学校では教えてくれない不道徳講座 (新潮文庫 て 6-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101052311

感想・レビュー・書評

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  • 「テリー伊藤」のエッセイ?『学校では教えてくれない不道徳講座』を読みました。

    面白くて「松本清張」作品を連続して読んでいましたが… 読んでいると、人間不信になってしまいそうなので、前向きな気持ちに気分転換しようと思い、本書を選択しました。

    -----story-------------
    “英国式足ツボマッサージ”はなぜ大成功したのか。
    私が勝負服に馬革のジャンパーを着るワケは。
    不幸な人間を探せばリラックスできる…。
    「不道徳」「悪のすすめ」を手がかりに、人生の難所に立つ人びとに超ポジティブなエールを贈る、「テリー伊藤」渾身のメッセージ。
    肩の力が抜け、拳に力がこもる。
    より熱く、より前向きに生きようとする大人のための参考書。
    -----------------------

    本書は以下の構成になっています。

     ■まずはじめに、二話
     ■1章 常識的な物の見方を変えれば、大切なものが見えてくる
     ■2章 自分の思い通りにならない人生だって素晴らしい
     ■3章 オシャレな借り物のライフスタイルより、バカでも自分の生き様を
     ■4章 変化する時代を生きるには、自分を変える勇気とパワーが必要
     ■5章 失敗上等!失敗さえできない人の分まで燃えて生きてやれ
     ■あとがき
     ■文庫版あとがき

    いきなり冒頭の『まずはじめに、二話』の比喩で出てくる、「井上陽水」の"傘がない"的な考え方(政治や自殺する若者のニュースより、雨の中、恋人に会いに行くための傘がないことの方が大切な問題だ… )への批判、「ミック・ジャガー」がロックを続けていることへの批判等、インパクトのあるプロローグに、ぐぐぐっと惹きつけられ、一気に読んでしまいました。

    著者の大好きな、クルマや巨人軍、ファッションの話を織り交ぜながら、視野を広く持ち、前向きに生きることの大切さが、巧妙な「テリー伊藤」の語り口で綴られており、とても読みやすかったです。

    前向きな気分になれたと思います… 気分転換成功ですね。

    以下、本書で気になったキーワードです。

    「常識なんか明日変わるかもしれない」

    「出てこい!赤信号、ひとりで渡っても怖くないヤツ!!」

    「勝った負けたなんて関係ない。人生、だいたいでいい」

    「大切なことは手に入れることではない。手に入れたあと何をするかだ!」

    「顔は正直。いい顔の男になろう」

    「昔も、そしてこれからもその場の空気を読めないヤツはダメ」

    「幸せは自信の向こう側からやってくる」

    「人生には偶然なんかない」

    「突出した個性が消えていく!これは危ない!!」

  • テリー伊藤の考え方とか昔の話とかが書いてありサラッと読めて面白かった。要は、周りの社会の変化とか周りの人に合わせすぎないで、個性とか自分の好きなこととか、遊びとかも、いつも真面目にやって疲れちゃうよりいいよということだった。たしかにと共感できた。はやく遊べるようにコロナが落ち着いてほしいな。

  • 今後は、いかにキャッチーにインパクトあるコメントができるかが大事というところに共感。その心がけでこのレビューも書いて行きたいものです。自分が偏ってるなぁと思う時に読むと、ほぐれる感じ。

  • テリー伊藤らしいエッセイ。

  • 楽しく脳の活性化が出来ました。やっぱり素敵な人でした。

  • 王道から外れて生きることもよい。
    ナベツネさんや落合監督、石原都知事を見よ。嫌われ者でよいのだ。

  • 不道徳講座といえば三島由紀夫。テリーさんではちょっと弱い感じかな。図書館予約数は2(09/08/08現在)です。

  • もうちょっとおもしろい人かと思ってたのだが。文章がいただけないだけでなく、書いてる内容も軽薄でいかにもテレビ業界の人だ・・・あーぁ。

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著者プロフィール

テリ―伊藤(てりー・いとう)
1949年、東京・築地生まれ。早稲田実業高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
現在、慶應義塾大学大学院の政策・メディア研究科に在籍。
「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」などのテレビ番組の企画・総合演出を担当し、注目を集める。
現在は演出業のほか、プロデューサー、タレントとしてマルチに活躍している。
YouTube公式チャンネル『テリー伊藤のお笑いバックドロップ』も配信中。
『君は長嶋茂雄と死ねるか!』(メディアワークス)『お笑い北朝鮮』(コスモの本)『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』(KADOKAWA)『オレとテレビと片腕少女』(KADOKAWA)など著作多数。

「2020年 『老後論 この期に及んでまだ幸せになりたいか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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