新編 風の又三郎 (新潮文庫)

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著者 : 宮沢賢治
  • 新潮社 (1989年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101092041

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新編 風の又三郎 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 賢治さんの作品は
    教科書と猫ちゃんが出てくる以外の
    話がなかなか頭に入ってこなくて
    文字を追ってるだけで読めてない。
    を繰り返し、ようやく読めました。
    でも、もっと「読む」には
    教科書のように書き込まねば
    ずっと、読めてないんじゃないかなっていう
    気持ちのままな気もします。

    例えばブドリのように
    煙突からでる煙はどのようになるか、を
    きちんと説明できるような
    そういう知識をしっかりある上で読んだら、
    賢治さんの作品は
    また更にすごい世界に見えるのだろうなあ。

    小さい頃解説は飛ばすものだったけれど、
    解説を読むことで
    お話がするりと入ってきてくれることも
    あって、(もちろん自分だけの解釈も大事に
    することも大切だけれども)
    今はとても好きです。

    このテーマでまとめたよ。
    とわかるのも良いな。
    脳がそうなる。

    生活の中で、自然に身についたもの、
    勉強して学んで理解したものは
    一生の宝物だなあ
    (もっと学べばよかった…
    (学生のときもきっと大人になったら
    もっと学べばよかったと私は思うだろうなと
    思ってたけれどやっぱり思っている))…と
    読むたびに思い続けるのだろうな。

  • 2016.7.1(金)¥150(-2割引き)+税。
    2017.1.15(日)。

  • 2度読んだ。/「高田三郎」くんが、父のモリブデン鉱石の仕事都合で、転校して来た。/再度2度目を読む時、★ <嘉助>が、宮沢賢治と決めつけて読んだ。理由は、高田くんに、★「風の又三郎だ」と最初に呼んだ人であり、しつこく何度も「風神の又三郎だ!」と呼び名を定着させようとしたからである!/★唯一、嘉助の前で、高田くんは、ガラスのマントに光る靴を着用し、風に乗り空を飛んだが、私には、高田くんは、都会から来た、優しく利口で「やあ耕助くん失敬したねえ」「悪戯してすまなかったよ」と、★<又三郎>の、紳士な言動に、「デキメン」の色気を感じたナ!

  • どれもかわいらしくて大好き。と思ってのめりこむ気持ちをおいてけぼりにして、物語はばっさり切れて終わる。途方に暮れてどっちに歩いたらいいかわからなくなる。

    まるで夢から覚めたばかりで、現実にチューニングを合わせられないような。

  • もっと、「風の又三郎!」と断定したような話だと思ったら、意外と「風の?」「又三郎?」って感じで、物足りなさが残った。
    ちょっとしたことでも「大げさ」に受け取ってしまう「子ども」の目線だからかも知れないけど。

  • 宮沢賢治を楽しめるようになってきたので又三郎にも挑戦。読み終わるのはわけないがやっぱり面白さはわからず。何で人気なんだろう?この中に入ってる「ツェねずみ」とか「蜘蛛とナメクジと狸」なんかは好き。怖いけどそれを超越したユーモアがあり、動物の生き死にの話も人間にとってはメルヘンなのか?ってところがすごくシュール。

  • 再読。賢治の童話の中でも動物もの中心のセレクトっぽい。仏教説話臭の強い「二十六夜」や「雁の童子」はイマイチだったけれど、前半の意外と性格の悪い動物ものはどれもシニカルで面白かった。「ツェねずみ」「クンねずみ」なんか、こういう人間いるよなあって(ねずみの話だけど)苦笑いしてしまう。「やまなし」はひたすら可愛い。クラムボン。

    好きなのはやっぱり、表題作と、賢治自身の理想の伝記っぽい「虔十公園林」と「グスコーブドリの伝記」。「祭の晩」は山男の話で、柳田国男の山人系の話などと比較してみると興味深い。全体的に東北出身者らしい土着した童話なのが賢治の魅力でもありますね。

    ※収録作品
    「やまなし」「貝の火」「蜘蛛となめくじと狸」「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙のゴム靴」「二十六夜」「雁の童子」「十月の末」「フランドン農学校の豚」「虔十公園林」「谷」「鳥をとるやなぎ」「祭の晩」「グスコーブドリの伝記」「風の又三郎」

  • 宮沢賢治やっぱり好き。
    この本読んで改めて思った。
    日本の子ども向けの童話や童謡がもともと大好きで、それは宮沢賢治がいたからこそ生まれてきたもんなんかも知らんなと勝手に思ってる。
    (絶対違うけど)
    銀河鉄道の夜が一番大好きやけど、この本もすごいよかった。
    昔の人の書くこわーいくらーい感じも興味深かった。

  • 国文学研究の指定教科書。授業使用分は読んだ。夏休みに残りを読みたい

  • 又三郎も読んでいなかったので。昔のドラマで先生役の水谷豊がオルガンを弾き、「どっどど どどうど どどうど どどう」と児童達に歌わせるシーンを何処かで見たような気がする。
    クラムボン好き。かぷかぷ。

  • 宮沢賢治の本を初めて買って読んだ。
    すごく国語の教科書的だなと思ったけど、内容は深かったり。風の又三郎よりもグスコーブドリの伝記のほうがおもしろかった。小動物ネタが多くてほんと童話みたいだし、何それ?みたいな特徴的な名前が多くて不思議な感じだった。

  • 童話なのかな。宮沢賢治2作目。

  • ほぼ全作品初めてちゃんと読んだ。
    『オッペルと象』も、読んだことあるような無いようなの曖昧な記憶だったから、ちゃんと読めて良かった。
    『風の又三郎』の印象は薄かった。
    『セロ弾きのゴーシュ』は昔よく見たアニメの映像そのままだった。またあのアニメ見たい。動物可愛い。

  • 賢治の作品は、いつも疑問が残る。
    又三郎はいったい何者だったのかな。

  • 前回紹介した銀河鉄道の夜に比べて、この本はどちらかというとダークファンタジーの様相を呈している。一般的に見て救われない話が多い。ただ、宮沢賢治のファンタジーの源泉がぎっしり詰まった内容であることは間違いない。「蜘蛛とナメクジと狸」の話などは、銀河鉄道の夜に収録されている「双子の星」同様、宮沢賢治の最初期の作品だと言われている。

    物悲しい結末を受け止める準備がないのであれば、銀河鉄道の夜や注文の多い料理店を先に読むことを勧める。教訓や道徳を示す教育的な意味が強いのもが多い。

  • 今更ながら新古典を読んでみようの巻き。
    一部は教科書他子供の頃に読んだかな。
    クラムボンがかぷかぷ笑ったよが好きなのですが、久々に読んで死んじゃったのかい!と思わず突っ込む。
    哀しい話が多いけれど、美しい自然の情景描写に心奪われます。

  • 「やまなし」「ツェねずみ」「グスコーブドリの伝記」など。
    自然の息づきの中で生きる小動物や子供たちの微妙な心の動きを活写する作品を中心に紹介。

  • はじまりの数話は、グリム童話のような、少し残酷なさとしの物語。
    こんな作品もあったんだな。知らなかった。

    二十六夜が、梟の話で、よだかの星のように、無常にせつなく、でも、なんだか、安らかな気持ちになる感動作品。読んだあと、じんわりと心が苦しく、せつなく、優しくなる。

  • 2013/05/02/Thu.〜05/17/Fri.

    ◉「やまなし」◉
    言葉の煌めきにハッとさせられる。美しいな。

    ◉「フランドン農学校の豚」◉
    豚視点で語られる哀しい話。

    ◉「グスコーブドリの伝記」◉
    ブドリの選択は沢山のお父さんお母さん、そしてブドリやネリのような沢山のきょうだい達を救ったけど、読み終えた後にブドリの人生を思うと切なくなった。

  • 読んだきっかけ:①東北旅行の予習として?②古本で100円だったので。 ③「風の又三郎」を読んだことがなかったので。

    かかった時間:11/30-12/11(12日くらい)

    内容:
    ・やまなし
    ・貝の火
    ・蜘蛛となめくじと狸
    ・ツェねずみ
    ・クンねずみ
    ・蛙のゴム靴
    ・二十六夜
    ・雁の童子
    ・十月の末
    ・フランドン農学校の豚
    ・虔十公園林
    ・谷
    ・鳥をとるやなぎ
    ・祭の晩
    ・グスコーブドリの伝記
    ・風の又三郎

    「やまなし」は教科書で知っていました。「グスコーブドリ」は、あらすじを読んだことがありました。
    童話的なものや訓戒を含んだもの、田舎の日常を描いたものなどに分けられます。
    個人的には、やはり童話的なものが面白かった。
    風の又三郎は、いまいち…。でも、ものすごいたくさん解説本が出てたり、映画になってたりするんですね。
    どちらにしても、今更読んだのかよって感じでしょうが。

  • 「フランドン農学校の豚」のシュールな味わいが、結構好き。

  • 宮沢賢治の代表作の一つである「風の又三郎」や、「ゴスコーブリドの伝記」など16篇を収録。

    「風の又三郎」は子供の頃に読んだようなボンヤリした記憶があったが、大人になって「こんな話しだったのか」と関心しました。
    個人的には初期の動物を擬人化した「蜘蛛となめくじと狸」や「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙の込むクツ」辺りが、童話らしくて好きでした。童話らしく、可愛くて、教訓があり、こわい。
    宮沢賢治の童話は永遠に読み継がれるだけの哲学があります。

  • 厳しい自然と世界の中で、それでも清らかにまっすぐなまま生きる姿を尊く描くことに精魂を捧げた賢治童話の世界。郷里・岩手花巻の言葉も生き生きとして、子供達や動物の心の描写も卓抜。表題作「風の又三郎」、代表作「やまなし」「貝の火」昨年映画化もされた「グスコーブドリの伝記」ほか多数収録。

    随分長いこと積読していたものから一冊。グスコーブドリの伝記は幸村誠の名作にして私の哲学の一冊として大切な作品プラネテスにも取り上げられてたから、ブドリが人々を救うために命を投げ出すところはさぞやクライマックスで盛り上がって書かれているんだろうかと思いきやそうではなく随分あっさりとしたもので意外。ちょっと拍子抜けな感じもする。「貝の火」はきっと有名な作品なのだろうに恥ずかしながら25年生きてきて初めて読んだ。うさぎ可愛い。きつねも出るよ。じゃなくて説話めいてるなあ、でも賢治は仏教とくに日蓮宗の信者だったから当然かと。
    特に印象に残ったのは「二十六夜」 一見すると難しいお経がだーっと書いてあって鼻白んじゃうのだけど、梟のお坊さんが、ひどいことをされても仕返ししてはいけない、仕返ししたらまた仕返しされてまた仕返しして……って話すところがあるんですが、人が人を恨んで報復をしてその仕返しをして…そして修羅になっていく……という悪の巡りを彷彿としてしまって何だかそう言うのってやっぱこの梟のお坊さんの言う通り辛いな…と思ったりしてました。
    又三郎は随分昔に読んだきりで殆ど内容忘れてましたが最初みんな又三郎のこと怖がってると言うか変なやつみたいに見てるのに段々仲良くなってくのが可愛いなあなんて思ったり。話の筋自体はあってないようなものですが…本当に“風”の又三郎だったのかなあ。
    ほかは「蜘蛛となめくじと狸」「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙のゴム靴」は残酷と言うかシビア、ブラックユーモアに近くて本当は恐ろしい賢治童話みたいな感じ 特に蜘蛛となめくじと狸のラスト一文「三人とも地獄行きのマラソンをしていたのです」がひえっとする。でも「祭の晩」みたいなほっこりする感じのもある。「フランドン農学校の豚」も意味深でいいなあ。賢治は積読いっぱいなのでまた崩したいです。でも文体に慣れてないとなかなかどうして読みにくいねえ。

  • 映画をみてグスコーブドリを読みたくなった。映画を見ていたので、情景がうまく頭に入って読みやすかった。
    表題作「風の又三郎」も興味深い作品だ。

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