安全のカード (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 918
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098395

感想・レビュー・書評

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  • 面白いです!

    この世界は星さんにしか書けないと思います。あとがきにも書かれていましたが、星さんがデビューして年月が経った今でも星さんを超えるショートショートは出ない。それは星さん自身も分からぬことだそうだ。
    また、こんなにも想像に富んだ作品を書かれているのにご本人は一度も神秘や怪奇体験をしたことがないことに驚きました。

    息抜きにピッタリの一冊です☺️

  • とにかく、世の中には未知な部分が、まだまだあるのです。(あとがきより)
    「業務命令」なんか、多分どこかで実際にあると思う。

  • 星新一作品は古本屋で見つけ次第買うようにしているので、自然と手に取った一冊。悪魔やタイムスリップ、近未来の生活などテーマに既視感を感じてくるくらいには星新一作品に触れているつもりだけど、飽きは来ない。むしろもっと読んでその鋭い視点、考え方を学びたいと強く思う。本作で気に入ったのは、"業務命令"。実際、この世の中も役に立たないことやする意味のないことで成り立っているような気がしてならないし、やはりそこに目を付けた著者がすごい。亜流が生まれないのも納得する。

  •  内容はもちろん、筆者あとがきが「な〜るほど」とうならせるおもしろい作品でした。

  • 星新一の文庫本は解説が難しいらしい

  • 表題作と「ポケットの中に」が秀逸。星新一作品に出てくるガジェットは、ドラえもんのひみつ道具に似た蠱惑的な魅力があるが、必ずブラックなリスクが仕込まれているのが面白いところだ。

  • 世にも奇妙な物語な感じ。もしも自分が主人公たちと同じ経験をしたときどうするだろうか?と考えると少し怖くなる。最高の選択など出来ないのだろうな。

  • 読んだことがある人が多いと思う。 星新一さんの著書です^^

    これまでも結構読んでると思うのですが、全部は把握できてないので本屋さんで見かけて、あっこれ読んでないかもって買ってしまいました。
    けどときどき忘れてて、帰ったらあったってこともよくあります(笑)

    これはまだでしたw さすがショートショートの神様、1話1話が短いのですごく読みやすく、以前は少し重い書物を読んだ後などによく読んでましたね。

    星さんの小説は基本的にはSFなんですが そんなかしこまったのではなくて、どちらかと言えばアイデアノート的な そう 『ドラえもん』 のような感覚・・・
    いや それよりもブラックユーモアが入ってそうなので 『笑うセールスマン』のような感じですねぇw

    さすがお父さんが星製薬の創業者・星一さんだからかなぁ やたらと(ある薬が・・)とか(ある装置が・・)とかと怪しい薬や発明が登場します。
    それに星さんの作品には名前が登場しません。(私の知る限り)
    登場人物は○○青年や○○営業マン、もしくはエヌ氏やエフ氏などで登場するから名前を覚える必要がないので、それも楽かもしれないですw

    今回のも16話のショートショートで面白かったです.。 1000話以上あるそうなので
    まだまだ読んでいないのもあるはず、また見かけたら読もう !(^^)!

  • んー、まあまあかな。ちょっと意味がわからなかったり、オチが弱かったりする話が多いかも。ブックオフで買ったやつだけど、なぜかやたらたくさん並んでた理由がわかるような気もする。ただ、安定の星新一節なので読んでいて安心感がある。

  • 星さんにしては切れ味が鈍いかも。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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