天国からの道 (新潮文庫)

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著者 : 星新一
  • 新潮社 (2005年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098517

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天国からの道 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今まで読んだマイ国家、未来いそっぷなどに比べると、難解で示唆に富み、星新一らしい未来予測を含んだものが多かったように感じた。あと、恋愛や官能の描写は珍しいのかな?私は、今まで読んだ方が好きかな。

  • 生前に単行本でははぴっぴょうしなかった作品を没後にほかのひとがまとめた話に、デビュー以前の処女作『狐のためいき』など初期作品を加えて一冊にまとめた本。文章や物語の作り方を見ていると「なんとなくこれは初期の作品っぽいな」などと推測はできるのだが、惜しむらくは、どの作品が没後のもので、どの作品が初期の作品なのか、それぞれの作品が終わった後に簡単に出良いから書いておいてくれていれば、親切だったように思う。異色なのは「火星航路」ただし、おもしろいわけではない。

  • この本の前に読んだ本が割と体力を使う本だったので休憩のように手に取った一冊。
    没後の作品集「気まぐれスターダスト」を再編集し、デビュー前の処女作や文庫未収録のものも集めた一冊。なんてことは全く知らず、星新一の本という理由だけで手に取ったがそういう背景を知って読むことができて面白かった。特に処女作「狐のためいき」は、切なさも感じたがどこか自分も普段感じている、他人に対して何か違うなあと感じていても言えないもどかしい感覚を覚えた。また、この作品はあまり星新一らしくないようにも感じられ、その『らしさ』という点では、「悪夢」「Q聖人来る」「収穫」のあたりがすごく『らしさ』を感じられたと思う。いずれにしてもどの作品を読んでもハズレはなく、星新一の著書の読みやすさ・皮肉めいた面白さ、何冊読んでも飽きないなあと改めて感じた。

  • 星さんのこの内容。本当、未来を予言したような内容が今更ながらすごい。

    ファンタジーのようでファンタジーとも言い切れないショート短編集。読みやすく、また、予言が当たっているようなそんな肌寒さすら感じさせてくれます。

    あとがきに、中学生や小学生なんかもちょっと背伸びして読む大人の文庫。ライトノベルから初の大人小説への背伸びにぴったりの一冊。と、あったが、確かになるほどなと思う。下ネタもかなりあるからなんとも言えないが、まぁ、その頃には大方いろんな想像はついてるだろうし、このくらいはよしと。

    やたらいろんな人とセックスをする惑星の話にはなかなか感慨深いものがあるが、確かにそういう考え方もある。と視野を広くもつにはいいよね。いや、良くはないけど、それはその常識の中の1つという、ありとあらゆる世間があることを知る。という意味でも、本当、ショートなのに深い星さんの一冊。毎回考えさせられます。

  • ブラックユーモアのきいた話が多い印象。ほかに読んだ星作品が二冊だけなので、最後にまさかな終わり方をするショートショートが多いとしか思っていなかっただけにこの一冊にはやられた。
    表題の最後の一行はなんとも怖い。神様とか天使って人を見守るって印象しかなかったけど、天使によって徹底管理された世界というのも嫌だなあ。
    禁断の実験もタイム・トラベルした過去世界で起こらないはずの出来事を起こすという禁忌を描いたものをはじめSFを扱ったものが多い。今までの作品よりも少しだけ大人が読むことを意識した作品選びになっている。

  • 読了日 2015/1/29

    星新一制覇の旅第3弾。

    一番最後の「解放の時代」に非常に困惑した。

  • いまいちキレがない気がした。

  • 『火星航路』がよかった。著者の作品のなかでは長い部類に入るかな。退屈な宇宙船生活で生まれた淡い変化がなんとも純粋でほほえましく、最後は少し胸が熱くなった。
    宇宙旅行という近代的な舞台設定、時代を感じる文体と口調。相反するこの2つが、かえってロマンチックな雰囲気を作り出していた。

  • 中学生時代、「ボッコちゃん」を先生方が朗読して以来、摩訶不思議なその世界に魅了され、星さんのファンになりました。

    残念ながら、こちらは何故か読みづらくて、半分程のところで挫折してしまいました。
    ひょっとしたら、私にはSFすぎたのかも知れません。

  • ちょっと他のに比べると大人向け?な感じ。

  • “「常識」を知らない者は「非常識」を表現できない“と言った奇行人 星 新一。
    上場会社を経営して騙され辛酸を舐めた星 新一。
    前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星 新一。
    彼の処女作など単行本に収録されなかった作品を没後に集めた作品「気まぐれスターダスト」を再編集し、1001編到達後の作品を追加収録した一冊。

    今更ながら科学の進歩は凄まじい。
    人の欲望を究極まで突き詰めたらどうなるのか?
    そんな未来予想図を描いた作品「天国からの道」が強烈です。
    役人臭い天使が一生懸命営業をかける滑稽さの後に待つ、痛烈にシニカルな結末に打ちのめされます。

    ほかにも、災難に逢う人間が鮮やかに大逆転する「悪夢」や、頭脳優秀で恋愛をバカにする鼻持ちならない男女を宇宙船で共に過させる「火星航路」も見逃せません。
    特に「火星航路」は恋愛話のようで、いろいろ深いです。
    “世界は統一されるより区別されている方がなにかと便利で親密的である”なんて憲法学者の言うようなことがさらりと述べられています。
    “大衆はうすのろだ。幸か不幸か、議論すら持ち出さない。これこそ幸福の証拠だ”
    なんてことも数行でしか触れていませんが、なかなか深いと思います。
    それで結局“大衆は、ひとに勝つことより、宇宙の神秘を知ることより、他人の色恋の話に一番興味を示す”みたいなテーマを持ってくるあたりに苦労人 星 新一のクールな人間臭さを感じました。

    星 新一は世の流行、風俗を作品に一切反映させなかったので、世代問わず誰でも楽しめます。

  • 星新一さんの本は本当に何回も読み直している本です。特にこの本の表題作は本当におもしろかったです!

  • ちょっと長めのもあった。「悪夢」が1番スッキリしてて好きでした。あとは「大宣伝」、「疑惑」も私好みのお話でした。やっぱ星新一、おもしろいです。

  • なかなか面白かった
    一番面白いんじゃないかな。

    でも三原則に反してないかい?

  •  単行本に収録していなかった作品を集めた没後の作品集の再編版。

     読んでみると、星さんがタブーとしていた性描写をこれでもかというほど含んだ作品があったり、わりと長めの恋愛ものの作品があったりと、あまり他の文庫では味わえないテイストの話がそろっている。アウトレットな作品集、とでもいうべきか。ファンなら十分楽しめる内容と思う。個人的には「ぼくらの時代」と「禁断の命令」が好き。

  • 昔は、ラノベとかなかったので、大人の本(?)の読み初めって、星 新一さんとかだったかも・・・。最近、SFって、やっぱり苦手で、読むのに時間がかかってしまいましたが、ショートショートは、やっぱり魅力的♪
    ふざけた感じの小説は苦手だけど、「解放の時代」のような、くだらなさは好きww

  • ・レンタルにて。
    ・ショートショート。個人的にはほかの作品のほうがすき。
    少し難解ですっきりできなかったものがいくつかあり。

  • 「珍しい客」「狐のためいき」が最高に良かった!おもしろかった!星新一がたまにこういう、SFじゃないものを書くと、胸がワクワクしてすごく楽しい。
    そしてセックス三昧の「解放の時代」www
    ひたすらにセックスの説明してる話も他の本にあったけど、星新一たまにこういうことするよねww読みながらクスッと笑ってしまったww
    最初から最後までおもしろかったです!

  • 久しぶりに星新一を読んだ。小気味よくて、ちょっと怖くて、少し笑えて、夢中になって文字を読むひと時を久しぶりに味わえた。

  • 星新一は風俗的描写を徹底的に省いているため、いつ読んでも古さがないんだという。
    う〜む確かに。いつ読んでも新鮮なかんじがする。

    ある意味衝撃的な話が入っておりました。

  • 禁断の実験の設定が時間の歩き方そっくり
    やっぱり星新一さんは天才か

  • 子供の頃愛読した星新一。

    今作は未収録作などが集められた作品集ということで、久々に手にとってみました。

    表題作の「天国からの道」が好きでした。
    まさに人間風刺の最骨頂。
    子供の頃、”こんな風に人間を風刺した作品を書きたい”と感動したことを思い出します。
    それにしても、こんな過剰サービスがあれば、死ぬのも楽しみになるかもしれません。

    これまでに読んでいた作品とは趣の違うものもあって、新しい一面も知れました。

    好みでない作品も結構ありましたが、全体としてやっぱり星新一。
    楽しい読書時間をいただきました。

  • 面白いと思う短編もあったけれども、全体的に楽しめなかった。

  • 『火星航路』が新鮮でした。星氏はこうゆうお話も書いていらっしゃったのですね…

  • [BOOKデータベースより]

    前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星新一。長い作家生活のなかで単行本に収録していなかった作品を集めた没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集。デビュー以前の処女作「孤のためいき」など初期作品と、1001編到達後の「担当員」を収録。さらに、文庫未収録のショートショート6編を加える。「まだ読んでいなかった」作品をそろえた、愛読者必携の一冊。

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