- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101098012
感想・レビュー・書評
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原子力問題、官僚の不祥事隠し、ホームレスの問題、等々…解決しなければいけないことがたくさんある世の中。たまには、何もかも捨てたくなる時もある。
しかし、それはいつか自分に返ってくるよってことだろうか。
星さんは先見の明があったのだろう。すごい。
本当に発想が素晴らしい作品ばかりだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星新一最高!
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Naotyさん、はじめまして(^^)
たくさんのいいねとフォローありがとうございます。
私も、星新一最高! 星新一さんは天才だと思います。ま...Naotyさん、はじめまして(^^)
たくさんのいいねとフォローありがとうございます。
私も、星新一最高! 星新一さんは天才だと思います。また星新一さんの本が読みたくなりました。2024/02/24 -
Sayuriさん!コメントありがとうございます(^^)
こちらこそたくさんのいいねとフォローありがとうございます!
星新一さん天才ですよね...Sayuriさん!コメントありがとうございます(^^)
こちらこそたくさんのいいねとフォローありがとうございます!
星新一さん天才ですよね。
どんな本でもオチを予想しながら読むのが好きですが、星新一さんは予想を遥かに超えてくる!
全く古さを感じないし、中には未来を予見しているものもあり、星さんは人生を何周かしているのでは?と思っています。2024/02/24 -
Naotyさん、コメントありがとうございます。
星さんは人生を何周もしてるって、すごくしっくりきますね!
私は本を選ぶ時に、有名な文学賞から...Naotyさん、コメントありがとうございます。
星さんは人生を何周もしてるって、すごくしっくりきますね!
私は本を選ぶ時に、有名な文学賞から選んだり、ネットなどのおすすめから選ぶことが多かったのですが、今ではブクログユーザーさんの本棚や感想を参考に選ぶことが多くなりました。
どうぞよろしくお願いします。2024/02/24
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日本SF作家の第一人者・星新一の自選ショートショート50編が収録された一冊。SFはもちろん、ミステリー、ホラー、コメディまで描き、ページをめくる指を飽きさせない。
すんなりと世界へと入っていける間口の広さからの、ブラックユーモアたっぷりな捻りへの着地は見事。作風としてはドライなのに、滲み出てくる人間臭さが愛情も皮肉も感じて味わい深い。
一番やられた!って思ったのは『殺し屋ですのよ』かな。明かされた女の真実もなるほど!って思ったし、エヌ氏の心理描写も巧みでよかった。こういう駆け引きの描き方が上手い。
『包囲』はインターネットが発達し、見知らぬ人の罪を裁いたり、誰でも怒りの声を上げられる時代になってきて、さらに皮肉さが増したように感じる。
『生活維持省』ものほほんとした始まりからのあの展開に驚かされ、ラストでは哀愁すら漂わせるという作りが素晴らしかった。その価値観を読み手に問うという深さまであって、わずか12ページでここまで盛り込めるんだなと。
『雄大な計画』は痛快で読後感すっきり。三郎が有能すぎ(笑) R産業の社長は人を見る目だけはあったよね。扱い方を間違えたけども。
『追い越し』も5ページとは思えない濃密さ。ホラーかと思いきや、ちゃんと因果が描かれて終わるのがいいね。この作品もまた人間のドロドロした部分を描き出していてよかった。彼女の最後の言葉はどういうつもりで発せられたのか、いろいろ考えてみるのも楽しい。 -
刺激的な風刺ショートストーリー集。人間の底知れぬ欲や、自己中心な考え方が伝わってきた。夢で空っぽの部屋を手に入れた人が、欲任せに物を買い込むことで、最後に窒息死してしまう物語は、消費社会に踊らされる人間をよく描いているなと思った。戦争がない代わりに生活維持省が人間を間引きしていく物語は、人口過多が心配される中でどう生きるか考えさせられる。他の物語も読んでいきたい。
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トイレで読むのに丁度いい。
想像力豊かな作家さん。
全部が全部面白い訳では無いけど、
その後どうなったのかなと読者側が想像しやすい作品
私は短編集より長編集が好きなタイプなので星3
星さん,,,(苦笑) -
初めての星新一作品
初めてのショートショート
一言でいって、ハマりました!
しかも随分前の作品なのに、古さを感じさせないブラックユーモアを散りばめた面白さ
星新一さんの作品や、ショートショートの作品をもっと読みたいな -
書店で懐かしさで購入。星新一さん自らが選んだ初期のショートショート50。40数年くらい前大好きで読んでいたような記憶がありましたが、内容は全然覚えていませんでした。時代を感じさせない星新一さんの世界観がいまだに売れ続けてロングセーラーに。古典入りもマジか
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壮大なストーリーにだってなりうるテーマなのに、本質だけひょいと取り出して読ませるドライさ。既視感あるオチも多いのだけど、原点はこちらでしょう。これが60年代に描かれていたという衝撃。収録された50作品すべてが好みというわけではないけれど、評価つけるのもおこがましいというか、バッターボックスに立ち続けた功績すなわち全作品を通しての殿堂入りというか。個別では「おーい でてこーい」「生活維持省」「最後の地球人」が好きです。サイエンスフィクションというより、未来予測のよう…。「ぬすんだ書類」や「気前のいい家」系も楽しく読めて好き。
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星新一珠玉のショートショート集。私が作者の作品に出会ったのは中学校の教科書だった。そこに収められていた「友好使節」が私を星作品の虜にした。
その作品は第2集の『ようこそ地球さん』に収録されているが、本書は作者が選出した物が収められているだけあって外れ無し。
現在を予見した内容と風刺に満ちている。敢えてお勧めは挙げないが読んで損なしの1冊です。