放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036151

感想・レビュー・書評

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  • もう何度目かわからないけど、読了。やっぱりこの本好き。
    今も「待つ時間を楽しめない」けど、「記憶を落し物のように残して」いけてたらいいなと思う。

  • 女子高生の恋への憧憬や、性への興味ってそういえばこんな感じ。私も素敵な女性になりたいです。

  • 恋愛小説は苦手ですが、詠美先生は別!!学生時代からの私のバイブルでもうボロボロ。素敵な恋がしたくなります。

  • どうしてこの人は大人なのに、こんなにも少女の解像度が高いのだろう。

    彼女たちがうちに秘める心情の描写が良くて、浸っていたいと思える作品でした。

    こうやって背伸びをして生きているから、人間って楽しいよなあ。大人になろうと背伸びする「子ども心」を大切にしたいなと思える本でした。

  • 思春期の悩みやセックスのことが多かった。
    sweetBasilは心情の模写と想像がしやすく面白かった。

  • 一般に不純と言われるような恋愛に憧れたり、体験する17歳の少女達。そこに不快感どころか瑞々しさすら感じるのは少女達がクラスの同調圧力の外にいて、恋愛やセックスに対して正直で真摯だからだろう。そして何よりも自分に対して。

  • 「私の好きな女の子たちは、失った恋を皆、ひっそりと処理している」

    自分の心の中に小さなお墓を作り、埋めてしまいたい恋に、やさしく、やさしく土をかける。そして、かけ終わった後に、こういう素敵な恋をしたのよとお友だちに話して見せる。私は、まだ胸を疼かせながらも、小さな恋の埋葬の結末を囁くようにして話す女の子たちに、ずい文と憧れたものだ。

    山田詠美さんの作品。風味絶佳の印象が強い。ほろにがい、恋愛の描写が上手だなと思う。

    口づけは、私に、彼が男だったことを思い出させた。どうして、唇と唇が触れ合うと、友達同士が、男と女になってしまうのだろう。

    恋は、男の人をあせらせる。そして、女の子は、あせることなど忘れて、ゆったりとした動作で、男の人を受け止める。受け止めるには時間がかかる。私は、時の流れが絶対を失って行くのを皮膚で感じていた。それは、やさしい気持ちになることと似ていた。

    #読書 #本 #本が好きな人とつながりたい #読書が好きな人とつながりたい #放課後の音符 #山田詠美 #新潮文庫

  • 同じような話ばっかり

  • きれいな恋愛をしている人達の話だった。
    こんなキレイな恋はあんまりしてないなぁ

  • 恋愛を「匂い」で表現してたのが印象的。未成年の女の子でも背伸びをして大人の世界に踏み入れたいっていう気分にちょうどいいのかも。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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