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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
生まれてこの方、理解されず、愛されもせず、嗤われるか蔑まれるかだけだった溝口。 「吃りであることを無視されることは、それがそのまま、私という存在を抹殺されることだ、と信じ込んでいた」 彼の級友たちは、彼の際立った特徴である「吃り」をして彼を認識し、誰ひとり彼の不器用な言葉を汲み取ろうとはしなかった。 無視されることはなかったものの、同情と軽蔑が与えられ、それがそのまま彼の生きる理由に... 続きを読む »
自意識に飲み込まれていく主人公が非常にリアルで青春小説としてのレベルは高い。論理的すぎる構成に初めは嫌悪感を抱いたが、終盤に至っては完全に慣れてしまっていた。傍からみるとギャグのような自意識の苦しみ、とても三島らしい小説だと思った。
この坊主、まさに親不孝者と言わざるを得ないのだが、どこか共感できるとこともある。
柏木という友人が出てくるが、この人の主人公への語った認識の話が興味深く感じられた。
しっかし、金閣寺が魅力的に感じられるのが、何か主人公の中で先走っているのか、そこがついていけなかった。
かなり狂気的な話であり、読んでいて戸惑う事が多かったが、破壊的な末に美しいものが潜んでいるような感覚があり作者の誠実な心を感じた。
また情景描写、心理描写が実に素晴らしく、現代作家たちにこの時代の作家を超えることはとても無理だろうと思えてしまった。
仏教用語、難解用語が多く、注釈や辞典を何度もひきながら読んだので大変勉強になった。
ん~深いね。
言葉遣いが今とはちょっと違い読むのに違和感はあるが、それよりも話しの内容に引き込まれ読み進んでしまう。
言葉のつむぎ方と言うか、つみ方と言うか、なんと言うか。
この人はやはり天才なのでしょうか。
ただ、読む年代によって感じ方は違うでしょうね。
是非現代的な視点をを加え、映像化してもらいたいもんです。
3月の3冊目。今年の39冊目。
三島由紀夫は初めてなような気もしないでもない。国語の時間に原作の一部を読んだような記憶はある。なので結局全てを読むのは初めて。
金閣寺ってそんなに魅力的か?って思うほど金閣寺に「心を奪われている」。好きとか美しいとかってそういう感情もあることはあるけど、やっぱり適切な表現の仕方は「心を奪われている」かな。ぶっちゃけこれが銀閣寺でも同じなのでは?と思った。
「読書力」の35ページにある本…
法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。
17冊目…高3の定期テストに
わりと面白かったような…。
内向きな感情、自己と向き合い行き着く先には破滅が待ち受けている。好きじゃないが、読んでいて魅力的な内容である。嗜好品のように何度も読み返しているうちに自己が磨かれるとは限らない。行き着く先は底無しの闇である。
前半あまり面白さを感じられなかったが、放火をしようと決意〜するところは良かった。勢いと狂気があった。
終盤の金閣焼失に向っていっきに主人公の感情が向かっていく部分からの展開にはのまれた!
けれどそこにいたるまでの途中経過が難しかった
三島由紀夫の心理分析?みたいなものがあまりにも徹底してて
ちょっと疲れたかなぁ
また大人になったら読みたい
昔から憧れていたものを実際に見た時、人はどういう心境になるものだろうか。三島由紀夫は、『金閣寺』で、実際にあった金閣寺放火の犯人(=青年僧)の心理を、「美しいものへの憧憬と羨望があった」と分析した。 主人公・溝口は、幼い頃から父親に「美しいもの」と聞かされてきた金閣寺を、美の象徴、つまり絶対的な存在であると捉えていた。幼い頃、というのだから、溝口の心へ徐々に金閣寺(=絶対的な存在)が内在... 続きを読む »
金閣に対する愛憎を感じた。
愛したかったのか、愛されたかったのか、認められたかったのか、認められたくなかったのか。
…正直、今はまだ私の手に負える相手ではなかったようです。
これが演劇になるとどうなったのか?
宮本亜門氏演出の金閣寺がみれなかった為、腹癒せにと思って原作を読んでみたが、
結果ますます芝居を観ておきたかったという気持ちにさせられる。
美にとりつかれることも、あるのだなぁ。まだまだ未熟で三島由紀夫氏の良さを理解することは出来ないが、同じ人間の脳がこの物語を作り出したとおもうと親近感が持てた。文章はとても美しかった。
もう少し、歳を取ったらまた読み返してみたい。

金閣寺が至上の美だと感じる主人公の哲学、内翻足の柏木が持つ哲学が巧みに描かれていてよいと思った。少し駆け足で読んでしまったので、もう一度読もう。考えることが好きな人や、自身に強いコンプレックスを抱く人...





