妖精配給会社 (新潮文庫)

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著者 : 星新一
  • 新潮社 (1976年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098098

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妖精配給会社 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私はわりと読んだ短編を忘れてしまうたちなんだけど星新一は目次見るだけでわりとどれがどの話か思い出せる。そういうわけでわかりやすくて覚えやすい話が多いということなんだろうか。
    好きな話は「ひとつの装置」と「分工場」ということにしてたんだけどこう見返してると心にざくざく刺さってるのがまだまだいっぱいあるのがわかる。
    そうだそうだ「三角関係」と「逃走」が衝撃だったもんだった。前者は寂しさのあまり無意識にひとりで昼ドラやる話(クソネタバレ)、後者は自分の狂気を主張し続ける狂人の話(クソネタバレ)。厨二病が持病なもんで狂気と死にとらわれててしょうがねえな…あと「友だち」も好きだった。

  • 2017.1.12(木)¥100+税。
    2017.3.7(火)。

  • とても読みやすい洗練された文章。
    通勤時間でさっくりと読める。
    妖精や宇宙人など、星新一ならではのありえない設定が出てくるが、登場する人間は普通の人間そのもの。
    これが何十年も前の作品なのだから、人間って変わらないんだなぁ。

  • どの話も少し現実場離れした世界が舞台だが、そうした舞台で繰り広げられる話がどこか現実にも繋がっている部分があってドキッとさせられる。
    「ひとつの装置」「週末の日」がお気に入り。
    星さんのショートショートは軽快な文体で微妙な後味の悪さがあるのが好きだなと思う。結末を読むと「あーあそうなっちゃうか」と思うと同時に、どこかにやっとするような気持ちになる。

  • (表題作)他にも聾唖者とか沢山いるだろうに……とは思っても、そう言う一部の人達の声は、あの大きなムーブメントの中ではかき消されてしまうのだろうな。

  • 『妖精配給会社』『ひとつの装置』『銀色のボンベ』『分工場』『終末の日』がお気に入り。

    試験の合間に『おみやげを持って』を読んでしまったのが、今でも印象に残ってる。

  • (短いので忘れてるってこともあるが)何度でも楽しんで読める。『ひとつの装置』がベスト。

  • 【見えなくても、確かにあるもの】

    僕らには見えないものがある。
    たとえば、細菌などは肉眼で見て取る事はできない。

    僕らには聞こえないものがある。
    犬や鳥だけが感じられる音がこの日常には溢れている。

    僕らには見る事が許されてない、花や、星や、生き物などが沢山あるんだろう。

    そのあるけど見えないものに実は僕らは大きな影響を受けて生きているのかもしれない。

    星さんの本には見えない星がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。

    見えなくても、確かに感じられるはずだ。

  • 星新一さんのショートショート集。
    元々は早川書房から1960年代に出版された本。当時の世相を色濃く反映しつつも平成の今にも通用する上質なSF集。

  • 力強さが凝縮されている、無駄の無い、これ以上短く出来そうも無い短い文章の極み。

  • 作者にしては珍しく中国を舞台にしたホクロの話が面白い。ここまでドライだと痛快。

  • 『妖精配給会社』老社員に特に益もなく終わった。少し物足りなさを感じるし妖精は世界をダメにする存在なのかもいまいち刺激がなかった。淡々とした話で不満もなくかといって満足でもない。不思議な話。

  • 短編がごっそり、で読むのが止められない状態に。

    最初の福の神、には驚きでした。
    想像するイメージと違う…のもありますが、世界樹立。
    神様もそんな競争してるのか、と脱力。

    表題の配給会社は、想像するとぞっとします。
    が、人間隣に居て甘い言葉ばかりかけてくれる存在を
    そう手放せるものでもないですし、想像通りならば
    きれいさっぱり相手の思考にしたがって終了、かと。

    一番怖いのは、ボタン星人、かと。
    タダより安いものはない。
    授業料にしては、かなり高額を払わされた状態です。
    でもまぁ、こんな状況になるとは思いませんし…ね。

  • 『教訓。女はだれでも、自分を美しいと信じているものである。また、男の結婚約束は政治家の公約のごとし。』

    春の寓話の最後の部分。気に入ったのでメモ。

  • ショートショートって意外と読むの疲れますね

  • なにもしない装置は、本当になにもしない方が良かったんですね。
    どんなことを考えながら作者はこの作品を書いたのでしょうか。

  • 発想の豊かさに脱帽、結末のシュールさに戦慄、素直な文章に安定感。
    どの話も広げようと思えばもっともっと広がるはずなんだけど、あえて余韻を残しておく所がニクい。
    文章の性質に起因するものだろうが、全体的には淡々としていて、パターンもあるので、何十編も連続で読むよりは、ちょこちょこ読む方が新鮮な感覚で楽しめるような気がした。

  • ここんとこ古本屋の特価コーナーで大量に仕入れてきた星新一を散発的に読んでいるわけですが、本作がもっとも作品が短くまとまっていて歯切れが良くていいですな。

    短い分、オチが唐突だったり強引だったりもするわけですが、それでもやっぱり星新一のショートショートはこのくらいの短さが至上だと思うわけです。

  • やっぱり星新一さんの小説は落ち着きます.

  • ◆2011.10.16一箱古本市・新潟ソーシャル書店 #nsbs

  • 皮肉。優しさ。でも皮肉。妖精に相当する何かは現実にも存在してるきがする

  • 中学のとき、てっとりばやく読書感想文用に読んだ文庫。表題作「妖精配給会社」が印象にのこり、それについて書いたのをおぼえています。いま読み返してみても、なかなかの味わいがあり、思い出の一冊です。

    ただ、人間の反応があまりにも画一的なため、人工的で無味乾燥です。星新一のショート全般にいえるこの独特な無機質さは、薬にもなりますが毒にもなります。新一ならではのアイロニーが侵食されてしまっているとすれば、有害です。

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