風濤 (新潮文庫)

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著者 : 井上靖
  • 新潮社 (1967年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101063171

風濤 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日本の目から見たら侵略者であり、暴風により2度にわたり奇跡的に防衛された元寇ですが、それを当事者であった高麗の国から描いた作品です。
    元の圧制に対する高麗の硬軟あわせた数々の外交戦が主体に語られます。その中でフビライや側近の洪茶丘、高麗国王・玄宗、宰相・李蔵用など多くの人物が登場します。しかし、誰かを主人公に立てた物語と言うよりも、史実に沿って俯瞰的に描いた作品です。かといって史書と言うわけではなくて、血が通っていると言うか、物語でもあります。そのあたりのバランスが絶妙です。

  •  流し読み。同じ(こちらは朝鮮の歴史)中国歴史時代小説の大家、陳舜臣にも言えるんだけど、歴史資料を日本語訳で読ませるような小説って楽しめるのかな、それってあくまで資料であって小説じゃないよね。正直おもろなぃ。

  • 元寇における高麗の悪戦苦闘と悲惨を描いた傑作。いや、タタールのくびきの恐ろしさよ。

  • 朝鮮半島の悲惨な歴史の一幕を見たような。地理的な状況もあり、常に大陸の巨大な権力に怯えざるを得なかったのであろう。それに比べると日本は島国というだけで呑気なものなのであろう。それぞれの国には地理的な状況に基づいての歴史が必然となってあるものである。歴史はくり返すというのもあながち真っ赤な嘘ではない。

  • さすがと言うべき御大の大作。被征服国家の悲哀と一言では表せない歴史。誰が主人公なんだろう、とちょっとぼやけているという点で星4つ。

  • 圧巻!朝鮮半島の、倒されは起き、起きては倒されの、文字通り幕引きのない闘い。

  •  フビライが生きていた当時の高麗の内部を書いた本。ここから読み取ったのは、朝鮮半島にある国が、いかに中国に恐れを抱くのか、これに尽きると思う。中国が兄で、朝鮮は弟(親と子だったか?)、という構図。支配されればこのようなもの、と割り切ってしまうのは簡単だ。しかし、韓国、北朝鮮の人間からすれば、そうはいかない。彼らからすると、中国は潜在的に敵国なのではないか。
     歴史を読むのが面倒だったから評価は低いが、内容から言えば、4つ星位だと思う。

  • 面白いのかわからないけど、離れられない感じがする。

  • 歴史のなかで主導権をとれず、耐えながらも役割に殉ずる人生に胸がふさがれる。派手さはなく、爽快感も無いがなかなか良い読みおわり。

  • 元寇に備える日本。高句麗の悲劇。

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