- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101050317
感想・レビュー・書評
-
軽王子と衣通姫(かるのみことそとおりひめ)、群像、1947-4。殉教、丹頂、1948-4。獅子、序曲、1948-12 。毒薬の社会的効用について、風雪、1949-1。急停車、中央公論、1953-6 。スタア、群像、1960-11 。三熊野詣、新潮、1965-1。孔雀、文学界、1965-2。仲間、文芸、1966-1
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めて読んだ三島作品です。
”死の直前に編まれた著者自選の第三短編集”という紹介に惹かれて最初の一冊に選びました。
面白い面白くないというより全く好みでないという理由で★一つにしました。
こういう作風が好みの読者なら面白いと思うかもしれません。
「軽王子」「殉教」「獅子」は少女漫画のようでした…。
「三熊野詣」の悲しくも強い信頼関係には考えさせられました。
その他の作品は奇を衒い過ぎているように感じられました。 -
三島作品2冊目。
最初の「軽王子と衣通姫」の文体でかなり苦戦した。
また読み直しが必要な気がする。
そこから一変して、表題作である「殉教」以降はスラスラといけた。
といっても言い回しとか文学的な知識の無さで読みおとしてる部分がいっぱいあるんだろうなと感じつつ読了。
貴種流離。
ロマンが描かれてる(らしい) -
『孔雀』が凄く好き。
三島由紀夫特有の匂いが感じられ、何より美しい。 -
三島読むのには時間がかかる
-
どろっどろ。
『獅子』の繁子に対する周囲のあの侮蔑はなんだ。ラストは寧ろ爽快。
『殉教』は、抑圧され、暗喩に塗れた表現がエロティック。
『スタア』の、ある表現が絶妙すぎて、そこばっか暗記できるくらい読み返した。
彼の書き出す婉曲な官能表現はほんと無二ですね。
「軽王子と衣通姫」「殉教」「獅子」「毒薬の社会的効用について」「急停車」「スタア」「三熊野詣」「孔雀」「仲間」収録-
ご丁寧にコメントありがとうございました^^
三島作品。何を読めばいいのか分からずに後回しにしてました。
ですが79kaさんの提案のおかげで差...ご丁寧にコメントありがとうございました^^
三島作品。何を読めばいいのか分からずに後回しにしてました。
ですが79kaさんの提案のおかげで差し当たって『殉教』を読んでみようと思います!
※全然お節介じゃないですよ!
人から薦められて本を読むのが好きなので(笑)2010/06/22
-
-
短編。
読みやすい。
異類をテーマにしています。
そのためか不可思議・幻想的な作品が多い。
というかほぼ全てそう。
最後の「仲間」は一番短いですが、一番読了後に振れる感情の幅が大きかった。
-
2008
-
「仲間」の怪しさに飲み込まれました。ぐわっと食べられるような軽快な恐ろしさ,個人的に好きです。
-
表題作がとてもすき。美少年同士のサド・マゾ的関係性がたまりません