砂の家 (新潮文庫)

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著者 : 森瑶子
  • 新潮社 (1991年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101094137

砂の家 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • かなり久しぶりの森瑶子。という事は、昔は背伸びして読んでたんだな〜(~_~;)

    主人公は33歳のOL美也子。8年越しの愛人関係に充たされない何かを感じながら、変われずにいる。
    不倫相手の日比には、別居中の妻と娘。
    ある日、19歳の娘が8年振りに現れ、母親が娘の恋人とスペインへ駆け落ちしたと言い、父親の元へ…。

    すごく大人の小説。
    大人な故に、本心を言わず闘わず生きてきた女達(美也子と日比の妻)が、自分の素直な気持ちに気付き、歩き出す物語。

    きっかけとなる日比の娘、遊子が魅力的。複雑な事情により、実年齢より幼い精神を持て余し、感情を剥き出しにする。そんな彼女の出現で、止まっていた時間が動き出した様な気がした。

    それにしても、ナイスな末永兄弟◎
    「田舎家」で飲みたくなった^_^)/▼☆▼\(^_^)

  • 2013.5.17
    森瑶子らしい男女の距離感や飢餓感をテーマとする読み易い作品ではあるが、明るい未来を予感させる結末が意外な感じ。

  • 森瑤子さんの作品、初めて読みました~。

    ある一人の作家・日比大作と彼に絡んだ女たちの話。
    最初はね、作家さんとかなり年下の未婚の女性とのよくある不倫の話。って思いながら読んでたんだけど、そんな安っぽい話ではございませんでした~。

    別居中の男(大作)と八年越しの不倫をしてる女の関係。
    なかなか離婚しない夫(大作)と妻の関係。
    10年ぶりに父親の前に現れた娘と父親(大作)の関係。
    継母と一緒に暮してた娘との関係。
    友情から愛情に移り変わる男と女の関係。

    と、男と女、夫婦、親子。と、それぞれがそれぞれの立場で苦悩し、そして清算して新しい人生を出発する話。

    なんかね、読んでて奥が深く、(私には無縁の話だったけど)言ってることが的をついていて、理解しやすかった。

    でも、なんか登場人物みんな苦悩しまくりで、ちょっと「ん?」って思ったこともあったけど、でも読んでて実りある本でした~。

  • どっかで山田詠美が森瑶子のことを絶賛していたので、いつか読んでみようと思っていたら、母の本棚で発見。15年前ぐらいの作品だけど、面白くて一気に読んでしまった。全然古くさくない。男女の間で起こることなんて、時代は経っても変わらんね。何と言っても登場人物の心理が細やかで、人間をちゃんと書いている作品。しかもその登場人物が魅力的だから、言うことなしです。

  • 森遥子……。好き嫌いの分かれる作家ですが、私は(作品によっては)比較的好きかな。学生時代に寄ってた古本屋で、100円っつー泣かせる捨て値で売ってたのを見て、んでもって表紙に印刷されてたとある台詞に惹かれて財布の紐を緩めてしまった(苦笑)
    うん、まあそれなりに面白かったですよ。

  • 「今俺を引きとめたら朝までいるぞ。おまえさん、自分で自分の言ってることわかってるのか」――この台詞に惚れて即買いした1冊(笑)ちょうど古本屋の閉店セールで安かったしな。でも、サイフを痛めた以上の面白さでした。

  • 生意気な小娘がでてくる小説って大好き。

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