遠野物語 (新潮文庫)

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著者 : 柳田国男
  • 新潮社 (1973年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101047041

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遠野物語 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 遠野の旅には、やはりこれを携えて行ってよかった。

  • 遠野が旅行先候補に出たので読んでみた。先入観で、難しい本かと思っていたけど全然そんなことなかった。「日本昔ばなし」みたい!というか途中でそう思ったらもう、遠野の人々も動物たちも妖怪らしきものも神様らしきものも全部あの「日本昔ばなし」イラスト風の絵で頭に再現されてしまって大変可愛い感じになってしまった。民俗学とかちっとも知らないけど、遠野物語を読んだ後だと後半の解説その他もふむふむ本と思って気軽な気持ちで読めた。おもしろかった~。

  • なかなか手ごわかった。
    方言が入る上に古い言葉遣いで読みにくい。
    独特の昔の日本の空気感が伝わってくる。こんな世界もあるんだ。

    イエイツのアイルランドの妖精譚なんかとどこか似ている。

  • 現在の岩手県遠野市の民間伝承を土地出身の佐々木喜善から柳田国男が聞書きし,神,妖怪,年中行事,家の話などに整理配列した物語集。

    一度読んでおかないとと思い購入。
    文語体ですが意外と読みやすかったです。
    河童や天狗、座敷童などの妖怪、オシラサマのような神、信仰の話ばかりなのかと思いきや遠野の土地の話や実際に起こった恐ろしい事件も盛り込まれていた。

    岩手のゼミ旅行の前に読んでおくべきだった。もう一度岩手行きたい。

  • この本が公刊されたのは明治43年だから、およそ100年前のことだ。だけど、これはそんな時間を遥かに超えてやってくるような世界だ。空間的にも、遠野は実在のそれとは違って、なんだか夢の中にあるかのようだ。ここでは、神も、天狗も、ヤマハハも、死者も、人との接点を持っていた。そのことが強いリアリティを持って迫ってくる。しかし、それはやはりあくまでも夢の中のリアリティなのだが。「リアルな幻想」という相矛盾した感覚が、ここでは少しも違和感なく共存することができる。ページを開いた途端、そこには遥かな遠野の風景が拡がる。

  • 今で言うところの岩手県遠野市に伝わる話を実際に聞いて
    短く完結にまとめた119の話。
    おなじみの座敷童子やカッパだけでなく、
    山の神やら 別の本で知ったばかりのフッタチの話など
    聞いた話を装飾なしに書いているので、
    昔話とか御伽噺とは違って、不思議だけど妙にリアルっぽい。
    昔の文章が最初読みにくかったんだけど、すぐに慣れます。
    現代にありながら、遠野だけには今でも
    異界の入り口が気紛れに開くような
    そんなワクワク感と恐怖感がゴチャ混ぜになった感じが
    たまらなかったです。

  • 全てはここから始まったと言っても過言ではない民俗学のバイブル。岩手県内陸部に位置する遠野郷における明治期の民話・伝承・俗信を余すことなく蒐集。その数は420にも上る。昔の人々の純真さ、現代人が持ち合わせない感性に脱帽。

  • 聞いたところによると、意外とおっかない作品らしくて、索引き見てもわりとそんな雰囲気感じるけど、文語体の文体が合わずにほとんど理解出来なかった・・・。これは現代語訳でもう一回チェックしたい!
    でも吉本隆明の批評は良かった!

  • 遠野のトーはアイヌ語の湖。
    ナイもアイヌ語。
    タッソベもアイヌ語。
    ライナイもアイヌ語にてライは死のこと、ナイは沢。
    ヤチはアイヌ語にて湿地。

    「蝦夷風俗彙聞」
    「常陸国志」
    マーテルリンク「侵入者」
    「東国輿地勝覧」
    「遠野古事記」を参考にしている。

    獅子踊りの紹介あり。

  • どこかで読んだような、聞いたような話ばかり。
    昔話や民話が形式でいうと、いくつかのパターンになるという証左ともいえよう。

    聞いたことなのか作り事なのか、引用なのか筆者の記述なのか、だんだんと曖昧としてきて、題名通り一つの「物語」となっていった。

  • 遠野という一地方の話だけを集めており非常に濃厚 、その世界にひたることができる。
    様々な時代、地方から物語を集めた、他の奇談集と比べるとその点が優れている。もっとも、本書を単に奇談集と言うのは憚られるが。

    本書の、体験者と記述者がいつのまにか一体化するという独特の著述スタイルと、日本人の本質との関係について書いた吉本隆明の解説も興味深い。

  • 遠野などを舞台とした作品です。

  • 慣れない文体なので難解。前知識があるとないのではかなり読みやすさに違いがあると思う。内容自体はどこかで聞いたことがあるような、ないような話で、興味深い。
    2011/3/29

  • 読み終えるのが、もったいない本。

  • 浦野所有。

    不思議な世界に出会える名著ですね。
    私は冬の遠野しか知らないので、今度は夏に行きたいなぁと思いながら読み進めました。

    ところで本作は、巻末の吉本隆明氏の解説あってのものですね。私のような予備知識のない者には、解説がないとただの民話で終わってしまいます。遠野物語が1300年の歴史をもつ日本文学史上、なぜ画期的なのか。なぜ単なる民話採録集ではなく、「物語」たりうるのか。

    もしかしたら、先に巻末の解説を読んでから本編を読んだほうがよかったのかもしれません。

  • やなぎた大先生。

  • 有名なんだから読んでやれ、と読んでみたものの。
    古典みたいな文で書いてあるのでなんとなくしか理解出来ず。(馬鹿)
     ごめん、香堂は古典が死ぬほど苦手なんだよ…。死
     でもほんとうになんとなくならわかる。フィーリングだ。愛だ。(死んできて)
    『オシラサマ』とか、『山の神』、『マヨヒガ』の辺りはちゃんと読みました。なんとなくで。笑 
    民話、っていうのかな?そういうのに興味があれば、読んで面白い本です。
    怪談とかにちょろっと興味がある、とかいう程度じゃちょっと読めないかも。気合はいらないよ私の場合。


  • スーパー民俗学者・柳田国男氏の代表作。
    ただの昔話だって?
    いやいや、全部実話だってば!!

    巻頭には遠野の地図が拝してあり、なんか雰囲気的には谷崎の吉野葛風。
    冒頭、本文に入る前に「此書を外国に在る人々に呈す」とある。
    え、自分のことっすか?
    ここでもう私の愛国心をガッチリ掴まれます。

    構成は本文半分、解説約20ページ分、遠野物語の意味約1/6、年譜・索引各6ページ、あと最後に新潮文庫の作品紹介が約10ページも続きます。笑
    読み物として以外にも、立派な学問書です。

    本文文体は口語調ではないけど、全体に読み易い。
    古文ほどではないにしろ、戦前以前の書は日本語の美しさが際立っていて素晴らしい。
    平安の随筆みたいに一文が短くて事実を淡々と綴るスタイルもいい。
    しかも淡々と綴っているようで書き手の熱意がひしひしと伝わってきますね。
    今から100年くらい前のものなんだから当たり前だけど、こういう書き方がまた物語の雰囲気を出してて素晴らしい。
    我々の先祖たちが如何に自然と共に生きてきたかが伺えます。
    昔話的要素もあるので、これこれこうだった、とか昔はどうだったけど今はこうだ、とかいう表記がまぁまぁあるけど、100年前の東北の話ですよ。
    そういった記述にあることは現在に至っては益々少なくなってるわけです。
    憂うべき世ですね・・・。

    これを気に各地の大地母神信仰や神話とかちょっと改めて勉強したいと思う。
    国木田独歩とか田山花袋とか島崎藤村とか、柳田先生と親交の深かった人たちの作品もちゃんと読みたい。


    ・mai/juin 07


  • 岩手県遠野町に伝わる民話を収集し、まとめたもの。

    いや〜民間伝承ってすごいよね〜。古くから語り継がれてきて、その過程で脚色されたりして微妙に変わって伝わったりしてる。

    こういう話を後世にきちんと残していかねば!!ってことで柳田さんは本にしたそうで。偉大な功績を残されてますよね。感服の至り。

  • 今なお語り伝えられる民間信仰、異聞怪談に視点をあて採集整理した文献。

  • 文庫版遠野物語。説話ごとにわかりやすく分かれていてとても読みやすい。10の姑の話は夜の田舎で読むと最高に怖いです。

  • 井上ひさし著の「新釈遠野物語」を読んで、オリジナルの方も読みたくなりました。
     んで、読んでみたら、「ぼうや〜良い子だネンネしな〜」なんて音楽が頭の隅で流れます。
    短い話ながらも、現代人には全く馴染みの無い日本の世界観がそこにあります。
    注、補注なんかを読んでると、民俗学ってゆーのに大変興味を持ちますゼ。

  • 買った本。
    『北神伝奇』を読んで興味を持って買った。難しくて読んでない。

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