午後の恐竜 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098111

感想・レビュー・書評

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  • 皮肉、アイロニー、そして、その根底にある醒めた目線。SFのみならず、寓話的な物語で展開される著者流世界観を感得できる短編11本。特に「契約時代」には苦笑を禁じえない。なお、底本1968年刊行。

  • 表題作が面白い。

  • 作者の作品の中ではかなりの佳作の部類ではないでしょうか。ブラックユーモアが効いており、オチもよい。
    たまに無性に読みたくなる作者のショートショートだが、この作品読んだことあるような…と思わせるくらいに似たものもありそう。
    重い作品を読む合間の息抜きにオススメ。

  • タイトルにもなってる午後の恐竜が一番わくわくして面白かった。え、おわり??ってやつもいっぱいあって最初は考察とか探してみたりしたけど、ただ面白いだけの話もあるのであまり考えずに読んでいいかも。ハッピーな話は少ないので連続で読んでるとなんだかモヤモヤ、ゾッとするような不安感に包まれてくるけどそれがまたいい、星新一ワールド。

  • 辛口のショートショートがくせになります。

  • ブラック。

  • やっぱりこの矛盾とか人類の発展が揶揄されてる感じが独特でイイネ!

    ストーリー
    然出現した巨大な恐竜の群れ。蜃気楼か?集団幻覚か?それとも立体テレビの放映でも始まったのか?―地球の運命をシニカルに描く表題作。ティーチング・マシンになった教育ママ、体中に極彩色の模様ができた前衛芸術家、核爆弾になった大臣―偏執と狂気の世界をユーモラスに描く『狂的体質』。ほかに、『戦う人』『契約時代』『理想的販売法』『幸運のベル』など全11編。

  • この話だけで映画作れるんじゃないかなと思うような発想を惜しげもなくショートにしてしまうのが贅沢.

  • 星新一の世界がこの本の中に!

  • ドラマを見ました。「華やかな三つの願い」、壇蜜がキュートでセクシ~で。星新一さんのショートショート、洒落てて面白い。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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