- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101100012
感想・レビュー・書評
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初めて小川未明の童話を読んだのは
中学一年生のとき。
こんなのぜんぜん童話じゃないと思った。
大人になってよむと、
ああこれは童話だなぁとおもう。
この世界が好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても大切にしている本です。独特の世界観をもった童話で、話ひとつひとつに余韻が残ります。
この本を読んだ後は、すべてのものに命や使命や感情があるように思えてくるのです。本当にすてきな一冊です。 -
何の心配もない温かな夜に。
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行間を読ませる童話。
大人が読んだ方が感じるものがある。ずっしりとした重みのあるメッセージを、童話の箱を借りて軽やかに届けてくれる。「砂の町」に思い入れがある。 -
小川未明の童話は映画作品のような美しさがある。静かで、少し儚い。カメラがぐーっと引いて風景を映し出すような終わり方も心地良い。どの作品も素晴らしく、面白い。
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日常の中の非日常が体験できた。
人はあるきっかけで改心して善い人になれるし
思いやりある話だった。 -
どこか暗く寒く切ないイメージの童話が多いですが、なぜか読むと心が落ち着きます。ハッピーエンドじゃなく、勧善懲悪でもないから、逆に心に響くんだと思います。
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童話を作るには子どもの心が必要だと感じた。
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2019.5月。
ちょっとずつちょっとずつで、やっと読み終えた。この中に人間の美しさも醜さも、いろんなものが潜んでいるよう。心の奥底に眠る不安定なものを突かれるような怖さも。 -
通勤電車のなかで片手にちんまり収まったスマホなんかで読むべきものではなかったかもしれないな。もっとじんわり味わえば、もうすこし良さがわかったのかな?
日本の童話の基礎をつくった立役者なのかなとは思うけれど、なんというか「…だから何?」という感じの話が多い気がした。そこが短編の妙なのかもしれないけど、うーん。
同じ時代の浜田広介のほうが全然好きだー。