「困った人間関係」の精神分析 (新潮文庫 お 32-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101101125

作品紹介・あらすじ

こんな人、周りにいませんか?親切でも煩わしい人、上司にだけ尽くす受身人間、几帳面だが頑固者、甘えん坊女、嫉妬深い男、くよくよ人間、だらしがない人、グズにせっかち、ひきこもりからネット中毒、熟年離婚-。「困った人」は、「困った人間関係」が作り出す!職場や学校、家庭で悩んでいるアナタ向きの、精神分析による人生相談本。

感想・レビュー・書評

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  • ひとつの事例がコンパクトにまとめられていて読みやすかった。

  • 身の回りにいる「困った人たち」はなぜ困った人なのか、を精神分析した本。思わず、いるいる、と思ってしまう人達がたくさん出てきます。

  • 実にわかりやすい。
    複雑な人間関係は、わかりやすいことばかりではないが、フロイト流の分析を通過すると、問題の原因が見えてくる。
    人間と人間の関係性がどのように困った状況を引き起こすのか理解しやすい。
    例示される人々のネーミングがこれまたうまい。

  • 04.5.4

  • 精神分析的な解釈は読んでてどうしても…気持ち悪さを感じる。何でもかんでも、むりやり性的な衝動や母性に結びつけようとしている気がする。解釈の仕方としては面白いけど、あまり勉強したいとは思わない。自分がもし心を病んでカウンセリングを受けに行ったとして、この本に書いてあるような解釈でそれを説明されたら、その精神科医やカウンセラのことを信用できなくなるし、余計に気分を悪くすると思う。

  • 【目的】

    【引用】

    【感じたこと】
    父親との関係がうまくいかないのが、引きこもる原因?
    成長過程の自立が失敗。

    【学んだこと】

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著者プロフィール

1930年東京府生まれ。日本の医学者・精神科医、精神分析家。学位は、医学博士。1954年慶應義塾大学医学部卒業。1960年「自由連想法の研究」で医学博士の学位を取得。慶應義塾大学環境情報学部教授、東京国際大学教授を歴任。フロイト研究や阿闍世コンプレックス研究、家族精神医学の分野では日本の第一人者である。著書はいずれも平易な記述であり、難解な精神分析理論を専門家のみならず広く一般に紹介した功績は大きい。2003年没。主な著書は『精神分析ノート』(日本教文社,1964年)、『モラトリアム人間の時代』(中央公論社、1978年)、『フロイトとの出会い―自己確認への道―』(人文書院、1978年)など。

「2024年 『フロイト著作集第7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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