ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

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著者 : 山田詠美
  • ¥ 464
  • 新潮社 (1996年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036168

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 勉強ができなくても、自分の中に独自の揺るがない価値観を育てた秀美。
    小さい頃から権威に屈せず、堂々とした意見を言える彼は立派だ。
    人の噂や色眼鏡に惑わされず、物事を自分の物差しで判断する力を養ったのは、
    相当アクのある、でも一本筋の通った母親と、
    女好きだけど、優しくて本質を見抜く目を持つ祖父だった。
    二人の、彼に対する付かず離れずの愛情が微笑ましい。

    心の中で葛藤し、もがきながら成長する若者が眩しくて、
    新緑のようなエネルギーを感じた。

  • 中学生、遅くとも高校生までに読んでおきたかった本です。つまり、私は間に合わなかった、ということですが。
    その時出会っていれば、今とは違う人生になっていたかもしれないくらいの作品です。

  • 山田詠美の短編集。ワクワクする題名たち、軽快なリズム、味わい深い登場人物たち、そして、核心を突くようなセリフ。著者の外見が苦手で作品を避けていたが、もっと読んどけばよかった!と後悔。
    息子からの推薦。模試の現代文で目にし、問題そっちのけで、はまったらしい(笑)

  • 思考と口調が好き

  • 友達に進められて読んだ本。21歳の私が読んで、「あ、高校で出会えてたらな」と思いました。進学校で偏差値が私の将来の鍵をほぼ全て握っていたように感じたあの頃。この本に出てくる主人公のような価値観に出会えてたらな、もっと息が吸いやすくなったのかなと思います。
    子どもができたら、勧めたいです。

  • 読み始めたとたん、放課後の音符を読んだときと同じ感覚になった。またこんな小説が読めるんだ!とワクワク胸が踊る感じ。恋にときめいていた頃の気持ちがよみがえります。
    ちょっぴりスレてて、生意気で、大人びてて、奔放なキャラが好きみたいです。秀美や真理、美人のお母さんと女好きのおじいちゃん、年上の恋人の桃子さんが大好き!
    こんなふうになりたいと憧れる気持ちもあるんだけど、周りから浮きたくない好かれたいと思ってしまう私は結局その他大勢なんだろうなぁ。どっちかというと山野舞子タイプだったかも。
    この小説のことが本当に本当に大好きなんだけど、ひとつだけ残念なことが。今の新潮文庫版は表紙の絵が変わってるんですね…。買いたかったけど、前の絵の方がいいなぁ。

  • この本ほど出だしで笑える本はないと思います。さらに短編集なので、スラスラと読めました。時田くんとクラスメイトや家族の会話はアホっぽくて笑えたり、時には死生観や自分自身の価値観に関する深い話が出てきます。

  • 学生の頃に読んでたらきっと秀美のことは好きにはなれなかっただろうな。
    自由を自然に纏えるような人が羨ましくって妬んでたから。
    大人になった今読むと羨ましいけれどそれよりも、つまんねぇ大人になりたくねぇよって気持ちの方が強い。

  • もう少し大人になってから読もう、その方が面白い気がする、と、大学四年生の今やっと読了。

    あと10年後20年後に読み返したら、
    またさらなる面白さを見出せそう。

  • 自分の高校生時代は、脇山という登場人物のそれに近い。勉強一筋、楽しくもなんともなかったな。そして秀美並に家庭の悩みもあったし、人生で一番戻りたくない時代である。
    とはいえ、今の自分を形作ってきたのはそういう時代を経験してきたからであろうし、今の自分には満足しているから、別の人生を歩みたかった、とかは思わない。なんてことを読んでて考えた。

  • あなたの高尚な悩み、の章には心をグサグサと刺された。

  • 秀美くんは本当にかっこいいよ。
    高校生なのに何なんだ、好きになっちゃうよ。
    でも、角を持っているんだって、何が言いたいのか大人にはわからないんだよ。

    秀美くんは、自分を演じたり、偽ったりしない。
    言っていることもその通りだ。
    悩んでいる内容だって、等身大でかっこいい。
    自分の考え以外を認めない教師にイライラしながら読んできたのに、
    それなのに最後の最後の数頁に来て、私は突然奥村先生サイドになってしまった。
    なんで、秀美くんがこんなに沢山主張するんだよー。
    わからなくて泣きたい。

    そうだよ、こんなときには多摩川べりにでも行って遊ぼう。
    授業なんかやってても何の価値もない瞬間は、たしかに、あるってことですね。

  • ビリギャルで紹介されていた本で、少し気になっていたが、夏休みということもあって書店に平積みされており、目についたので購入。

    数ページ読んで、
    軽めの薄っぺらい本かなぁ?
    1時間もあれば読めてしまうかなぁ?

    と軽い気持ちで読み始めたが、後半が良かった。

    物の見方が自分と似ている部分が多く、気付くと
    そーだそーだ!と頷きながら読んでいた。

    頭が良いとか、お勉強が出来るとかじゃなくて、
    自分を持っているのって強いなぁ~と感じた。

    大人が読んでも、高校生が読んでも楽しめる作品なのではないかと思った。

  • 読んだ当時はこんな男の子に憧れたが、改めて読んでみるとちょっと格好つけすぎな感がある。
    子どもにも読んでみてほしい。

  • 20150804
    p193
    過去は、どんな内容にせよ、笑うことが出来るものよ。

  • 高校の時に教室の本棚で見つけて読んだ。
    衝撃走った。
    この物語に出てくる女の人達が特に好き。
    それぞれ見た目の印象は違うのに、みんな芯があって本当にかっこいい。
    今でも大事な大事な本。

  • 久々に読んだ本。すごく好き。
    自分の物差しを人にまで押し付けようとするのはかっこ悪い。うん。でもじゃあ、一体自分の尺度とはどういうものなのか。
    いろいろ考えさせられました。
    そして、読んでて、ぷぷっとなるとこもあってとても好きな作品です。
    わたしは黄緑のカバーの本を読みました。

  • この世の中で当たり前になっているような事柄に疑問を持ったり嫌気が差したような少年。
    一見冷めているようにも見えるが案外的を得ている。人の考え方や価値観の違い、そういうものを読んでいて感じられる。それでも一本筋が通っている。それが正しいのか間違っているのかはわからない。それは人それぞれなのだろう。といったことを考えさせられるような本であるが、内容自体はとても面白く読みやすい。
    中学校高校で読んで大人になってもう一度読みたくなるような本だと感じた。

  • 非常に魅力的なキャラクター
    誰もが忘れてしまいそうな感覚やまっすぐな考えを
    忘れないようにしたい

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