宣告 下 (新潮文庫 か 7-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (627ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101067032

感想・レビュー・書評

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  • 【過去読了レビュー】
    死刑囚を収容する刑務所に勤務する若い診療医が、葛藤、昇華、苦悩する日常を描いた作品。
    いつ来るとはわからないが、確実に予定された死を前に起こる様々な人間模様と、それを見守る人々の思い。

    鬱々とした思春期に読んだ今も記憶に残る作品。
    内向になりがちな時期に、その底を垣間見たような気がした。

著者プロフィール

1929年生れ。東大医学部卒。日本ペンクラブ名誉会員、文藝家協会・日本近代文学館理事。カトリック作家。犯罪心理学・精神医学の権威でもある。著書に『フランドルの冬』、『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)、『宣告』(日本文学大賞)、『湿原』(大佛次郎賞)、『錨のない船』など多数。『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞を受賞、続編である『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。

「2020年 『遠藤周作 神に問いかけつづける旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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