名著12篇に学ぶ中国古典の人間学 (新潮文庫)

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著者 : 守屋洋
  • 新潮社 (1988年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101083117

名著12篇に学ぶ中国古典の人間学 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • どこから手をつけていいやら・・・の中国の古典。
    有名な12篇から処世術をピックアップ。

    さすが味わい深いです。
    経営者ではないけれど、被雇用者でも持ちたい智恵。

    何度も読み返したい、おいしいとこどりの一冊です。
    (ちょこちょこ拾い読みしていたのを今回通読)


    (出典)
    『孫子』『老子』『荘子』『韓非子』『菜根譚』『論語』
    『孟子』『貞観政要』『戦国策』『史記』『三国志』『十八史略』

  • 11028

    03/16

    『太古の賢者の知恵で災難を乗り切れ!』

     今回は「中国古典の人間学」(守屋洋著・新潮文庫刊)という本を。孫氏の兵法、論語、三国志など、中国の代表的古典十二篇を判りやすく解説した一冊です。

     「虎穴に入らずんば…」とか「過ぎたるは及ばざるが如し」といった日ごろよく耳にするフレーズは、実はこれらの古典がルーツなのだとこの本を読んで知りました。

     著者の守屋氏は本書のなかで「中国の人々は中庸を重んじ“度が過ぎる”ことをよしとしない。しかし日本人はとにかく何事も徹底的にやり過ぎてしまう傾向がある」と双方の国民性を比較しています。

     ひたすら行けるとこまで行ってしまう大和民族のパワーが、この国を今日のような繁栄へと導いたのでしょう。けれど「もっと、もっと」と求めるあまり、日本人は溢れるほどのモノを作っては売り続け、引き換えに手にした贅沢な暮らしのために電気や石油などのエネルギーも余計に必要となりました。
     そんな社会が一度崩れてしまうと目もあてられません。今回の地震は被災地以外の場所にも大きな影響を与えました。
     システムが巨大化すればそれを維持する動力もさらに必要となる。ひとたびそのシステムがダウンすれば、復旧のためのコストもまた膨大なものになるでしょう。

     今よりもいい生活がしたい…そんな思いはもちろん自分にもあります。だけど必要以上のムダは好きじゃない。飲み会などで手をつけられずに捨てられていく料理を見ると憂鬱な気分になります。でも世の中全体の流れの前には個人なんて無力なもんです。

     最近では多くのモノに振り回されるライフスタイルを反省してか、「断捨離」という言葉も広まりつつあります。この天災をきっかけに自分の生活を少し見直してみたい、そんなときこの本が紹介しているような中国三千年の知恵が参考になるのでは…。

    (本のある時間)
    http://www.timewithbooks.com/volunteer_blog/blog/member/004/000001719.html 

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