華麗なる一族(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104126

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  • 計算高く閨閥を広げていく万俵一族。そうやって、華麗なる一族はより力を蓄えていくが、どんなにきらびやかに見えても、そのなかにいる個々人は幸せそうには思えない 。
    幸せとは、家族のあり方とは、といろいろ考えて、少し重い気持ちになった。

  • 銀行間の乗っ取り合戦かと期待して読み始めたが、どろどろとした男女関係、親子関係の話が主なので、好みに合わず、挫折。

  • 美馬さんエリート官僚でこの結婚ありえない。舅のために何やってんだ。山崎豊子作品てなんでこうも女はイロモノなんだろう。鉄工所の一ノ瀬親子とか猪撃ちの話はさわやかなのに性生活の話になるとドロドロ。鉄平まで爽やかに発散するらしい。なんか嫌なことあったのかな。大介みたいな家で二人のおなじみの女と毎日交わる男いるかな。万樹子の学生時代の普通の恋愛があんなに痛手になるなんて隔世感。

  • 業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きをまえにして、上位銀行への吸収合併を阻止するために必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、しょうが大を喰う企みを画策するが、その裏で阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構<銀行>を徹底的に取材した力作。(フックカバー裏表紙より)

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

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