愛の渇き (新潮文庫)

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著者 : 三島由紀夫
  • 新潮社 (1952年4月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050034

愛の渇き (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 今更ながら、三島作品は個人的な中身の好みの差はともかく、題名が素敵だなと思った。

    2002年5月22日読了

  • 良人が病気で死に、良人の父親の元で生活することになった若き未亡人、悦子。良人の父親に気に入られ愛されるようになるが、悦子はそこの使用人の少年に恋をしてしまう。この話の最後が私好みで最高。全ての文章が計算されつくしたかのようで、完成度高すぎ。三島由紀夫という人物を改めて尊敬した一冊。

  • 「私が決めます。私は一旦決めたことを、決して枉げはいたしません。」

    良人の壮絶な最後を看取った悦子。悦子の視点から展開する終末の夫婦の姿に頭がぐらぐらと揺すられる心地がした。
    後半の悦子の姿はある意味魔性であるのだけれど、果てのない渇きを持った彼女が何故か凛として見える。
    恐ろしいほど真っ直ぐ何かを求めているのに、決して純愛とは言えない。
    ぶつかり合うその結末は総て悲劇へと繋がっている。

    自分の情念に飲まれて生きることが辛いときに読むと、エゴと無私がぐるぐると混ざり合ってやはり頭がぐらぐらと揺すられる心地がする。

    愛なんてこの世に存在するのだろうか、と絶望するくらいなら読むべきだと思う。

    そして凛として立ち宣言すればいい。
    「私が決めます。私は一旦決めたことを、決して枉げはいたしません。」

  • かくして三島由紀夫は自ら贄となったのか。

  • 2016/07/10 読了

  • 物語の起承転結がはっきりしていて、三島由紀夫作品の中では読みやすい一冊。

  • 1990.11.29 読了

  • なにも殺すことないのに…

  • さらさら読みすぎた

  • 「豊饒の海」3冊目に入る前に、なんとなく軽そうなものを1冊読んでみた。なんとも奇妙な話で、亡き夫の実家に住むようになった主人公は、その父と肉体的関係をもつ。さらに、その家の雇い人の青年三郎に一方的な恋心を抱く。あげくのはてには一方的に嫉妬をし、最後には・・・。この主人公悦子の心理状態がなんとも想像を絶するものなのだけれど、文章全体はやはり美しく仕上げられている。三島の小説では即物的な表現がさけられることが多いため、どこまでの関係があるのかはっきりしないことが多い(だからこそ想像させられる)。そんな中、本書で三郎が他の女性と「あそことあそこをあわせた」ところを悦子が想像して嫉妬する場面では、この表現自体にニヤッとさせられた。

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