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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
さすが事前取材が圧倒的で緻密な人間ドラマ構成。悪が生き延び善が滅びる。相変わらず表現は冗長だけれどストーリーが強すぎてどんどん読んじゃう。
中下巻を4時間かけて一気読み。この小説の出来事は本当に霞が関や銀座で日夜起きてそうな想像を掻き立てられる。アサーティブな敬語のやり取りに、煮えたぎる欲望や打算が裏にどんどん出てくる。自分のような一般ピーにはある種の諦めを感じさせるほど血も涙もない連中をリアルに表現し、官僚・政治・財閥の生臭さを感じざるを得ない。資本主義とは一部の人間の幸せのために法治国家において格差を歴然と認める制度なのは認めざるを得ないようだ。世界各所で格差デモが起こっている今日、こんな矛盾をはらみつつも力強く資本主義は続いて行くんだろうなあ。
銀行合併をめぐり、かなりドロドロとした内容で、まさに「悪」と「善」 が対象的に描かれてますが、最後の場面で、登場人物の1人が「人間性を置き忘れた企業は、いつか、何処かで必ず゛躓く時が来るというのが、私の信条です」というセリフがあります。
リーマンショック前は日本の企業は、このセリフと正反対の状況であった思います。
企業活動や営業活動も、理想論ではなく、今やこの考え方で活動しなければ、必ず躓くと思います。
その気持ちを大切にしていきたいと思います。
少々偏見やステレオタイプが過ぎるように感じることもあったが、その分わかりやすいストーリー展開でかつ読み応えのある作品だった。巨大な闇の底には何も残らなかったような、虚無感のある結末が良い。
上巻を読み始めてから1か月少々、ドラマで一度観ていたため人物像がイメージ出来たため読み易かった。 三巻読み通してみて、万俵大介のビジネス戦略は実に見事なものであった。「小が大を食う合併」たる常識外の構想を描き、上位都銀である大同銀行の構造的対立問題(生え抜き派VS日銀天下り派)を上手に利用して対等合併に持ち込み、新銀行の頭取に就任するのである。そのために犠牲となった家族(阪神特殊鋼を利用された鉄... 続きを読む »
やっぱり鉄平かわいそすぎ。そこまでやるか大介。企業人としての厳しさ以前に、この年にこのような銀行合併小説を書いた、山崎豊子の取材力に脱帽。
父、万俵大介の計画に翻弄される万俵一家を取り巻く壮大なストーリーを絵が描いた、言わずとしれた名作。
長男の鉄平がかっこよすぎです。技術にこだわる鉄鋼マンに憧れて、鉄鋼会社に一時は行こうとした程。
閨閥結婚、鉄鋼、大蔵省、幾つもの都市銀行などは時代を感じさせてくれます。
父や兄弟の心情がうまく書かれていて、非常に楽しめました。読みやすいです。そして、納得のいく最後のシーンは必見。
凄いとしか形容の出来ない小説だ。
登場人物ほぼ全員が完全な肉食。己が欲望に忠実に突き進む。
そこに今流行りの草食系が入りこむ隙は一寸もない。
情や倫理観を投げうち、ひたすら自分の為に動く人達ばかりだからこそ、人生の儚さみたいのが如実に表されていた。
悪が善を食い尽くす、そしてさらにその奥にはさらに巨大な悪がいる。
まるで社会の縮図の様な小説だからこそ、真面目に生きる姿勢を信じたくなりました。
山崎豊子は面白い。ストーリーがしっかりしてて、もちろんあのリアリティーというか、緻密さというか。読んでて飲み込まれる。ただ、鉄鋼の事故だけはなんか、ほんの少しストーリーとして、違和感を感じた。それを差し引いても、最後の数ページは特によかった。面白い。
文庫の裏のあらすじで鉄平が自殺することをネタばれされたのだけが残念。
上巻の最初が新年のあいさつで始まり、万俵家の華麗さが引き立てられている一方、下巻最後にはそれがひっくりかえされる。書き方の妙である。
ドロドロとした策略や人間関係を見ることができ、おもしろかった!!
最後はやっぱり面白かった(・Д・*)。いい感じに息抜きできたから、そろそろゆっくり勉強をはじめよう!!
山崎豊子は、まったく初めてやったけど、これはヤバい。ハマるわ。
ドロドロとした人間関係も非常に勉強になります。
2011.2.24読了。
鉄平の自殺に心が痛んだ。
ずっと辛かったよね、頑張ったね、と。
寧子さんも母親として何かもっとあっただろうし、相子さんも自分を守るために必死に生きているんだろう。
大介も、大介で幸せとは言えない。
家族がちゃんと家族でなければ、皆が不幸になる。哀しい。
山崎豊子氏に感服!
もうこんな作家さんは現れないのではないかと。
まだまだ、書き続けて欲しい。
華麗なる一族を事実上終焉に導いた万俵鉄平の猟銃自殺は
田宮二郎の人生を終焉に導いた猟銃自殺と相まって
今更ながら様々な憶測を招いたことは周知の事実である。
田宮の件であたかも万俵鉄平を実在しているかのように思わせ、
尚更に作品を際立たせている。
万俵鉄平を仲代達也ではなく田宮が演じていたとしたら
果たして田宮の自殺はなかったかもしれないし、
もっと早まっていたかもしれない。
そう思うとキムタクは単なる視聴率稼ぎ役か?
北大路欣也が一之瀬四々彦役から出世したことを思うと
仮に田宮が生きていれば誰役が合うのだろうか?
そう思いながら読み終わりました。
購入者:宇都宮(2007.3.13)返却:(2007.6
27)
貸出:矢北(2007.10.12)返却:(2007.11.12)人の本当の幸せって?お金持ちな生活には憧れますが、この本の登場人物ほとんどうらやましいとは思えなかったです。その人にとって大事だと思えること、それぞれの価値観の問題だとは思いますが、むなしくなりました。物語の世界観はすごくよく作りこまれていたと思います。
貸出:丸橋(2011.12)返却:(2011.12)
いままで張られた伏線は見事に回収、あぁ…そういうラストか…。凄くドロドロしてたもんだから、ウキウキハッピーには終わらない気がしていたが。良作っていうのは年月を経ても古さを全く感じさせないものなんだな。

毎日毎日、飲み会飲み会と凄いヴァイタリティだなと。
働きたくなくなりました。
上にいる人はこういう人ばっかりなのかな、と。
そして結局、国に勝つことはできないのかと。
マクロの視点とミクロ...





