華麗なる一族(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104126

感想・レビュー・書評

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  • WOWOWドラマに長年応援しているアイドルが出演するということで気になっていた作品です。
    母親が昔から好きらしく、たまたま家にありました。

    ドラマをみてから読んだのでストーリーはスムーズにはいってきましたが、登場人物が多く、知らなかったら混乱したかもと思います。

    知らない世界なのであぁ、ありそう…
    とおもってしまいます。
    苦手なキャラ、好きなキャラできてきました。

    はやく続きを読みたいです

  • ドラマでは大介と鉄平の確執を中心に他の兄妹についてはあまり触れてなかったが、原作は弟の銀平や妹のニ子などの輪郭がはっきりして面白い。政財界の大物から末端の銀行員まで粒さに描かれているので、頭が混乱しそうだけどスケールの大きさは感じた。

  • 山崎豊子さんのドラマ化もされている作品。
    銀行頭取の万俵大介の財閥一族、奇怪な夫婦関係、親子間の確執、政略結婚に翻弄させる兄弟と企む女執事…。
    ザドロドロの財閥一族の運命やいかに。
    独特の山崎節で上巻楽しませて頂きました!

  • ドラマ放送時も原作を読んでからと思い、長年読んでみたいと思っていた作品でした。
    大企業が中小企業を飲み込む描写に山崎さんの反骨精神を感じ、同時に万俵家のホームドラマとしても楽しめました。
    父・大介と長男の鉄平との確執を読むうち、悲しいですが良い人ほど損をするものなのかもしれないと痛感させられます。
    没落華族出身の母・寧子が万俵家で受ける仕打ちも悲しいし、大介の妾である相子も、キャリアウーマンと言えば聞こえはいいですが
    結局万俵家の子供達を政略結婚させることでしか出世の道を見出せない女性に思え、時代が女性を認めてくれないことも悲しかったです。
    どの登場人物の人生も悲しくて切なかったのですが、中巻以降はもっと辛くなるみたいですね…(´・_・`)

    確かな筆致でとても読みやすく、わかりにくいところは例えが書いてあったりと
    山崎さんの力量はひしひしと感じられました。

    ただ、読みたい新作が多すぎるので
    あとは2007年版のドラマを借りようと思います。

  • これから読みたい本

  • 阪神銀行頭取、万俵大介。
    公家出身の妻寧子に、大介の子供たちの結婚を取り仕切る愛人相子。

    歪みまくっている華麗なる万俵家の行方は・・・

  • 再読。
    銀行の話が面白い。
    鉄平のキャラクターがあまり好きになれないんですよね。

  • 阪神銀行

  • 毎度のことだが、山崎豊子の凄まじいリサーチ力に、只々驚嘆するばかり。ストーリーに関しては、面白い、面白いのだが、不毛地帯を読んだ時のような引き込まれる感覚は乏しかったように感じる。まだ上巻なので、作品としての評価を下すには早いが、万俵家に立ち込める暗雲の気配がとても面白そうな雲行きなので、下巻に期待。

  • 昔からある本、いつか読もうと手に取るも、あまり自分の中では盛り上がらず。財閥の一族の当主、銀行の頭取が、息子達が、事業と人としての暮らしと、なんかスッキリしない。

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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