人生論・愛について (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101057132

感想・レビュー・書評

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  • 岩波新書の「人生論」を読んだ。
    武者小路実篤の「友情」はとてもいい本で、お気に入りの作家になったが、この本を読んでさらに好きになった。
    恋愛、仕事、勉強、心、理性など、様々な観点から若者に向けてグッとくる言葉が綴られていた。1日で読んだため、細かいところは覚えてないが、何度も読み返し、自分のものにしたい言葉がたくさんあった。
    図書館で借りたが、一冊買ってみよう。また、22.23歳までにいい本を読むといいとあった。古典にも目を向けて読者したい。

  • ◆3/7オンライン企画「その相談、あの本なら、こう言うね。F/哲学の劇場」で紹介されています。
    https://www.youtube.com/watch?v=1K0qT4_6lEk
    本の詳細
    https://www.shinchosha.co.jp/book/105713/

  • ちょうど、森元総理、JOC代表の失言問題の渦中で手に取ってしまったので、日本のホモソーシャルに嫌気がさして全く読めず。斜め読みしたけれも得るところがない。

    いまの私よりも若い頃に書き上げられたのだろうなと感じるんだけれども、ジェンダー学の日本の近代での女性の扱いと男性の考え方の参考図書くらいにしか利用価値が思いつかない。

  • 2020.6
    読み切った。シンプルだけど核心ついてくる。仕事とか愛とか生きるとか。基本中の基本。死ぬまで生きよう。使命。道。

  • 武者小路!

  • うーむ。人生論ですよ。
    私も40前のオジサンになってしまい、
    それなりの人生観は備わってしまいました。
    今回、武者小路実篤の人生論との相違を確認し、
    より確固たらしめることと、新たな発見に興味を抱きつつ読んでみました。

    人生の目的、恋愛、死、健康、金銭、美、快楽、性欲、愛、仕事、本能、道徳など
    テーマは多岐に渡る。

    本書からは武者小路さんの真面目な人柄が伺えます。
    ひとつの事象を多方面から細かくフォローしながら、
    真っ当な人の生きる道を説こうとしていました。
    とても前向きで真っ直ぐな、こうありたいと思う人生論でした。

    昭和13年、武者小路実篤53歳の執筆です。

    ★印象に残った言葉
    ○「悲しみより喜びが深い」

    ○「人間は自分でものを感じるのではない。感じさせられるから感じるので、
      それによって自然が人間をどう生かしたがっているかを知ることが出来る。」

    ○「自然が人間を生かしたがっているようにすなおに生きよ」

    ○「自然は人間を生きられるだけ生かして、
      この地上でなすべきことを出来るだけさせたがっているのだ」

    ○「健康は最後の目的ではない、最初の条件だ。」

    ○「我等はすべての人が健康に、元気に、愛しあって、
      卑屈な心を持たずに、朗らかに、
      すべての人々が尊敬されて、排斥されることなく、
      お互いに調和して生きてゆける世界を望むのだ。」

    ○「ゆるしあって、愛しあってくれ、愛しあってくれ」

    ○「すべての生命よ、地上に生きられるだけ美しく生きてくれ
      そして死の神が月桂冠をもってお迎いにくるまで生きてくれ」

  • 人生論は面白かった。
    ユートピア的思想が強い気もするけど、それも誇り高きロマンチスト実篤ちゃんなら許容範囲。
    清々しいなれます。

    後の方の美術史観とかはあんまし要らんかったかなー

  • 武者小路さん難しいっす。

  • まだ自分にははやいかも

  • 人生に悩みを抱えた時に読むと生きるヒントを与えてくれそうなそんな本でした。
    今のところ、自分の人生が行き詰まっていないので、また泥沼に入るような頃があったら読んでみたいと思わされた本でした。
    相変わらず、読みやすい作家さんです。
    でも、ちょっと人生について語っているだけにクドかったかな?

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著者プロフィール

東京・麹町生れ。子爵家の末子。1910(明治43)年、志賀直哉らと「白樺」を創刊、「文壇の天窓」を開け放ったと称された。1918(大正7)年、宮崎県で「新しき村」のユートピア運動を実践、『幸福者』『友情』『人間万歳』等を著す。昭和初期には『井原西鶴』はじめ伝記を多作、欧米歴遊を機に美術論を執筆、自らも画を描きはじめる。戦後、一時公職追放となるが、『真理先生』で復帰後は、悠々たる脱俗の境地を貫いた。1951(昭和26)年、文化勲章受章。

「2023年 『馬鹿一』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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