ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

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著者 : 山田詠美
  • ¥ 464
  • 新潮社 (1996年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036168

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 秀美くん、かっこいい。
    こういう人多分女性ならみんな惹かれるんじゃないかな
    家族もみんな魅力的です。

  • 人生のバイブルになり得る

  • 2016/8読了。
    じいちゃんも母さんもぶっ飛んでる。

  • ポンちゃんの、もう代表作の一つと云っていいのだろうと思う。テーマはそれこそ人間が生きていくうえでとても重い「価値観」そのものだと思うけど、絶妙にずらして本質を語るところがうまいなあと思う。こういうことができる作家は少ない。あと、伊坂幸太郎むらいだろうか。

  • ちょっと苦手なタイプの語り口。

    タイトルの通り、勉強は出来ないけどモテるひねくれた高校生のお話。

    やたら評価が高いけど、こんな奴いねーよ!って思うほど現実感がない。

    著者は洒脱な会話を文章に載せてるつもりかも知れないが、なんだろうこのファンタジー感。

    なんかBL好きの腐女子とかが考えた高校男子みたいでちょっと気持ち悪い。
    というか、妄想を文章にしてる感じが苦手なのかも。

    中年オヤジの読む本じゃなかったです。

    あまりオススメしません。

  • ぼくは勉強ができない、けどモテる。すべてに○をそこから生まれる☓を選び取っていく、皮むき器をくれ、「大文豪が射精を繰り返していたら文学が生まれていたか知りたい」、三角定規の角…勉強よりも大切なこと。

  • 名作と呼ばれる理由が分かる。もっと早く読めば良かった。
    この歳になると青春小説が読みづらくなってくるのだけど、早足で通り過ぎていった青春を愛しく思える。

  • p.151「自然っていう媚ってあると思わねえ?」
    p.211 自分の現在は、常に未来のためのものだ。

    新しい価値観というか、視点、物の見方考え方を知ることができる作品。

  • 近年の?というか、80年代以降の山田詠美は初、かも。

    20年くらい前はよく読んでいた作家の一人だった。

    その頃は、山田詠美とか村上龍とか森瑤子とか落合恵子とか落合信彦などを読んでいた。

    村上春樹は苦手だったな~。

    最近山田詠美を読んだのもあったけどそれも以前のの再読だったかな。

    映画化された風味絶佳は映画しか見てないんだよね。

    で、久しぶりの山田詠美。

    作風が変わったというか、丸くなったというかと思いながら読み始める。

    昔は、ブラック・基地・ビッチというヴィヴィッドなストーリーというイメージだったが。

    この本は普通にすらすらと読み進む。

    高校生の男の子の短編連載。大まかな筋は進路に悩む高3男子の日常。

    夏の100冊などの目玉にしても、きっとどこからも文句は出ないだろうw

    「健全な精神」の章、効率を求めることの健全さと、世の中に必要な不健全。

    あとアルミとテフロン加工とアルツハイマーについての記述が出てきたが、それは否定されたんじゃなかったっけ?

    調べなおしてみよう。

    番外編、面白かった。

    主人公の男の子の小学生の時の担任の話。

    教師と子供の関係性。興味深い。

    「実感のない言葉は、人の心を打たないわよ。」

    確かにその通り。

    山田詠美のあとがきもいいね。

    期待せずに読んだ分、良い作品でした。

  • カバーイラストは前の方がよかったなー

  • 退屈な大人になりたくない。どんな話だろう?

  • 男子高校生の頭の中。ちょっと小生意気で、でもそれでいて真っ当に色々考えている。家庭環境も外から見れば、あまりよろしくないのだろうけど、中から見ればそれはそれで楽しげで、捉え方一つで色々変わるもんだなぁと思った。
    読む時期や年代によってとらえかたはこわりそう。

  • 主人公の考え方がおもしろい。
    高校生に勉強させられた
    勉強よりも大事なこと、物事の本質みたいなもの、大切にしていかないとな〜
    自分の中のものはしっかり持って生きていきたい

  • 最初にタイトルを見たときから、なぜかはわからないがとても惹かれた。「僕は勉強ができない」とは、なんて素直でわかりやすい言葉なんだろうと思った。
    内容は、最初からぶっ飛んでいていきなり驚かされた。タイトルの通り、勉強はできないがイケメンでモテる秀美。秀美の高校生離れな考え方が、ただこの本がおもしろい物語であるだけでなく、哲学的な要素を含ませていた。正直わからないような難しいこともあったけど、「どんなに優秀でも女にモテない人は信用できない」「自分がかわいいとわかっていながら、分かっていないふりを完璧にする女子」など、あまりにも共感してしまうことが多かった。これについては、後ろの解説でわかりやすく説明していた。
    秀美の家族も見ていて思わず感心してしまうような立派な人たちで、とても好きになれた。
    高校生が終わってからもう一度読みたい。

  • なるほどなぁと思うセリフや
    いい表現だと感じた文章はあったけど
    わたしには合わなかった。
    読者からかっこいいと絶賛されてる
    主人公のこともあまり好きになれず…
    結局最後まで物語に入り込めなくて流し読み。
    全体通して前時代的だなぁという印象が強かった。

  • 同情ってことを覚えると、優しい顔つきになるぞ。ただし、それは、ほんとに優しいってことと違うよ。一種のお芝居だ。同情仮面は便利だぞ

  • ◆あらすじ
    高校生の秀美(男)が高校生活を窮屈に感じながらも、その日々の出来事への疑問を悩みつつも、答えを出していく短編小説集。

    ◆感想
    高校生って多感な時期だし、背伸びしたくなる(してしまう)が、大人な考えで生きている秀美に感心。
    自分の高校時代は、こんなに達観できていなかったなぁと思った。また、秀美の意見に賛成することも多く、高校生なのにすごいと思った。

    自分が教えられてきた教師の中にもろくでなしはいたが、この本に出てくる教師と重なる点もあって笑えた。

    秀美は「僕は勉強ができない」と開き直っているが、教科書にあることがすべてではないし、秀美の母・仁子のセリフにもあるが「私は教師の教えたことで、役立ったと思ったこと、あんまりないわ。勉強のことでなく、精神面でのことだけど。後で苦労したっていいじゃない。痛い目にあわなきゃ学べないこと、沢山あるわ」そのとおりだと思う。
    大人になって、様々な経験を積んでこそわかること、改めて大事だと思った。

  • 痛快爽快ってこういうこというんだろうな、という小説。正直山田詠美の本は、吉本ばなな(3、4冊読んでも肌に合わなかった)の様なもんだろうと高を括っていたんだけど、とんでもなかった。青春小説によくある押し付けがましい感じもなく、最初から最後まで爽やかに終わって読了した後もなんだか気分がよかった。山田詠美もうちょっと読んでみようか。それにしても、彼女自身が物理のテストで連続0点をとってたっ書いてあったあとがきのエピソード、すごいなそれ。

  • 親が不在の子供は可哀想、学校に避妊具を持ってくる、そして勉強ができないことなど、ワイドショー的に見ればマイナスに思えることを高校生の主人公、秀美(男)が「それって本当に正しいの?」とぶった切っていきます。読んでいて気持ちがいいのは、芸能人で言えばマツコさんや有吉さんのように歯に衣着せぬ物言いを秀美がするからです。それに、彼には自分の中に何かしらの軸をしっかりもっているため、同性から見てもカッコ良く見えます。大人が読むべき1冊。
    未読の方向けですが、Podcastでこの本を紹介しています。よろしければお聞きください。⇒http://shinmaga.com/2016/03/07/post-253/

  • 読書録「ぼくは勉強ができない」3

    著者 山田詠美
    出版 新潮社

    p128より引用
    “ 体がさせていることは沢山ある。気取っ
    た人々は、いつも、頭の中の思考回路云々に
    話を持って行こうとするけれど、体がなけれ
    ば、何も出来やしないのだ。”

    目次から抜粋引用
    “ぼくは勉強ができない
     雑音の順位
     時差ぼけ回復
     賢者の皮むき
     ぼくは勉強ができる”

     男子高校生を主人公とした、青春の物語。
     僅差でクラス委員にならなかった主人公・
    時田秀美、自分でもわかっているが彼は勉強
    はいまいち、だが女性受けはとてもよく…。

     上記の引用は、頭と体の関連についての主
    人公の考え。
    確かに頭脳は体の一部でしかありませんから、
    体についてこういう考えになるのもまた正し
    いのでしょうね。しかし、体のほんの一部で
    しかない頭脳ですが、その機能が止まってし
    まったら、たとえ肉体が生命活動をしていて
    も、動いているのは内臓だけになってしまい
    ます。両方が上手く補い合ってこそ、人とし
    てより良く生きることが出来るのではないで
    しょうか。
     主人公はなんだかとにかく、女の子にもて
    るようです。勉強が出来なくても、勉強より
    ももっと素敵なことがあるといって、学校に
    窮屈さを感じているようですが、それならば、
    高校にも進学しなくても良かったのではない
    かと思いますが。義務教育ではないのですか
    ら。

    ーーーーー

  • 民主的な平等を実現するためには
    個人のエゴを極力抑える必要があり
    そのために、あえて合理的とも言い切れない学校教育が
    用意されているというのに
    この話の主人公は、そんなもの一切関係ないとばかりに
    「顔のよさ」こそ人間の価値であると言い切るのだった
    それは確かに、動物世界における本質の一端で
    反論を許さない説得力のある主張だ
    それをなだめて、無用の紛争を避けるために
    「みんな違ってみんないい」式のポストモダンが捻り出されたが
    所詮はおためごかしの理想論
    人間の格差を埋めるというよりは、その根本原因を
    マッチョな精神論にシフトさせることのほうが多かったと思う
    つまり…どっちもどっちであるはずのふたつの価値観が
    ここでは意図的にパワーバランスをくずされているのだ
    僕は快楽主義を否定しないが
    野暮天には野暮天のやり方があるんだと思ってる

  • 高校生が主人公の短編連作
    でも、あんまり思考が若くない感じで、なかなか面白い。
    体験することは高校生なんだけど、ものの考え方が普通の人とは一味違う感じで、大人になって読むと楽しめるような本。
    人は、自分の体に残された他人の刻印の威力を死というものを間近に感じた時に思い知る
    ってところが印象に残った

  • 勉強ができなくても、自分の中に独自の揺るがない価値観を育てた秀美。
    小さい頃から権威に屈せず、堂々とした意見を言える彼は立派だ。
    人の噂や色眼鏡に惑わされず、物事を自分の物差しで判断する力を養ったのは、
    相当アクのある、でも一本筋の通った母親と、
    女好きだけど、優しくて本質を見抜く目を持つ祖父だった。
    二人の、彼に対する付かず離れずの愛情が微笑ましい。

    心の中で葛藤し、もがきながら成長する青年が眩しくて、
    新緑のようなエネルギーを感じた。

  • 中学生、遅くとも高校生までに読んでおきたかった本です。つまり、私は間に合わなかった、ということですが。
    その時出会っていれば、今とは違う人生になっていたかもしれないくらいの作品です。

  • 山田詠美の短編集。ワクワクする題名たち、軽快なリズム、味わい深い登場人物たち、そして、核心を突くようなセリフ。著者の外見が苦手で作品を避けていたが、もっと読んどけばよかった!と後悔。
    息子からの推薦。模試の現代文で目にし、問題そっちのけで、はまったらしい(笑)

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ぼくは勉強ができない (新潮文庫)のKindle版

亀のジョンソン (KCデラックス BE LOVE)

大島 安希子

ペットは家族。亀とアラサー女子の痛快、同居ライフ!

ひょんなことから、亀(クサガメ)を飼い始めた主人公、はるか。亀の名は、ジョンソン。
初めてづくしながら、一生懸命ジョンソンを理解しようと必死なはるかに対し、そんなこともお構いなしに傍若無人でマイペースなジョンソンとのやりとりは、さながらコントのようです。
そして結局はるかが折れるかたちで決着がつきますが、ペットは家族で可愛い存在なので、振り回されても許してしまうその気持ちもわかる気がします。
またその他にも、偶然知り合ったカメ友達たちがジョンソンに負けず劣らずユニークで、亀の生態や豆知識をはるかに助言しながら、熱いカメ愛をぶつけてきます。いい人たちですが強烈です。
亀の意外な姿、そしてペットと暮らすことの楽しさを感じられる作品です。

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