白い服の男 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098128

感想・レビュー・書評

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  • 星新一の短編はやっぱり好きだなあ。
    がーっと読める。
    (10.08.01)

    近いほうの図書館。
    (10.07.24)

  • 時の渦・殺人兵器が印象に残った。

  • 久しぶりに読み返したら、その内容のブラックさに驚いた。
    寝る前に読んだら、寝られなくなった。

  • 9条に対して宗教のような執着をしている人たちを皮肉ったのではないかと思ってしまう表題作。無防備都市宣言とか、かなり星新一の世界になってきてるんじゃないだろうか。

  • 妄想癖の強い医師が役に演じきって
    人を殺してしまう
    妄想の怖さを知った作品

  • 白い服の男という本は短編小説なのだが、最初の小説が白い服の男という話であることからこの題名だ。この白い服の男というのは、星新一の話はだいたい最後まで何が起きるか分からないが、この話はいたって普通な戦争についての話だった。戦争にかかわることを取り締まる特殊警察の署長をしている白い服の男が主人公だが、この白い服の男は些細のことでも取締りそこまでしなくてもと思うのだが、その些細なことから発展してしまうのだから、やっていることはあっているのかもしれない。なぜ白い服なのかというと、平和の象徴のハトだからということを告げて終わった。

  • いつかこんな時代が来るのかなあって気持ちになる。

    表題になっている白い服の男が一番好き。

  • 特に前半は暴力に対する感覚の鈍麻、異常な過敏さを扱った話が多かった。
    やはり現代社会批判が前面に押し出されている。
    特に「悪への挑戦」はセンセーショナルな報道、それを鵜呑みにする人間、
    感受性の乏しさと言った、今でもよく議論される問題を指摘しているのではないだろうか。
    ただ、その合間にも「月曜日の異変」のような軽めの話もあるメリハリのきいた1冊だった。

  • 白い服の男は、正義の味方?
    次から次へとあばかれる悪とたたかうはずが、とんでもないことに。
    過去からよみがえったり、他人の不幸を公共電波で楽しんだり。
    ちょっとブラックでふしぎな物語。
    社会の悪とはこんなにスパイスのきいたものであったとは。思いもよらない展開にすすむ。

  • 図:いや〜!やっぱりショート・ショートの星新一☆ コレ小学生で読んでのね、自分。偉いゾ!!

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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