- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101104126
感想・レビュー・書評
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読み始めた。もう文体から面白い。「ネタバレで台無しになるような小説は元から大した価値はない」などと普段は過激なことを言ってるんだけど、この小説はネタバレされたくない笑
そのくらい面白い(?)
ぱっと見お堅い文章なのに序盤からこんなに引き込めるリズムの文章を書けるのはさすが。ついでに聞いてもいない業界事情をこれでもかと語り続けるところもさすが。一文がやたら長くてくどいにもかかわらず、表現力が高すぎてそれをまた別の魅力に変えてる。こんな文章書けたらすごいけどもう一般人と会話するのは退屈でしょうがないだろうな
読み終わったらまた追記。
読み終わった。やばいオモロすぎる。もっと早く読めばよかった。山﨑豊子天才か?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
華麗なる一族
著作者:山崎豊子
発行者:新潮文庫
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
富と権力をめぐる人間の欲望と愛憎劇。 -
銀行間の乗っ取り合戦かと期待して読み始めたが、どろどろとした男女関係、親子関係の話が主なので、好みに合わず、挫折。
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白い巨塔が面白かったのでこちらも読んでみた。
主人公の万俵大介は表と裏が全然違うし、愛人を自分の家に同居させるし理解を超えた人だけど何故か嫌いにはなれない魅力がある。
世間には名門として映る万俵家にも綻びがあり、今後万俵家がどうなっていくのかとても楽しみ。 -
"華麗なる一族"
ネーミングが秀逸すぎる。
本当に華麗すぎるんですもの。
「住む世界が違う」とはよく言ったもので、政財界の人々などはわたしたちの目に触れないところで違う空気を吸って生活してるんだなあと感じた。
閨閥結婚、言葉すら知らなかったその世界に蔓延る渡世術は、「閨閥エリートの再生産」と作中にもあったように非常に「効率の良い」策略であることに違いはない。
子どもを駒としか思ってない親の勝手でしかないけど、実際にこういう世界はあるんやろうなあ。なんか血が通ってるとは思えない。。
妻妾同居どころか妻妾同衾というとち狂ってる環境も目が点になるわ。
「小が大を食う」合併は実現するのか。鉄平さんの高炉計画は恙無く進むのか。続きを取る手が早る。 -
まさしく華麗なる一族。
ただ、華麗さは見た目。
見た目の華麗さを保ち続ける事、その中で人間らしく生きていく事、そんなのが面白かった。
華麗じゃなくていい、そんな思いで読み終わる。 -
人物描写に舌鼓。
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昔のはなしなのか、現代にも通ずるものなのか、その世界にいる人に聞いてみたい。
相変わらず細かい描写で、情景がはっきりと浮かんで来る。どんどん引き込まれていく。 -
お正月に伊勢志摩でおいしいもの食べたいと思えるお話。