらなくて、その溢れを吐き出すという意味を持って、ため息が出ているようにも感じました。
    この本を読んで学べたことや感じたことをうまく吸収できれば、きっと女の子としても、女性としても、その人自身の「品」が上がるような作品なんだと思いました。
    登場人物の年齢もあって、山田詠美さんの小説は、高校生のうちに読んでおいてよかったと思わせるものが多いなと、つくづく思いました。

  • 高校生の時何度も読み返した本。幼さと大人っぽさが共存する少女たちが魅力的でした。

  • 中学校の頃に図書室で読んでから今まで、
    もう本当に何度も何度も読み返した本です。
    好きすぎてたまらないです。
    読むたびにうっとりしています。
    この本に出てくる女の子って、みんなとっても魅力的なんです。わたしもう25歳なのに、気持ちはいつも初めて読んだ中学生のときのまま。だから今読んでも彼女たちに憧れちゃいます。
    これについて語ったら止まりません!
    読後抱きしめたくなるような、とっておきの本です。

  • なんとも甘酸っぱい小説。若い感性に溢れています。

  • 山田詠美さんは始めて読みました。

    高校生の少女が、友人達の恋を通して大人の恋を知ってゆく。
    その1人1人の恋が、とっても色っぽく、美しく、甘やかに描かれています。

    私は数年前に経験した年齢でしたが、もう、全然違う。
    友人どうしでどこまでいったの、なんていう話はしたことなかったなあ。
    私自身、主人公と同じで全く恋愛なんてしていなかったし。
    だからこそ、あの年齢のころに出会いたかったなーと思う物語でした。

    でも、こんな美しくてまっすぐな恋愛ってできるのか。
    私だったら、もうちょっと俗っぽくなってしまいそうだ…。

  • 主人公同様17歳のときに読んで、五年経った今再読しました。


    私が山田詠美さんを好きになったきっかけを与えてくれた作品です。


    8編の物語が収録されてますが、物語の中で、主人公は大きく成長していきます。


    それにしても、彼女に影響を与える女の子たちは、年齢的には女の子だけど、精神的にはとても大人だなー。

    22歳の私なんかより。

    私にも小道具はいくつかあったけど(勝負なんちゃら的な)

    不特定多数を意識したあざといもんだったかも。


    あとがきで詠美さんは無駄遣いをしないといい大人にはなれないっておっしゃてます。
    なあんにも考えずに、恋や友情にうつつを抜かしてほしい。


    私の放課後たちはどれも大切なものだったんだね。
    少しは大人になったのかなあ。

  • 高校生の時に読んだ本。

    自分とは別世界の話だったけど、とても引きこまれた。

    華奢なゴールドのアンクレットが欲しいと思った。

  • 主人公“わたし”を通して、恋の風景が垣間見れる、最上級の恋愛小説。

  • 私がいつもジントニックをオーダーする理由のひとつ。

  • 甘酸っぱい恋愛小説たち。主人公(語り部)が一線引いた場所から冷静に物事を眺め、そして恋愛に纏わることを考えていく過程が好き。情景や心理の描写もとても綺麗かつ読みやすい。
    どのお話も恋愛の楽しさだけではなく、伴う切なさまでを書いているのが良い。学生時代に読んでいたら、もっと心に来るものがあったかもなという印象。
    収録されている作品は恋愛小説なんだけど、女の子たちの心の成長の物語としても読める気がする。

  • オシャレでハマってしまった。年齢的に無理だけど憧れる。

  • もう何度目かわからないけど、読了。やっぱりこの本好き。
    今も「待つ時間を楽しめない」けど、「記憶を落し物のように残して」いけてたらいいなと思う。

  • 女子高生の恋への憧憬や、性への興味ってそういえばこんな感じ。私も素敵な女性になりたいです。

  • 同じ子が語っていると最後まで気づかなかった。
    もう通り過ぎてしまった少女時代の恋の話は
    深く突き刺さるものではないけれど、
    こんな風に女の子たちは悩んで悩んで悩んで
    大人になっていくんだなぁ・・・と。

    最後の話が良かった。
    群れない女はかっこいい。
    一番格好良かったかも。
    みっともないところもいっぱい見せて、素敵。

  • 最初は、女の子の話し方が独特で、要は「こんなJKおるかい!!」ってなかなか共感しながら読むことができなかったけど、結果的にとても味わい深い本であった。
    高校生の頃の恋は、とにかくつらかった。好きな気持ちよりも、辛い気持ちが先立った恋しかできなかった。
    当時の私にこの本を送りたい。

  • 好きな男の子との甘い恋にきゃあきゃあ騒ぎ立てるクラスの女の子をちょっと遠巻きにしているような、酸いも辛いも経験しているような女の子たちの物語。みんな高校生とは思えないほど達観しすぎて、だいたい似たような女の子たちばかりで後半の方は若干食傷気味になってしまいました。また、今読むとちょっと古臭く感じてしまうかもしれません。
    とはいえ、内緒話のように甘やかにささやかれる少女たちの心情を描く描写力はやはり素敵だなとおもいました。

  • 恋してる状態ってつくづく、本当に、病気だ。甘くて情熱的なだけではすまないのですね。始め方、忘れ方がアソートパックみたいに詰まっていて心地よいんだけどどこか切ない気持ちにさせてくれます。 にしても高校時代女子校で女の園を謳歌してしまった私としては高校生ってこんな大人?と戸惑わされた。(笑)

  • 『姫君』がかなり良かったので読んでみた。
    だいたいが「主人公の少女が自分よりちょっと大人な女の子から恋愛について学ぶ」みたいな話の短編集。
    主人公の少女がところどころで「きゃあきゃあ言いながら恋愛してるフツーの女の子たち」を見下してるように感じられるのがまた思春期における団栗の背比べって感じで面白いと思う。
    ただそれ故、この小説が少女たちの恋愛バイブルみたいな位置づけになってることについてはいまいち釈然としない。

  • 高校生にしては達観しすぎではないかと思ったけれど、高校生の時の自分が読んだら印象は変わるのだろうか。そんなことを言ってはいるけれど24歳の私よりずっと大人だしかっこいい。最後まで主人公(語り手)の名前が明かされないことで、自分たちの目線で読めたと思う。

  • 女の子が2人以上集まれば、そこには恋の話題が花開くだろう。
    まだ少女の彼女たちが無垢な気持ちで語り合う恋。
    どこか秘めやかで大人な響きを持つ「恋」を鮮やかに描いている。

  • 静かに、淡々と、大人に少しだけ足を突っ込んだ女の子たちの恋の話。
    解説も中々素敵だった。

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放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)の作品紹介

大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々-。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)はこんな本です

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