蒼き狼 (新潮文庫)

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著者 : 井上靖
  • 新潮社 (1954年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101063133

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蒼き狼 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ちょうど学校で元の歴史をやったので。
    キプチャク汗国?バトゥ?フラグ??っていう状態だったけど、読んだら結構わかった!
    チンギスハンは父親が蒙古人じゃないかもしれないと思っていたから、蒼き狼として認められる(自分が認める)ように征服戦争を続けなければならなかったし、ジュチも然り。
    忽蘭かっこいいー。喋り方が男っぽすぎるけど。

  • 新聞を読んでるみたい? いまいちだった。
    後半、西へどんどん攻めていくあたりが盛り上がりだった。

  • 歴史小説としては司馬遼太郎とは比較にならないほど、平板で稚拙。チンギスハンがあれだけ版図を拡げられた要因であるはずのモンゴル軍の戦術、戦略をきちんと書き込んでもらいたかった。

  • 読むのに1年くらいかかった(笑)
    チンギスハーンはすごいなぁ、という。
    歴史オンチの私でも面白く読めました。
    しかし歴史的な内容は全く覚えてない。
    勉強には役に立たなかったようです。。

  • チンギスカンの物語。一代にして南は、金、西夏、西はカスピ海に至る大帝国を築く。凄まじい征服欲、そして何より運が備わっていたからだろう。物語には無いが、チンギスカン没後もなお、版図が拡大していくのも興味深い。2016.8.27

  • ひとつの時代を作った1人の人物の一生を描いた伝記のようなもの。

    決して英雄物語ではない。

    この人物の征服欲の源はどこにあるのか、それを井上靖さんなり解説しているものだと思う。

  • 地図が付いていたので地理的な把握がしやすかった。
    広大な領土を征するに相応しく、戦いに次ぐ戦いの人生が読みやすく、それでいてドラマチックに展開されている。

  • 【状態】
    貸出中(予約0)

    【内容紹介】
    遊牧民の一部族の首長の子として生れた鉄木真(テムジン)=成吉思汗(チンギスカン)は、他民族と激しい闘争をくり返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及ぶ遠征を企てる。六十五歳で没するまで、ひたすら敵を求め、侵略と掠奪を続けた彼のあくなき征服欲はどこから来るのか?―アジアの生んだ一代の英雄が史上空前の大帝国を築き上げるまでの波瀾に満ちた生涯を描く雄編。

    【キーワード】
    文庫・中国・歴史・時代小説

  • 読む時期を間違えた気がする。5年後くらいにもう一度読み返したい。

  • テンポのいい文章で長過ぎず読みやすいチンギス・ハンの一代記です。

  •  陳舜臣 著『チンギス・ハーンの一族』全4巻 (集英社文庫)と比べてしまう。こちらはフビライが死に帝国崩壊までを描ききる。一方、『蒼き狼』はジンギスカンが末の息子に西夏国を滅ぼす指示を与えた後、半刻して息を引き取る彼の死をもって小説が終る。

     元に滅ぼされるまでの数百年の間、西夏文字を持つ国として存続した西夏国は宋の時代にシルクロードの始まりである敦煌を滅ぼし自国を樹立する。井上靖 著『敦煌』 (新潮文庫)参照。いつの時代も歴史は繰り返されるのである。

  • 読んで良かった。

  • 30数年振りの再読。壮大な歴史物語。他の作品も再読したくなった。井上靖はやっぱり良かった。

  • 昔読んだ作品を久しぶりに再読。それでもやっぱり面白い

  • 極東からヨーロッパまで、13世紀に世界中に多大な影響を与えたモンゴル帝国のことを知りたくて読んでみた。
    鐙など乗馬技術や騎射、袖を通す洋服などなど、我々がヨーロッパ文化とイメージするものの中にはモンゴル起源がたくさんある。

    この本ではそういった文化論はもちろんなく、あくまでチンギス・ハーンの一生を追ったものだが・・・

    モンゴル帝国、残虐すぎる・・・逆らうものは皆殺し。投降しても皆殺し。

    自分の子供は取り上げるわ、鬼のように自分を律するわ、チンギス・ハーンの一生は幸せだったんだろうか。

    他にもチンギス・ハーン物を読んでみようと思っていたが、ちょっとコレ以上は興味でないな。

    この本は大変面白かった。さすが文豪。というしかない。

  • モンゴルへの旅に携帯。

    以前違う人のチンギスハンの伝記を読んだが、さすがは井上靖。
    段違いに面白かった。

    残すは桜蘭である。

  • 世界史に果たした役割に対してチンギスハンの史料は極端に少ない。まともな史料は「元朝秘史」と「集史」くらいだろう。そのなかで、これだけチンギスハンの人物像に迫ったことは感嘆に値する。特に忽蘭とジョチに焦点を当てたことが独自色を与えているところであろう。文章表現も素晴らしい。「蒼き狼」の呼称は良質な本書で広まったものである。

  • 素晴らしい! 井上靖の文体は独特で清々しい感じがする。読んだら旅に出たくなった。

  • スケールの大きい小説だった。
    人類史上最大の帝国を築いたチンギスハンの生涯。
    家族とテントで暮らしていた彼が、そんな帝国を築き上げるとは、凄まじい話だ。
    人物の語り口調が面白い。
    男も女も闘争心がある!

  • 乱世は英雄を生む。

  • チンギス・カンは自分は正当なモンゴルの血を継いでいるのだろうかと、不確かな自分の出生に悩む。
    モンゴル族の創生神話による蒼き狼と白い牝鹿の血を受け継ぐ蒼き狼たるべく、彼はひたすら敵を求め侵略征服を続け、歴史上最大の大帝国の礎を築く。
    自分とは何者かと自問自答し、自分というものを自分の力で作り上げていくチンギス・カン。。。自分も自分というものをもっと積極的に作り上げる努力をしなくてはいけないなあ、、、。
    流されない、切り開く力。(最近めっきりそういうのから遠のいてます)
    モンゴルを平定して他国に出て行きますが、それにしても機動力がすさまじい。
    モンゴルの馬って、モンゴル人のバイタリティって本当にすごいとしかいいようがない。
    ユーラシア大陸駆け巡り。。。私はまだほんの数カ国しか外国は行ったことないのに、、、。

  • モンゴルに行き、馬で走る事になったのでこの小説を読んでから行くことにした。
    現地で知り合った遊牧民はチンギスハンの末弟の子孫だという事や、草原にかける想いを聞いて歴史に思いを馳せることができた。本物の遊牧民、草原、馬と触れ合って、本の中に行ったようだった。
    読んで行ってよかった。
    繰り返し読みたい一冊になった。

  • 遊牧民モンゴル一部族の長として多民族との激しい闘争を繰り返し、やがて全蒙古を統一してから金国やさらに欧州にまで及ぶ大遠征を試みた、鉄木真―成吉思汗(テムジン―チンギスカン)の六十五年の生涯を描いた歴史小説。著者自身の特別な批評は加えず、ただ史実に即して成吉思汗という人物の行動と姿を淡々と、そして硬派に描いている。

    ―上天より命ありて生まれたる蒼き狼ありき。その妻なる惨白き牝鹿ありき。大いなる湖を渡りて来ぬ。オノン河の源なるブルカン嶽に営磐して生まれたるバタチカンありき....
    己が部族(モンゴル人)には蒼き狼の血が流れていると云う伝承を聞いて育った鉄木真少年は己の血筋に誇りを持ち、その生涯で休みなく常に敵を求め、戦乱の中に身を置き、あらゆるものを破って部族の勢力を拡大し、一代にしてモンゴル帝国を築いた。
    著者によると、「蒙古民族の興隆が全く成吉思汗という一人の英雄にその総てを負うている」らしく、「成吉思汗の出現によって初めて、蒙古民族は全く別の優秀な民族に生まれ替った」らしい。その飽くなき征服欲が一体どこから来たのか。著者が描きたかった最大の関心事が本作のテーマである。

    血沸き立ち、闘志滾る雄編。

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蒼き狼 (新潮文庫)の作品紹介

遊牧民の一部族の首長の子として生れた鉄木真(テムジン)=成吉思汗(チンギスカン)は、他民族と激しい闘争をくり返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及ぶ遠征を企てる。六十五歳で没するまで、ひたすら敵を求め、侵略と掠奪を続けた彼のあくなき征服欲はどこから来るのか?-アジアの生んだ一代の英雄が史上空前の大帝国を築き上げるまでの波瀾に満ちた生涯を描く雄編。

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