ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

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著者 : 山田詠美
  • ¥ 464
  • 新潮社 (1996年03月01日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036168

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 20150804
    p193
    過去は、どんな内容にせよ、笑うことが出来るものよ。

  • 高校の時に教室の本棚で見つけて読んだ。
    衝撃走った。
    この物語に出てくる女の人達が特に好き。
    それぞれ見た目の印象は違うのに、みんな芯があって本当にかっこいい。
    今でも大事な大事な本。

  • 久々に読んだ本。すごく好き。
    自分の物差しを人にまで押し付けようとするのはかっこ悪い。うん。でもじゃあ、一体自分の尺度とはどういうものなのか。
    いろいろ考えさせられました。
    そして、読んでて、ぷぷっとなるとこもあってとても好きな作品です。
    わたしは黄緑のカバーの本を読みました。

  • この世の中で当たり前になっているような事柄に疑問を持ったり嫌気が差したような少年。
    一見冷めているようにも見えるが案外的を得ている。人の考え方や価値観の違い、そういうものを読んでいて感じられる。それでも一本筋が通っている。それが正しいのか間違っているのかはわからない。それは人それぞれなのだろう。といったことを考えさせられるような本であるが、内容自体はとても面白く読みやすい。
    中学校高校で読んで大人になってもう一度読みたくなるような本だと感じた。

  • 社会に出て、立派な人間になること

    そればかりが大事なんだと思っていたが、

    世の中の常識に囚われなかったり、自分らしさを見失わないことが大切なんだと感じた。

    自分の頭で考える。

  • 非常に魅力的なキャラクター
    誰もが忘れてしまいそうな感覚やまっすぐな考えを
    忘れないようにしたい

  • ビリギャルで、坪田先生がまず最初に読むのを勧めた本、ということで読み始めた。境遇が似ていて主人公に共感しやすい、という理由だったのかな?
    主人公の時田秀美くんは、勉強ができないがモテる。年上の桃子さんと関係をもち、お酒も嗜む。母と祖父と貧しいながらも笑って暮らしていることを幸せに感じている。世の中の規範に沿わない行動を父親がいないせいにされるのは納得できない。
    思春期特有の悩みが主人公や同級生を通して描かれている。高校時代ははるか昔のこと、と自覚した大人になってから読んで、感じて欲しい、と筆者はあとがきで述べているが、大人を冷めた視線で見つめる主人公の言葉は時に耳が痛い。
    教師の立場からすると、やっぱりこの主人公とその親は面倒臭い相手である。自分の価値観をしっかり持っているからなおさらだ。
    しかし、学校にはいろんな先生がいることが必要なのだと思う。そして先生以外に世の中を教えてくれるオトナの存在は大切なのだと思う。

  • 久しぶりに再読。10代で読んだ時よりも、面白かった。自分から離れた世界のことだからだと思う。

  • 出版当時の空気はわからないが、今の時代だからこそ再読されるべき作品。現に今年(2015年)に装丁を変え解説・書下ろしを加えられ出版されている。

    スルー力を磨くより、自身で疑問を持ち抱き続ける強さを。そして疑問を対面で話せる大人に出会いましょう。

  • あの頃出逢えていたら
    どれだけ心強かったことか。

    タイトルとは裏腹に
    むしろ前向き。

    中1で勉強を引退して
    今の僕がある。

  • 勉強はできないけど女性にはもてる時田秀美。

    生きていく上で必要なことは学校の授業ではなく、その中での人付き合いであったり、如何に、真面目に授業をサボるかの世渡りの術であったりと今さらながら思います。

    勉強の定義って何だろうと思う。机に向かって参考書を見たりするのもひとつだと思いますが、生きていること自体が勉強なんだろうなとおもいました。

    山田詠美さん、やっぱりタメになります。

  • 普通に読み物として面白い。スラスラ読める。

  • 高校時代に読んだ。あとがきには大人向けってあって、だけど高校生の独特のメランコリーな心情とか葛藤が主人公を中心に描かれてて、背伸びして大人っぽく振る舞おうとしてた自分とリンクした。

  • 新潮社の夏の100冊で毎年のようにお見かけするこの作品。パンダのブックカバー欲しさに購入。なるほどねー、こういうお話だったのか。実際に秀美くんみたいな子がいたら私苦手なタイプだなー。高校生くらいの時に読んだらもっと違う風に感じれたかも。ていうか映画化されてたんだ…。秀美くんが若き日のの鳥羽潤とか気になって仕方がない。2012/423

  • 期待以上ではなかったかも。
    秀美から出る言葉には、一度立ち止まって考えさせられた。納得したり、まだちょっと理解しきれなかったり…。でも、秀美自体にリアリティーみたいなものを感じられなくて、あまり入り込めなかったな。空白というか、生きてる感じがしないというか。
    生き方の指標探しとしては、読んでおいて損はないと思うかな。

  • 主人公は高校生の男の子だけど、
    この本は是非高校の時に一度読んで、社会に出て荒波にもまれ、ちょっと疲れたな・・・少しは自分は変わったのかな?
    と、ふと思った瞬間にまた読んでほしいと思った。
    むしろそんな読み方が出来る人がいるなら素敵な巡り合わせだと思う。

  • 自分の考えもってて、でも間違えに気づいて打ちのめされて考え改められるってことのかっこいいこと。

  • 高校生の心の奥深くに触れることができたような感覚。

  • すべてを見抜いた、だけど無知な少年の話。

    冒頭の方で、「いい顔をした人」と彼が言う。
    どんな立派な哲学者でも、いい顔をしていない人は信用できないのだと。
    この物語において、異性と性関係をむすぶことはひとつのテーマである。
    そしていい顔をした人は、人を惹きつける魅力がある人なのだろう。
    しかし、いい顔とは必ずしも生来的なものではないように感じた。

    自然体でいること、はたまた自分を飾り付けること、そういった人の生き方もまたテーマとして提示される。
    自然体を自ら作り出す少女は多くの男子の心を掴んでいる。
    しかし、主人公はその人工的自然体を嫌う。それはいい顔ではないからだ。

    一方で、主人公の、時には窮屈な生き方しか出来なくなってしまった男の、心の拠り所となる母親は自らを飾り付ける人間だ。

    男は初め彼女の身なりから言動全てに嫌悪感と苛立ちしか抱かない。(香水の匂いを苔の匂いと評するほどに。)
    しかし、脳裏に焼き付いた彼女に、ある時心をほどく。
    この時が思い起こすのは、彼女の息遣いであった。

    すべてを見抜いた少年だからこそ、二人の女性の生き方に好悪を抱ける。
    重要なのは外見としての生き方ではなく、その内面が語る生き様なのだ。


    いい顔、は後天的に得るもの、
    そしてにじみ出るものなのだろう。

    対面した時に、心を開く気になれるような顔。
    それを僕はこれからの生き様で身につけたいと思った。

  • 小学生、高校生時代のとんがってて、でもなくてはならない機微がよく描かれている。すごく納得感ある作品で見ていて心地よい。自分も唯一の正解を探しに行くのではなく、その人にあった正解を見つけることのできる環境を作っていきたい。

  • わくわくする 主人公秀美がかっこいい 秀美くんは私のイメージだとすごくイケメンっていうよりそこそこな柔らかい顔 笑い顔より困った顔の方がかわいい人 この本をよんで山田詠美の他の本も読みたくなった

  • 「ぼくは確かに成績悪いよ。だって、そんなこと、ぼくにとってはどうでも良かったからね。ぼくは彼女と恋をするのに忙しいんだ。脇山、恋って知ってるか。勉強よか、ずっと楽しいんだぜ。」独特の個性のある主人公の秀美。好きにはなれなかったが、どんなことを考え、話すのか気になった。

  • タイトルが強烈に印象に残って購入。勉強が出来ればそれが成功なのか。勉強が出来なくても人気者の主人公を軸にした物語です。年上の彼女がいて、先生にも頼られて、クラスメイトから一目置かれている主人公が学年トップの嫌味に平然と言い返すのは鎮痛で面白い。勉強はできないけれど彼は頭がいい。読んでいて考えさせられる作品でした。

  • 前半は乗れなかった印象。理由は、風刺というか批判というか、カリカチュアされた人物をあげつらってたからだろうか。漫画的だし、自分はどちらかといえばここでピエロになってる側の人間だったからだろうか。
    もう一つ。青春モノなのに男子らしい思春期の葛藤がうすい。薄いというか、迫っていない。もっと陰鬱でどろっとして、情けないものだと思うんだがなあ。
    後半から死や自失などの要素が入ってきてやっと情けなくなってきて、血肉が通った主人公に見えてくる。多少メッキが剥がされる。
    言ってることは正しい。考え方も概ね共感できる。ただこの合理性は思春期の男ではない。
    でも、そうはいっても本編より番外編の同情に関するエピソードの方が密度も内容も一段上な気がするなあ。いや、更にあとがきの同時代性についてのコメントが一番面白かった。

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直接的に感情移入できるような文章では無いにもかかわらず、徳永が煩悶する姿を見るにつれ引き込まれ、クライマックスでは感情の昂ぶりを抑えられなくなってしまいました。 終盤の意外な展開は著者の芸風にも合ったシュールな仕上がりで不思議な読後感を作り出してくれます。

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