おみそれ社会 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098357

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な夢を見ているような、パラレルワールドに迷い込んだような、ちょっとズレたら日常が非日常になる怖さ面白さおかしさに満ちた11編。
    楽しく読んだ。

  • 表題作に書かれている医者の理屈は21世紀の現代ではむしろ一般化されている。改めて星新一の先見性に驚かされるばかりだ。

  • 一夜一ショートショートのペースで読む。
    相変わらず星新一の描く世界を覗くと、物事には色々な側面があると感じ、なんか心が落ち着く。

  • 星新一の本にしては珍しく、日本人の個人名が出てくる。そういうの、無いほうが読みやすいんだけどな。

    エヌ氏とか、そっちのほうが好き。

  • 相変わらず、氏の作品は安心して読むことができる。文字を読みたい、少し物語に溶け込みたい、そんなときに愛用できるのだ。

  • 13071

    ショートショートというよりは少し長めの作品が11編。

  •  懐かしい。中学生くらいのころに読み漁った記憶がある星新一さんのショートショート。次から次へとわけのわからんことが起こっていくさまがなんとも楽しい。

     今回は少しおとなしい読み物だが、それなりに一気に楽しく読めた。でもいずれも少し長すぎるかな。続けて読もうかなぁ。しかし映画もたまっているし困ったなぁ。

    作品は次のとおり。

    ・おみそれ社会 ・・・ ま、出だしはこんなものかな。
    ・女難の季節 ・・・ ちょっとさえないなぁ。
    ・ねずみ小僧六世 ・・・ 面白くないなぁ。
    ・キューピッド ・・・ これもイマイチかな。
    ・牧場都市 ・・・ これが一番楽しかった。まさに逆説の星節かな。
    ・はだかの部屋 ・・・ わからんではないが、ねたが下品。
    ・手紙 ・・・ これも面白い。落ちはけっこういいね。
    ・回復 ・・・ オチがもっとも決まるのがこれ。
    ・古代の神々 ・・・ う~ん、あんまりだな。
    ・殺意の部屋 ・・・ はだかの部屋と似た展開だね。
    ・ああ祖国よ ・・・ 面白いけれど、長すぎる。

  • ショート・ショートよりもこのくらいの長さの短編が一番好きかもーと実感した。

  • どうしてこんなに洒脱な文が書けるのかな。
    色々な分野に造詣が深いのだろうな、というのがひしひし伝わる。

    とても私が生まれる前には出版されていたとは思えない。

  • 全体的に面白いので何がおすすめとかあまり無いけど僕は「回復」と「はだかの部屋」が好きな話です。ショートショート11編。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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