無人島に生きる十六人 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101103211

感想・レビュー・書評

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  • 出来過ぎなところもあるが、実話なのだ…

    知恵を振り絞った、感動のアドベンチャーストーリー

  • 物凄く上手く行き過ぎの話なのですが、本当の事なので仕方がありません。

  • あとがきを担当した椎名さんの言葉通り「16中年漂流記」
    みんなあまりにも素直で勤勉すぎる気がするが…
    嘘みたいな実話。

    無人島生活に悲観する感じはほとんどない。むしろ楽しんでいるようにみえる。もはやただの休暇。
    それが事実なのかもしれないがリアリティが逆にない。

    とにかく明るく前向きに読める本。

  • ポジティブで愉快な人間が1番だなー
    助け合って、怒らず、愉快に過ごす。
    こんな便利な日常でさえちゃんとできてないのに。。
    頭が下がります。
    ポジティブに、愉快に、一生懸命頑張ろ!

  • 1898(明治31)年、船が難破し無人島にボートで流れついた16人の日本人男性の実話(漂流物)。

    ちなみに、Microsoft社の表計算ソフトであるExcelで扱える日付(日付シリアル値)は、(デフォルトの「1900年を基準とした日付方式」の場合)1900/01/01以降なので、1898年は、Excelで扱えない日付である。(「1904年を基準とした日付方式」の場合も、1898年は扱えない。)

    さらに雑学として、Excelでは、1900/02/29が、1900/02/28の翌日、1900/03/01の前日として存在する(デフォルトの「1900 年を基準とした日付方式」の場合)。そのため、1900/01/01-1900/02/29の曜日が正しく表示されない。

    ●●●

    グレゴリオ暦法において、下記のルールで閏(うるう)年を定めている。
    (1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
    (2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。

    また、日本においてグレゴリオ暦は、明治改暦(グレゴリオ暦1873年1月1日を明治6年1月1日とする)で導入された。

    したがって、1900年は、上記グレゴリオ暦法における閏年ルールの適用対象であり、1900年は4で割り切れるが、1900年は100で割り切れて400で割り切れない年でもあるので平年である。すなわち、1900/02/29は存在せず、1900/02/28の翌日は1900/03/01である。

    なぜ、このような間違いが存在し、現在でも修正されていないかといえば、「Lotus 1-2-3などの他のスプレッドシートプログラムとの間の互換性を向上」することを目的としてExcelの日付システムが設計されたため、とされている。
    https://support.microsoft.com/ja-jp/help/214330/differences-between-the-1900-and-the-1904-date-system-in-excel

    平たく言うと、Windows用Excelを開発する際、すでに表計算ソフトとして市場で先行していたLotus 1-2-3との互換性を優先させ、Lotus 1-2-3の(1900/02/29が存在するという)間違いもわざと修正せずに受け継いだことになる。

  • 遭難者16人の内には若い実習生も混じっていたため、無人島でまず船長が考えたことは2つ。

    救出されたときに実習生が一人前の船乗りになっているように、年長者が先生になり講義を行う。

    もう1つは、不安にさいなまれやすい若者にはとにかく感傷にふける暇を作らない、作業をしたり勉強をしたりレクリエーションをしたり、とにかく1日中忙しく体を動かすことで、日本に帰りたいという望郷の念を極力起こさないように、夜は何も考えずぐっすり眠れるようにする。

    そして、約8か月の無人島生活から解放された彼はもちろん一人前の船員となって帰国しました。

    飲み水もない、木もない、食料もない無人島で彼らがどうやってサバイバルできたのか、そしてその後も必要とあればまだ10年は持ちこたえられたという持続可能な生活基盤をいかに確立できたのか、船長の優れたリーダシップ本としても読めますし、もちろんサバイバルのノウハウ本、冒険談としても楽しめます。

    本書は昭和16年から13か月間、少年誌に連載されたものを昭和23年に文庫本として出版されたものの、その後廃版となってしまったものを2003年に復刻したものです。

    さらに表紙裏の島のカラー地図が冒険心をくすぐります。

  • 生き方を考えさせられる。
    いかなる時でも(本書の中では、遭難して無人島に漂流した時でも)、人間らしい生活を送ることこそが生きる糧となるということを再認識させられる一冊。

  • 明治30年代に南洋諸島の調査探険に向かった16人乗りの帆船が遭難し、ミッドウェー近辺の無人島に漂着、数ヶ月を何とか過ごし、全員生還するという話。昭和16年に少年誌向けに書かれたもの。
    遭難物ではあるんだけど、明治30年頃の空気が感じられるんですよ。
    「何年か無人島生活をして、ただぶじに帰っただけでは、日本国に対して、めんもくがあるまい。」とか。あつい。
    ちなみに青空文庫でも読める。

    原著が『龍睡丸漂流記』として明治36年に発刊されていたので、そちらも入手してしまったがなかなか手ごわいです。

  • 非常に面白い/ 間接的に日本という国をよく顕している/  実話とは思えない

  • 明治31年に本当にあった話。龍睡丸の太平洋の珊瑚礁での座礁。
    海カメ牧場作ったりー正覚坊、アザラシと交流ー危うく悲しい別れに…、アホウ鳥との戦い、島でワサビ?を栽培して刺身に使う。うーん、強い人達。
    文章が簡単なのですが、そこが爽快さに繋がる異質な漂流モノ。
    椎名誠氏&私の母推薦!

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