女系家族〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 山崎豊子
  • 新潮社 (2002年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104317

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • えげつなく面白かったです(笑)
    大阪を舞台にした小説を大阪にいるうちにもうちょっと読んでおこうと思って、手にとった本です。
    (電子書籍なんで手には取れないんですが)。

    1960年代と思しき大阪。老舗の木綿問屋が舞台。
    代々女子ばかり生まれ、能力のある男を婿にとって続いてい女系家族。
    つまりは女性が権力を持っているわけです。
    冒頭、当主の葬式から。奥さんはもう死んでます。
    という訳で相続争い勃発。
    ①わがままで婿取りを嫌がり嫁に行ったのに離婚して出戻ってきて長女として惣領のプライドを持つ長女。
    ②長女の割を食って婿取りし、家に残っている次女。
    ③若くてまだまだぶらぶらしている三女。
    ④その三女を取り込む、分家の叔母。
    ⑤三代に仕えすべての商売を知悉している老いた大番頭。
    ⑥長女のバックに着く、野心家の若い踊りの師匠。
    ⑦死んだ当主が囲っていた妾。
    などなどが怒涛に入り乱れる。えげつない心理描写。欲望のエレクトリックパレード(笑)。よく取材されたディティール。
    面白くないわけがない。さすが山崎豊子。

    しかしまあ・・・えげつないったら(笑)。ザ・ドロドロ。でも語り口は絶妙のサスペンス。
    そして小説ならではの心理描写の醍醐味。
    うまい。

    で、あと、当然地名などが大阪なんでちょっと面白い。
    あと、関西弁ってこうなると、効果抜群。

    一つ悔やまれるのは和服の知識があったら、倍くらい面白いだろうな、ということ。
    女性陣の服に意味や心意気が溢れている。んだろうな、きっと。

    多分、電子書籍でどこでも読めるので、下巻も怒涛に読んでしまいそうな予感。

    実は何年か前に米倉涼子さんでテレビドラマになったらしいんですが、不勉強で全く知りません。
    ただまあ、こりゃあ、原作の方が面白いに決まってるなあ、と勝手に感じながら読んでいます(笑)。

  • 大阪老舗矢島屋連續三代都是女系迎娶養子,先代過世之後,三位女兒開始爭財產,分家的叔母芳子也加入戰局,而負責處理遺產的管理人大番頭宇市似乎也想暗地使出五鬼搬運A一筆,檯面下陷入一片烏煙瘴氣。此時發現父親的小妾文乃懷孕,讓遺產繼承變得更複雜。久久沒讀山崎的大阪商家故事,方言還是當地人寫最自然流暢,會話寫得非常出色,人心險惡的交戰讀起來也有一種刺激驚悚的感覺,果然山崎的作品總是有相當的水準。

  • 久しぶりに山崎豊子さん。
    社会派で重厚な作品の多い山崎さんだが、この作品はちょっと違う角度かもしれない。

    大阪の老舗矢島家は、代々跡継ぎに婿養子を迎える女系家族。
    その四代目である嘉蔵が亡くなり、莫大な遺産を巡る三人の美しい娘たちと大番頭、嘉蔵の妾、娘たちを取り巻く人々の愛憎劇。

    簡単に書くとこんな感じで、遺産を巡る諍いが繰り広げられる。
    美しい娘や大阪の富裕な家庭という一見「細雪」みたいな華やかで美しい物語の設定ではあるけれど、繰り広げられるのは遺産を巡る争いなので、華やかではあるが美しくはない。生々しくいやらしい。
    また、莫大な遺産を巡る争いではあるが、「犬神家の一族」のような血で血を洗うような惨劇も起きない。
    物語の展開としては金融業界と親子の隔絶を描いた「華麗なる一族」のような、しっかりした社会派なものだ。

    ところで、この作品は「にょけいかぞく」と読むし、わたしも女系と書いてにょけいと読んできたのだが、どうやら違うようだ。天皇陛下の退位(退位もおかしいとは思うが)に関してや後継問題などの報道の際、大抵のニュースで女系天皇(じょけいてんのう)と言っている。
    女系って、じょけいって読むんだ、知らなかった、とかなり衝撃を受けた。
    わたしが使うiPadでも、にょけいでは変換出来ない。
    知らなかった。
    いつからそうなったの。
    昔からなの。
    わたしと山崎豊子さんが間違っていたの。

    と、思ったわけだ。

    そんなこんなで下巻へ。

  • レビューは下巻にて

  • 女三姉妹と妾で繰り広げられるドロドロの遺産相続。そして、鍵を握るしたたかな番頭。

  • こわ。矢島家ろくなやつおらん。
    宇市腹黒すぎるやろ。

  • レビューは下巻にて。

  • 入り婿に愛人がいる場合、たいてい嫁が性格がよろしくない鬼嫁で、その家族もロクでもなくて、愛人は清楚で慎み深い美人っていうのが定番よね。

  • 娘3人の醜い相続争い。

  • やはり最後の展開はそうでしたかと。。。

  • 藤代さんのキャラクターがイマイチ定まってないように感じる。

  • 再読。
    すごく生々しい。人間の欲望ってこんなに汚いものか。さすが豊子先生。描写が細かいなあ。
    古い関西弁?のせいもあって、より一層、登場人物がネチネチいやらしく思える。。せっかくお金持ちのお家に生まれたお嬢さまなのに、遺産相続争いで感情剥き出しとか、ほんと台無し。。上品さのかけらもない。普通の家に生まれてよかった。。
    面白くって一気読み。再読だし先日のドラマ再放送も見たから結果は知ってるんだけど、やっぱり下巻が楽しみ!!

  • さぁ、下巻だ♪

  • 面白くて一気に読んでしまった。
    作品に出てくる日本の美、景色、食事、着物を実物として思い浮かべることができなくても(着物の種類など知らないし)、その贅沢さ、美しさを感覚的に感じられ、ひきつけられる。

    女性の強さとは、欲と直結していて怖い、けれども人間らしく、そして美しいと感じられる作品である。

    暫くの間は、愛犬に話しかけるときに「~でおます」といってしまうだろう。

  • 山崎豊子ここにあり。

    女性ならではの豊かな情景描写で登場人物の感情の機微を巧みに描いてます。強欲、憎しみ、嫉妬、色欲など人間のギトギトした生々しい本性を遠慮なく盛り込んでいてぐいぐい物語りに引き込まれました。

    登場人物のキャラも立ってるし、物語りも骨太で文句なしです。

  • 死んだ父の遺産を巡り
    娘三人+父の妾+遺言執行人で
    争う。

    自分が損をする
    =相手よりも取り分が一円でも少なくなることを認めない。
    ものすごいプライドの応酬。

    全ての遺産を把握している遺言執行人が一番有利に思える展開だが、父の妾の存在が気になる。

  • 女系家族の怖さを思い知る一冊。

  • 遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。
    格式ある船場の老舗の相続をめぐる色と欲と駆け引きが最後にどんでん返しがある。

  • 姉妹モノはいいですね。
    御嬢さんたちの着物や暮らしぶりの描写が楽しい。

  • 難しい言葉や表現が多かったけれど、ドラマを見ていたおかげで飽きずに読めた。

  • 実は、ドラマではものすごくお世話になってるのに、山崎豊子さん読むのは初めてです。

    彼女の代表作を改めて検索すると、松本清張らと並び、なんと多くの作品が映像になったものかと驚かされます。

    この女系家族も以前米倉涼子バーションのドラマは見てましたが、職場の同僚が読んでて面白がるので借りることにしました。
    (そしたら先週から再放送してるのでびっくり!もちろん録画してます!)

    只今上巻を読み終えたところですが 藤代がいいですねー
    気位が高くて鼻持ちならない感じなのに、肝心なところは世間知らずでお嬢様。愛すべきキャラクターです。
    下巻も楽しみ☆

  • 女系一族の「総領娘」がどんな立ち位置なのか、読み進めるうちだんだんわかってきた。お店の実務にノータッチながら、最大の権力者ということね。遺産相続をめぐる三姉妹、大番頭、突然明らかになった妾、更にそれを取り巻く人々の戦い。そのドラマもさることながら、関西の名家のお嬢さんの言葉使いや習慣、和服の装いの描写なども味わいました。

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