新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

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  • 855レビュー
著者 : 宮沢賢治
  • 新潮社 (1989年6月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101092058

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新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 夏の間に
    どうしても読んでおきたかった一冊。


    ひなげしを食べようと
    あの手この手を使って騙そうとする悪魔と
    本当の美しさを
    ひなげしに説くひのきのやりとりが面白い
    「ひのきとひなげし」、

    花巻駅を舞台とした
    なんともロマンチックな恋物語
    「シグナルとシグナレス」、

    歌うように軽快な文章で語られる
    可哀想な象の話
    「オツベルと象」、

    人間社会を鋭く風刺した
    「猫の事務所」、

    楽団の中で一番下手だったセロ弾きの青年が
    子猫やカッコウや子狸や野ねずみ親子の力で
    仲間たちの信頼を得ていく
    「セロ弾きのゴーシュ」、

    そして孤独な少年が
    死者たちと巡る銀河への旅を通して
    生きる意味に気付いていく不朽の名作
    「銀河鉄道の夜」などを収めた
    珠玉の童話集です。


    特に「銀河鉄道の夜」を再読して、
    これほど痛切で
    美しい物語だったのかと
    この歳になって改めて感動しました。



    賢治が持つ宗教観の色濃い
    儚く深遠なストーリーと、

    水素よりも透明な銀河の水、
    サファイアやトパーズの河原、
    りんごと薔薇の匂いがする風など
    ロマンチックこの上ない比喩と
    ファンタジックな世界観。


    誰かのために命を賭けて死することが
    人間にとって本当の幸いだという
    賢治のメッセージ。


    賢治の伝えたかった思いを理解した上で
    あえて言葉を変えるなら、
    自分は誰かのために
    生きていきたい。

    自分を救ってくれた愛する人のために、
    自分を必要とする
    誰かの声に応えるために
    今を生きていたい。


    夢から覚め
    現実を生きていく決意をした
    ジョバンニのように。

    被災地の夜に読んだ
    賢治の「雨ニモマケズ」のように。


    悲しみを糧にして
    強く気高く。

  •  facebookでの「千年読書会」というコミュニティにお誘いいただいて、久々に再読。といっても、細かいところはほぼ忘れていましたが、、(汗

     星々の光に照らされて夜空を駆け抜ける、一両の鉄道列車。行き先は“次なる世界”、そして乗客は不帰の人々、になるのでしょうか。

     この辺り、須弥山の思想なんかも感じさせてくれて、ある意味、古来から続く日本の“死生観”が発露されてもいるのかな、と。石炭袋の設定も“黄泉比良坂”の大穴ともリンクしてそうですし、横文字の名前が多いにもかかわらず、不思議と西洋のイメージは残りませんでした。

     なお、私の中での映像イメージは『銀河鉄道999』にだいぶ影響をもらっています。

     どちらも、どこかに“行きて戻りし”物語であることは共通ですが、あちらは“永遠の命”を求めて、こちらは“次の世界”への橋渡しとして。“旅”の果てに求めるものは“幻影”なのか“夢”なのか。999での“時の輪のどこかでまた会える”なんてフレーズを思い出してみたりも。ん、共通しているのは“幸せ”とは何なのか、との点でしょうか。

     この根底には仏教で言う輪廻転生も感じさせられましたが、、これらの“連環”から醒めた時に向き合う“現実”とは、さて。結局のところ、未完のまま取り残されているのですが、この先の物語を夢想してみるのも楽しそうです。

     ジョバンニとカンパネルラは、またどこかの“駅”ですれ違うコトがあったのか、はたまた、時空を越えた“神隠し”からの回帰なんていうコトもあったのか、とも。現世と幽世の境は意外と、近くて薄いのかもしれません、なんて。

     戦前から変わらずに長く読み継がれているのは、その表現の美しさ、儚さもあると思いますが、日本人の死生観という“民族意識の根底”を揺さぶる要素が籠められているのもあるのかな、ともなんとなく。そういった意味では、考えながら読むのではなく、感じながら読む物語なのかも、知れません。

     子どもに読み聞かせようと思ったら、どのような結末で伝えればいいのか、いろいろと模索してみたいところです。

  • これだけの文章を読んでいると、40代にならないうちに亡くなってしまったのも不思議と納得してしまう。
    文章が透明で純粋すぎるもの。
    透明すぎて悲しいもの。
    きっと現世でいきているのはつらかっただろう、と思わせてしまうくらいに。達観と希望と絶望と、一つ一つの話で、さまざまなものが垣間見えてしまう。


    才能があっても健康で長生きしてる人ももちろん存在するけど、大半の人は才能や力と引き換えに、別のものをあらかじめ差し出しているように思う。それが例えば寿命であったり、人柄であったり周囲の環境であったり。
    どこかで精算が行われてしまうんじゃないかなあ。

  • 『セロ弾きのゴーシュ』
    セロを弾くのが下手なゴーシュは、セロを家に持って帰り夜な夜な練習する。毎晩いろんな動物がやってきて嫌がりながら怒りながらも、セロの演奏をするうちに、ゴーシュの腕は見る見るうまくなっていった。演奏会も大成功。
    地道な練習が大事。「努力に勝るものはなし」。

  • 杉井ギサブロー監督のオススメ作品
    「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

    杉井監督レビュー
    アニメーション映画化させてもらった作品だが、星空を見上げるたびに、生命という存在が宇宙と共に在るということを想わせてくれた作品。

  • 綺麗な星空を見たことはありますか?いや、質問を変えます。星空を見て綺麗だと思ったことはありますか?この本は心を澄まさないと読めない本だと思いました。宮沢賢治らしく詩的で切ない。純粋な心は生き辛いですね。色んなものに蓋をしないと生きていけないですね。

  • 孤独な少年ジョバンニが友人カムパネルラと銀河鉄道を旅する、言わずと知れた宮沢賢治の代表作のひとつ『銀河鉄道の夜』を表題とした宮沢賢治童話集。
    銀河鉄道からの美しい情景。この世ではない別の世界で、ジョバンニは不思議な出会いを数多くする。童話ならではの柔らかさをまとう夜の狭間で繰り広げられる、残る者と去る者の考え方。犠牲とは、幸福とは、命とは―何気ないやり取りの中にはさまざまなテーマが含まれている。読むたびに「生」に対し静かに、そして真摯に向き合いたくなる。
    決して手放しのハッピーエンドとはいえないけれど、不思議と温かい余韻が残る作品ばかり。表紙絵のように、宮沢賢治の作品には深い青色がよく似合う。

  • 銀河鉄道といへばカムパネルラ。カンパネルラ田野畑駅。
    以下は個人的な回想。
    田野畑駅には、残念ながら国鉄時代には訪問できず、三陸鉄道発足後の1988年に訪れてゐます。
    2000年9月には再び北リアス線を訪問、十分に堪能したその夜、盛岡市内のホテルで名古屋の豪雨を知つたのであります。
    風呂から出て寂しくなりはぢめた頭髪を乾燥させながら、部屋のテレビジョンを何気なく点けますと、名古屋を中心に記録的な豪雨になつてゐるとの報道であります。驚愕。

    自分が気楽に旅に出てゐる間、地元ではとんでもないことになつてゐたのでした。のちに「東海豪雨」と呼ばれた災害であります。
    家人も知人たちも、あの雨には恐怖を覚えたと述べてゐました。
    鉄道も運休してゐるといふことで、予定通り帰れるのか不安でしたが、自分が帰る頃には何とか復旧してゐました。ダイヤはズタズタでしたが。
    また、東海道線は運行再開してゐたものの、冠水した枇杷島駅とか清洲駅などは普通列車も通過で、その駅の利用者が豊橋駅ホームで駅員に喰つてかかつてゐました。駅員も「うるせいなあ、こいつ」てな感じで、まともに相手をしてゐませんでしたが。

    宮沢賢治の人と作品が、あまりに理想化されてゐるので、あへてちよつと無関係な話をしてみました。現代日本語が未完成で未成熟な時代だからこそ滋味を感じさせる賢治の文章であります。だから学校の教科書に載せるのはやめてもらひたいと勘考する次第でございます。
    いや、余計なことを申しました。もう休むことにします。晩安。

    http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11232549147.html

  • あまり何回も読む本はないのだけど、これは別
    きらきらでどこか寂しさもあってふっと泣きそうになったときに本棚でひかってくれます

  • ずっと昔のまだ幼かった頃、こういう類の本をたくさん読んでいたことを、思いだした。
    悲しくても、貧しくても、美しい心が何よりも大切だ。

  • 今まで宮沢賢治は道徳的な話ばっかりで、いい子向け、っていう感じがしていたのですが、これを読んで全然違うんだと気付かされました。
    結構シュール。
    何言ってるの?みたいなのもちらほらでした。
    あと、未完(紛失?)がすごい多い!

    銀河鉄道の夜は小学生の時、中学生の時、ときて3回目でした(多分)。
    全然読後感が違う!

  • 死について描かれたお話。
    宮沢賢治らしい優しい文体で、詩のように綴られている。読み終わった後の喪失感が切ないが、じんわり沁み渡るように情景が浮かんでくる。

  • ジョバンニとカンパネルラ。2人の少年の物語。ほんとうのさいわいを探すジョバンニ、彼とならどこへでもいけると言った直後の別れは本当に辛かった。
    自己犠牲のために死んでいった者たちを乗せた銀河鉄道になぜジョバンニは乗れたのか。母への愛かそれともカンパネルラへの…。

  • ◆ロマンチックで悲しい乗り物「銀河鉄道」◆
    亡くなった人の心を乗せて天国へ向かう「銀河鉄道」。なぜか乗ってしまうジョバンニ。
    そこには、友達、カムパネルラも乗っている。窓の外に見える美しくて懐かしい風景。乗っては降りてゆく人たち。そして最後の駅に近づいて・・・。
    今、病棟で出会う最期の時を生きる患者さんたちにも、この物語のような穏やかな時を願いたいと思います。読む時でいろいろに考えさせられます。

  • 宮沢賢治は人間が嫌いだったのではないだろうか、とずっと考えている。
    自然や動物に対するやさしく親しみのある視線は、裏を返せば人間社会からの逃避願望に見える。
    楽団になじまないゴーシュも、鳥たちからつまはじきにされるよだかも、いじめられるかま猫も、みんな孤独を背負っている。
    だからこそ、そういうところが好きなのかもしれない。

  • 再読
    これ、本当に半世紀以上前の人が書いたのか・・。
    と思うくらい、科学的な世界観そしてその描写(SF!!)。
    どこまでも行ける切符を持つジョバンニが「どこまでも行けるよね?」と聞くのに、いかにもどこまでも行けそうな身の上の人達が降りていく。
    人は他人とずっと一緒にはいられない。自然を愛する宮沢賢治だからこそ物の終わりを心から意識していたのでしょう。

  • この話を今まできちんと読んだ事がなかったとは驚きだ。『注文の多い料理店』もなかなか読めなかったし、家庭の事情が原因だろうか。ようやく読めて、幻想的かつ哲学的な内容に感銘を受けた。松本零士が銀河鉄道999を書きたくなった気持ちもよくわかる。お気に入りだった携帯の待受「プリオシン海岸」はこの話の絵だったのかと感動した。
    作者逝去のため未定稿のまま遺され、編集過程で第1次稿から4次稿まで3回にわたって大きな改稿が行われたそうだ。今回iPhoneの音楽絵本アプリ(最終形)で読んだのをきっかけに、ブルカニロ博士が出てくる岩波文庫版の初期形も読んでみた。ストーリーの流れは銀河鉄道→カムパネルラ事故の最終形の方が納まりがいいが、カムパネルラ事故→銀河鉄道→ブルカニロ博士の初期形の方が、あらゆる人の一番の幸福を探しまっすぐに生きていくという主旨が分かりやすかった。
    ジョバンニが文選工のアルバイトをしていたのも何か運命を感じた。

    午后の授業
    活版所

    ケンタウル祭の夜
    天気輪の柱
    銀河ステーション
    北十字とプリオシン海岸
    鳥を捕る人
    ジョバンニの切符

  • ・収録作品・
    双子の星
    よだかの星
    カイロ団長
    黄いろのトマト
    ひのきとひなげし
    シグナルとシグナレス
    マリヴロンと少女
    オツベルと象
    猫の事務所
    北守将軍と三人兄弟の医者
    銀河鉄道の夜
    セロ弾きのゴーシュ
    飢餓陣営
    ビジテリアン大祭

    天沢退二郎・注解
    斎藤文一 宮沢賢治の宇宙像
    天沢退二郎 収録作品について
    年譜

  • 童話であるのに、どこか大人向けの雰囲気を醸し出す「銀河鉄道の夜」。
    小さな頃に読んだ時は特に何も思わなかった場面が、大人になった今、改めて読むと切なかったり感慨深い言葉が散りばめられていることに気がつく。
    あの頃気付かずに純粋に楽しんでいたものが、考えることを知った今となって死生観を考えさせられるということに気づく。

  • 双子の星
    これを当時の時代で宮沢が考えたと思うとすげえなあ
    ヨダカの星
    ヨダカ辛かっただろうが星になれたから結果オーライ!
    カイロ団長
    あまがえるって結局自分たちでは状況を受け入れてしかいないよね。自主性が見たかったよ。
    黄いろのトマト
    ペムペルとネリの悲しい話。
    ひのきとひなげし
    ひのきがひなげしを騙していた悪魔を追い払った所までは理解出来たんだけどオールスターキャストの件がよくわからなかった。
    シグナルとシグナレス
    全体的にイメージしづらい作品だった。シグナレスがシグナルを新式ということで自分に引け目感じているのが可愛らしかった。
    マリヴロンと少女
    マリヴロンも少女もどちらも気高く美しい精神を持った女性であろう。
    オツベルと象
    辛いときに助けに来てくれる仲間がいるのは羨ましい。
    猫の事務所
    オチが超展開で笑ってしまった。
    北守将軍と三人兄弟の医者
    リンパーリンプーリンポーっておう名前が可愛らしい。私はちっちゃいオッサンを想像しました。
    銀河鉄道の夜
    宮沢賢治の想像力凄まじいよ。状況が思い描けない箇所がいくつかあったけど独特の表現に引き込まれた。
    セロ弾きのゴーシュ
    日に日にに上手くなっていったってことか?私としてはまあまあの面白さだった。
    飢餓陣営
    最後の方が何を言っているのかよく分からなかったが勲章を食べたり体操したりでなかなか面白かった。
    ビジテリオン大祭
    私はこの作品は好きではありません。なぜなら、イデオロギーとイデオロギーのぶつあかりあいを最終的に一方のイデオロギーへの降伏という結末にしているからです。

  • 非常に良かった。宮沢賢治は初めてなので多少読みにくかったが作風がつかめてからはそんなこともなく、むしろ惹かれていった。精神が相当荒んでいた時に読んでいたので、賢治の温かい、性善的な話は心の清涼剤となったし、そうでないもの、たとえばよだかの星の前半の情けない姿からの後半の勢いのあるギャップをつけての疾走感など、今なお愛されている作家は伊達ではないと感じた。ちなみに一番好きなのは飢餓陣営。なんか好きだが、何故なのかが自分でもよく分からない。でも好き。宮沢賢治は今後一通り読んでいこうと思う。

  • 『銀河鉄道の夜』
    初めて読んだのはいつだったか、今までに何度読んだか、もうわからない。
    わからないが、いまも読むたびに、読むたびに、知らなかったカケラを見つける。
    今回、――あ!、と、身をただしたのは、
    「きっと みんな の ほんとうの さいわいを さがしに 行く。」

    ”の”っだったんだ。
    ”みんなの”だったんだ・・・!、と、衝撃を受けた。
    ”が”、でも、”は” でも、”で” や ”と”、いっそなくても意味は通る。けれども、
    「きっと みんな の ほんとうの さいわいを さがしに 行く。」
    こんなつよい決意の言葉であることに、なぜか今までは気づかないでいた。

    真剣に読めば読むだけのてごたえがあります。
    ぼんやりと流し読むのもまたここちよいです。

  • 2012.10.5

    【経緯】
    ぺりこさん推薦

    【目次】
    双子の星
    よだかの星
    カイロ団長
    黄いろのトマト
    ひのきとひなげし
    シグナルとシグナレス
    マリヴロンと少女
    オツベルと象
    猫の事務所
    北守将軍と三人兄弟の医者
    銀河鉄道の夜
    セロ弾きのゴーシュ
    饑餓陣営
    ビジテリアン大祭

    【感想】
    ■双子の星
    いつか絵にしたい題材。
    健気かわいい。声が想像できる。
    救いがあって良かった。

    ■よだかの星
    名前を奪われるってアイデンティティを失うことだよつらいよー
    千と千尋の神隠しを思い出した。

    ■カイロ団長
    かえる可愛いよかえる。元気にたのしく働けるって素敵。
    簡単にだまされちゃうのかわいい。笑
    これはめずらしく教訓がはっきり示しているね。
    「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」山本 五十六
    これ思い出した。

    ■黄いろのトマト
    じぶんの価値のあると思っているきらきらしたものが、通用しないと踏みにじられる悔しさ。
    これおとなになってもあるって。

    ■ひのきとひなげし
    きれいになりたいんです。おんなのこはお花なんです。

    ■シグナルとシグナレス
    まさかの電柱の擬人化!妄想膨らみますね。

    ■マリヴロンと少女
    昔の女学校の世界を彷彿とさせられました。
    卒業するお姉さまへの慕情、みたいな。少し耽美的な美しさ。

    ■オツベルと象
    象さんが性格良すぎてつらい。。
    オツベルみたいな上司いるよね。部下が優秀でいつ下克上されるか分からんから、びくびくしつつもこき使うっていう。

    ■猫の事務所
    「これって意味ある仕事ちゃうで」っていう一蹴があっけない。
    そんな「これ意味ある仕事?」の世界の中でも意義を感じていじめに負けずがんばって生きてるんだよ。ほおっておいてあげてーってなる。

    ■北守将軍と三人兄弟の医者
    展開が楽しい絵本的なおはなし。ユーモア!

    ■銀河鉄道の夜
    描写の美しさ!
    しかしそよぐ花や反射する星が美しい中で、捕まえた鳥のぺちゃんこの食べ物が一番衝撃的でした。
    こどものちいさな世界の中でのいじめって残酷よねー。

    ■セロ弾きのゴーシュ
    でてくる動物がかわいい。とりさんかわいそう。
    これ絵本ありそうだな。いいな。

    ■饑餓陣営
    ラーメンズとかに芝居やってほしい。とてもかわいい。
    これ学校でなんども舞台化したって話だけど、さいごの整列とかでたべものわんさかでてくるところどうやってるんだろ?

    ■ビジテリアン大祭
    興味深い考察。大別の仕方や環境や宗教からの見方もなるほどなって実際思ったし、ユーモアも交えていていいよこういうの。すきすき。

  • イーハトーブの話しが一番面白かった。

  • こういう誰でも彼でも読んでいそうな本はベタすぎて登録したくなかったけど、5年ぶりに読み返したので登録。
    短篇集だけれども表題の作品についてだけレビュー。
    この作品をロマンチックだの心のゆりかごだの少年同士の淡い魂の旅路だの夢見がちな目で語る少女たちの心が僕は未だにわからない。だから5年後また読もうと思って置いておいた。5年ぶりに読んだが賢治の鉄のような冷たい心の側面をビリビリ感じるのは変わらず恐ろしすぎた。5年後にまた読み返してみる。
    賢治の詩は大好きだ。

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新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)の作品紹介

貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

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