- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101057095
感想・レビュー・書評
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武者小路実篤らしい作品。
先天的な才能は、持続的な努力に及ばないという理想論的なストーリー。
今の自分の状態がこんなんなので、
少しさめた目で読んでしまったけれど、
届かないものに届く手段があるなら、
自分の実力をいつも否定しつつも、
最大限の努力は怠らないっていうことは大切だという認識はある。
恋に関しても、仕事に対しても。
それ信じなきゃ世の中やっていけないよ。ほんと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋と愛と友情
ヒロインの吉村さんの一途なツンデレ、竹谷の見守りながらの愛し方、山根との男の友情
なんだかほっこりする読了感でした
最終章の会話がとてもかわいくて何度も読んでしまいました -
時代を感じる文体。読み辛い訳では決してなくて、むしろ新鮮だった。 ハッピーエンドで良かったし、誰も悪者にならないのがいいと思う。
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本嫌いな当時の自分としては、数少ない完読した本のひとつであった。
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友情・愛と死には劣るがやはり良い。
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090307(a 090512)
100110(s 100121) -
絵を教えている主人公の画家の弟子には、紳士で金持ちで、画家としてすでに力量のある大野と、母子家庭で貧しく、気難しいが、天賦の才能がある竹谷がいた。遠い親戚の吉村貞子が一緒に絵を習うようになって、大野と竹谷は貞子を愛するようになる。
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恋のエネルギーを仕事のパワーに変え、磨き続けた絵の才能で、愛する女性を少しでも惹きつけようと努力を続ける主人公。生真面目で気持ちを伝えるのが苦手なA型タイプのそんな主人公に、同じA型の僕も大変心を打たれた。恋人への想いだけでなく、ライバルへの対抗心、母からの愛情、亡き父への想い…。全ての想いを絵にぶつける姿が美しい。高校3年生のときに読んだ思い出深い恋愛小説。
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読みやすい。
先生の語りを通して、画壇の生徒の恋愛を描いている作品。一昔前の作品なのに、すんなりと世界に入っていける。ハッピーエンドでよかった。