天国からの道 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098517

感想・レビュー・書評

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  • 星新一のショート・ショート集。

    前にも書いたかもしれませんが、随分と昔にこんなことを既に書いていたんだ、というのがちらほらあって面白かったです。

    果たして星新一が卓越した眼を持っていたのか、それとも人間が変わらないだけなのか……なんて考えるだけ野暮ですね(^_^;)

  • どの話も最高におもしろいです。

  • 割と初期の頃に書かれた作品(なのかな?)を集めた作品集。
    持ち味の潜んだ毒ではなく、
    かなりあからさまな毒があります。
    それと、貴重な星さんのデビュー作が載ってます。
    作品終わりに作者コメントあり。
    星さん曰く、「学歴で作品が書けるわけじゃない」。
    仰る通り。
    オススメは、『Q星人来る』。

    「全く、一日中音楽、音楽だ」
    「音楽に支配されているといった感じだ。きっと最初は娯楽のために考え出したんだろうが、今では逆に音楽に支配されてしまっているんだな。住民たちはそれに気がついていないのかしら」

    非常に、考えさせられました。

  •  前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星新一の愛読者必携の一冊。<br><br>

     2007年最後の一冊は、星新一でした。読みやすいし皮肉だし風刺的で面白い。奥が深い作品達でした。<br><br>

    2008年の読書目標は<br>
       「一ヶ月に小説10冊・評論1冊・映画0.5本」<br>
    あくまで目標だけどね。良いお年を!

  • 「まだ読んでいなかった」作品をそろえた、愛読者必携の一冊!!
    単行本に収録していなかった作品を集めた没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集
    デビュー以前の処女作「狐のためいき」(作者のメモ有り!)など初期作品と、1001編到達後の「担当員」を収録

    平成17年9月1日発行

    天国からの道・禁断の実験・友情・ある声・悪夢・けがれなき新世界・平穏・つまらぬ現実・原因不明・ぼくらの時代・火星航路・Q星人来る・珍しい客・狐のためいき・担当員・収穫・壺・大宣伝・禁断の命令・疑惑・解放の時代

    天国からの道は、途中に最初の設定から変わってしまったところがあって、「あれ?」って感じで、星新一作品読んでいてはじめての体験(むむむむ…困惑笑)
    あとは、いつも通り!!! 今の時代に読んでも全然違和感がないのがすごいっ!!!

  • 初の星新一。ショートショートをいくつか見て気になり完読。文章の雰囲気も背景も何もかもが独特でまさに星新一ワールド。初めてだったが面白く読めたと思う。また違う星新一作品を読んでみたい。

  • 星新一は良いねえ

  • 星新一さんの本は本当に何回も読み直している本です。特にこの本の表題作は本当におもしろかったです!

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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