悪魔のいる天国 (新潮文庫)

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著者 : 星新一
  • 新潮社 (1975年7月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098067

悪魔のいる天国 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1001より。1位「薄暗い星で」2位「殺人者さま」3位「もたらされた文明」

  • 季節に1回は星さんのショートショートが読みたくなる。「調査」が好き。

  • ショート・ショート。
    やはりSFものが好き。
    個人的ベストは「薄暗い星で」と「帰路」。

  • 3冊目にしてもクオリティ衰えず。
    本書でのベストは「調査」、「シンデレラ」、「肩の上の秘書」、「愛の通信」、「サーカスの旅」。

    今でこそ多くなったがいわゆる価値観の逆転が星氏の発想の基になっている。
    見ている側が実は見られていて、こちらの味方は実は他方の敵といった裏返しによる意外な視点が読者の予想の斜め上のストーリー展開を提供している。
    チェスタトンの逆説を彷彿させるが、チェスタトンが40ページ前後を費やしてサプライズをもたらしたのに対し、星氏は10ページ前後の内容で披露するのだから、いやはや恐ろしいまでの才能だ。

    その他気になった作品をいくつか。

    「情熱」は図らずも父の死により星製薬を引き継ぐことになった星氏の内面が現れているようにも感じる1篇。
    「行き届いた生活」は昔手塚治虫の漫画で見たような記憶がある。便利さがもたらす戦慄を描いている。
    「かわいいポーリー」も何かで見たような気がするが、もしかしたらこれが原型だったのかも。

    こうやって読むと今でも換骨奪胎して星氏の作品は意匠を新たに現在の作家によって物語が紡がれているように思える。
    まだこの文庫が容易に買えることが実に素晴らしい。

  • ファンタジーのようで、近未来的で、シュールな感じの作品を書く星新一を初めて読んだが、思った以上に読みやすく面白かった。
    理解ができるという訳では無いけど、なんとなくここがポイントなのかな、だとかきっとこういうのが否定したいところなんだろうというような予想をしながら読むのも楽しい。
    ショートショートを読むのも初めてだったが、このくらいの長さなら本当に短い空き時間にも読むことができるので良いなと思った。

  • ◆あらすじ
    ショートショートと言われる短編36本を収録。

    ◆感想
    星新一の本は初めて読んだ。どれも読みやすく、メッセージ性のあるものも多い。
    勧善懲悪的なものから、ブラックなものまで揃えており、短いながらも人間の本質に迫った内容だと感じた。

  • ブラックユーモアでアンハッピーエンディング。

    初期の作品らしく、ツメが甘いかなと思うオチのものもあるけど、まぁおもしろく読めた。

    中でも好きな作品4選
    『お地蔵さまのくれたクマ』
    怖い夢に怯えてた子供の元に届いたクマのヌイグルミが怖い夢を食べてるっぽいやつ

    『ピーターパンの島』
    ファンタジーを信じない社会で、時々現れるファンタジーを信じる子供たちを隔離して皆殺しにするやつ

    『ゆきとどいた生活』
    全て機械化されているので、起きてから会社へ行くまでの全部を寝ていながらにしてこなせる。例え死んでいても

    『かわいいポーリー』
    キャベツのタトゥーを腕にいれたことから乗っ取られるやつ

    エス氏とかエル氏という星新一といえばという語り口がまだ確立していない。
    (151201)

  • 星先生初期のショートショート(なのかな?)。
    確かボッコちゃんのあとくらいに書かれたものだと
    あとがきで星先生がおっしゃっていましたので。

    星先生のショートショートははずれがほとんどなくてすごいの一言です。
    少ないページで人をぞくりとさせ、考えさせてくれる。
    不思議なものです。この作品で気に行ったのは特に「ピーターパンの島」「お地蔵さんのくれたクマ」「こん」かな…中でも「ピーターパンの島」は最後が恐ろしい…。でも、読みたくなる。そんな一冊です。

  • 星新一氏の小説は、就職活動中によく愛読しました。(ちょっとの合間時間に読めるので

    善良(?)な人々の生活の中でふと紛れる「悪魔」は姿を変え品を変え・・・集められた小説です。

    私個人としては「地蔵からもらったクマ」がうっすら不気味に感じました。しゃべれる幽霊や悪魔死神なんかより・・・。

  • 言わずと知れた、ショートの神様☆星san。ようやく読むことができました。思ってたより、ブラックでSFで、切れ味抜群。主人公や地名が具体的に書かれていないことも、新鮮な世界観でした。”悪魔”はどこにでも潜んでいます。卓抜なアイデアと透明な文体。お気に入りは『合理主義者』。ショートだけど深いです!

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