禁色 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2210
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050058

感想・レビュー・書評

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  • 痴人の愛かよ!自分へのアンチテーゼ。か~な~?

  • 真っ白い画面に橙×グレーの大きく構成された文字が気持ちいい新潮文庫の三島由紀夫シリーズ。

  • やっぱり私には三島由紀夫は合わなかったみたい。
    もう少し経って機会があったらまた挑戦して読んでみたいと思う。

  • ノンフィクションとフィクションが絶妙に絡み合って、切なくて、甘酸っぱくて。

  • 煮え切らない。主人公の自堕落な部分が嫌いになれずそれが魅力にも思えてくる。仮面の告白の真面目な主人公に見せてやりたい衝動に駆られる。

  • 心理小説。

    久しぶりに読み応えのある本に挑戦して、読書の楽しさを存分に感じられた。

    内容は男色家の話で、内容自体に興味があったわけでなく、何の気なしに図書館で三島由紀夫コーナーをみて目がとまったので読んだ次第である。

    言葉選び、文書の流れ方、いちいち興味深くてなかなか進まなかった。それに少しでも気を抜くと、文章は単なる文字の羅列にしか映らず、全く内容が入ってこなくなるほどであった。

    三島由紀夫本人の主張と思われる箇所も小説のなかにすんなり溶け込み、違和感もない。

    あぁホントすごいな…笑。

    Sep, 2012

  • 分厚い分、読むのにかなり時間をかけたけど
    作中の人物達と同じ悠ちゃんが気になって
    投げださずに最後まで読めた。
    しかし悠ちゃんは大変だな(笑)

  • 悠ちゃんにいつの間にか惹かれていってるのは何かの策略なのか。
    もう一度読み直して伏線回収と内容理解を深めたい。

  • 自分の醜さを卑屈に認めながら裏切った女性たちに復讐を企む檜俊輔と、それに利用される「決して女を愛せない」南悠一が繰り広げる有名な男色小説。日ごろそれに興味があるから、手を出した。三島由紀夫というとあまり良いイメージは抱かないものの、潮騒のように丁寧な美的描写と檜俊輔が代弁する思想や悠一の「決して女を愛さない」という感覚が上手く描かれていたと思う。色恋沙汰には疎い私だからこそ恋愛や性欲に関したもろもろを考えていることが多いので、それに関しては新しい感覚を与えられた。檜の陰鬱さと、悠一の薄情で残酷な清廉潔白さが印象にのこる。読了。

  • 男色お腹いっぱいになりました・・・w
    いやでも、結構面白かった。
    鏑木夫人が好きです。
    最後の俊輔の語りはちょっと途中で混乱・・・少しずつ読んでたので、話がつながらなかった(-_-;)
    三島慣れしてきたな、と思う。
    途中でやめて、再開するときの、入っていく感じが素早くなったから。

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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